職員の不祥事が相次ぎ、組織改革を進めている京都市が、
実際には達成されていない改革項目を達成したかのように見せる
嘘の資料を議会に提出していたことが分かりました。
京都市では昨年度、ゴミ収集を担当する環境局の職員を中心に不祥事が相次ぎました。
勤務時間中に、職場に持ち込んだ私物で遊ぶ姿も見られました。
京都市は、ゴミの収集作業が終わる午後2時から退庁時間の午後4時半まで、
ほとんど仕事がないという甘い勤務体系に問題があると認め、見直しに着手しました。
その結果、標準的な作業終了時刻を以前より1時間遅らせた午後3時10分だとする資料を議会に提出。
職員が勤務時間内にしっかり仕事をするようになったとアピールしていました。
しかし、ANNの取材では、午後1時半に始まった作業は最も早い場合、わずか5分で終了。
最も遅い場合でも、以前と同じ午後2時には終わっていることが分かりました。
さらに、退庁時間前の職場で釣り具の手入れをするなど、
相変わらず仕事には関係のないことをしていました。
京都市は、「実態を隠そうとしたわけではない」と釈明していますが、
議会に虚偽の報告をしていたことで市の改革の信用性が問われています。
http://www.home-tv.co.jp/news/index.php?news_id=170628013