東京都渋谷区の温泉施設爆発事故を受け、可燃性ガスを発生する可能性がある
県内五十三の温泉施設のうち佐世保市内十一カ所について、同市は二十六日、立ち
入り調査を始めた。初日調査した二カ所ではいずれも可燃性ガスは検知されなかった。
県内保健所などは七月六日までに、県内すべての対象施設の調査を終えるとしている。
調査は、ガス爆発の恐れがある場合の換気などを義務付けた労働安全衛生法や
消防法に基づき実施。同市では、地下からポンプで温泉をくみ上げている場所や加熱
している場所、浴室といったガスが発生、または滞留しやすい個所でそれぞれ濃度を
測定した。
このうちハウステンボスジェイアール全日空ホテル(ハウステンボス町)の源泉は、
深さが約七百三十メートルと比較的浅いことから水溶性の可燃性ガス含有率が低かった。
ただ、ガス検査機器がなく、市の担当者は「今のところ問題はないが、ガス発生の可能性
がないわけではない」として定期的に検査するよう指導した。
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20070627/08.shtml