夏のレジャーシーズンを前に、滝や岩などが織り成す渓谷美で知られる東彼東彼杵町の
千綿渓谷・龍頭泉が二十七日、山開きした。
千綿渓谷には四十八の滝とふちがあり、龍頭泉はその一つ。龍頭泉の名は江戸時代、
大村藩に招かれた儒学者、広瀬淡窓が渓谷全体を龍(りゅう)に見立てて付けたとされる。
夏場は名物のそうめん流しなど、涼を求めて大勢の観光客でにぎわう。
太ノ浦郷の龍頭泉山の家であった安全祈願祭には役場関係者ら約三十人が出席。神事
の後、町観光協会長の紙谷町長が「龍頭泉は美しい自然や緑を満喫できる場所。安全を
しっかり確保しながら多くの人に楽しんでもらいたい」とあいさつした。
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji2/2007062701.shtml