東京都渋谷区の女性専用温泉施設「シエスパ」の爆発事故で、施設を運営する「ユニマットビューティーアンド
スパ」(港区)幹部が、警視庁捜査1課などの聴取に対し「温泉から天然ガスが発生することは想定していなか
った」と説明していることが22日、分かった。
天然ガスが発生する危険性を認識しないまま、ユ社経営陣が温泉施設を営業していた疑いが浮上した。
東京、千葉、埼玉、神奈川など首都圏の地下には「南関東ガス田」があり、地中深くから温泉をくみ出すと、溶け
込んでいた天然ガスが発生するのは業界では広く知られている。こうした認識もなく温泉事業に進出したユ社の
企業体質が厳しく問われそうだ。
捜査1課も、ユ社がガス発生を認識し十分な対策を施していれば事故を防げたとみて、押収資料の分析や関係者の
事情聴取を重ねるなどして、さらに調べる。
ソース
nikkansports.com
http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20070622-216457.html