【政治】年金問題解決に「社会保障番号」導入 安倍首相の意欲の裏に機会を狙っていた関係省庁と毎日新聞

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1春デブリφ ★
 安倍晋三首相が年金の給付漏れを防ぐ手段として社会保障番号の導入に意欲を見せたことに、機会を狙っていた
関係省庁から「千載一遇のチャンス」との声が出ている。年金、医療、介護とバラバラに個人情報を管理している
番号を統一すれば給付漏れは起きにくくなる。ただ、番号導入の主な意図は医療費抑制にあるのに、年金記録問題
を機に持ち出すのはおかしいとの批判も出そうだ。

 社会保障番号を導入すると、転職、転居したり結婚により姓が変わっても、一回届け出れば年金、医療、介護、
労働保険の各制度に反映される。一つの番号で全制度の手続きをすることも可能。政府も加入者の納付履歴や
給付実績などを一元管理でき、事務の効率化が進む利点がある。
 首相が給付漏れ対策として社会保障番号に言及したのは、転職時などの届け出漏れが減り、加入者も自分の記録
を確認しやすくなるため、ミスが起きにくくなるとの判断からのようだ。

 社会保障番号は過去に何度も検討課題とされ、小泉純一郎前首相時代に最も具体化に近づいた。ただ、その最大
の目的は、医療と介護で重複したサービスを受けている人をチェックし給付を抑えることにある。
(中略)
 個人の病歴までを政府が一元管理することや情報漏えいへの懸念、納税者番号制度へのステップになる、など
社会保障番号には根強い反対論がある。こうしたマイナスイメージを払しょくするには、年金給付漏れ防止策
として打ち出すのが効果的、と首相は考えたようだ。
 それでも、住民基本台帳の番号を流用するなら住基ネットに加入していない市町村の扱いがネックになる。
導入には個人情報問題以外にも課題が多い。

■ソース(毎日新聞)【吉田啓志】(中略部分はソースで)
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070618k0000m010056000c.html