八月にウクライナで約二十カ国が参加する「世界トレイル・オリエンテーリング選手権大会」
パラリンピック部門で、日本代表選手に選ばれた水野義幸さん(26)=大村市木場一丁目=
と蓮本勇喜さん(38)=同二丁目=が十三日、県庁を訪れ、金子知事に抱負を語った。
トレイル・オリエンテーリングは、公園などに設置されたフラッグ(目標物)群の中から、
地図に記された正しいフラッグをコンパスなどを使い選び出すスウェーデン発祥の競技。
五月に大村市で開かれた国内大会の成績などから、水野さんと蓮本さんら三人が代表に
選ばれた。
二人は車いす生活を送っている。デイサービスに通う水野さんは世界大会初出場。
身体障害者授産施設で真珠加工の仕事をしている蓮本さんは、昨年に続き二回目の
出場。昨年の成績は個人二十一位、団体六位だった。
水野さんは「ウクライナまでは遠いので、体調管理に気を付けて頑張りたい」、蓮本さんは
「昨年は満足のいく成績ではなかった。今年は上を目指したい」とそれぞれ抱負。知事は
「持ち前のファイトで頑張って」と激励した。
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20070614/08.shtml