《ESPIO!》バックナンバーより (
>>96の続き)
http://sv3.inacs.jp/bn/?2005010090433633009861.xp010617 <資料>
154―衆―安全保障委員会―9号
平成14年07月25日
○杉嶋参考人
(略)
私は、一九八六年の第一回の訪朝の後、同じ日本経済新聞社に勤
めている同僚記者に、内閣情報調査室と公安調査庁関東公安調査局
に連れていかれまして、その当局から日本の安全のために協力して
ほしいと懇請され、ささやかな愛国心から協力を約束しました。
内調で私を担当したのは、当時一課課長代理で防衛大学一期生の
内山實人氏と調査官の小島勝成氏でした。一方、公安庁は、担当官
が何人もかわりましたけれども、私が拘束される寸前の担当官は黒
岩和英氏と小林又三氏でありました。正直申し上げて、私は、この
人たちに協力することこそが、愛する祖国日本の平和と安全を守り
、祖国への忠誠心を示すことだと考えて協力に励みましたが、結局
彼らに裏切られた思いです。
といいますのも、この人たちは、特に公安庁に手渡した写真やビ
デオ、供述資料、これがことごとく北朝鮮情報当局に渡ってしまっ
ていることが取り調べの初期の段階で露呈され、慄然としました。
これはもう機密が漏れているというより、敵国側に情報提供するシ
ステムができ上がっているとしか言いようがありません。情報を保
管している部屋に出入りできるすべての職員が疑わしいとさえ言う
ことができます。私は、第三者機関によって徹底した調査が行われ
るとともに、利敵行為を働いた者には厳罰に処する法律を早急に整
備してほしいと思っております。
(以下略)
会議録 第154回国会 安全保障委員会 第9号(平成14年7月25日(木曜日)
http://www.shugiin.go.jp/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/001515420020725009.htm?OpenDocument