【自民党】 逆風かわし必死の与党 社保庁視察し叱責 民主攻撃の第2弾ビラも 年金不信解消の即効薬を見つけるのは至難の業

このエントリーをはてなブックマークに追加
1うし☆すたφ ★:2007/06/13(水) 16:43:41 ID:???0
★逆風かわし必死の与党 社保庁視察し叱責 民主攻撃の第2弾ビラも

 与党は七月に参院選を控えて、年金記録不備問題の逆風を少しでも和らげようと、躍起になっている。
 自民党の年金問題緊急調査対応委員会検証チームは12日、
都内の社会保険業務センターなどを視察した。

 視察団の団長を務めた茂木敏充副幹事長は、センターの職員に
「統合されていない記録が、ほかにあるのかないのかはっきりしろ」と厳しい口調で質問を浴びせた。
 茂木氏らはセンター側の案内を無視して、倉庫などを抜き打ちで調査する熱の入れよう。
電話相談を受けるコールセンターでは、電話が殺到しているのに、担当者が不在の
ブースを多数発見して、社保庁職員を叱責(しっせき)した。

 茂木氏は視察終了後、記者団に「ずっと非効率な仕事をしてきたという思いを持った」と語ったが、
社保庁に怒りの矛先を集中させるためのパフォーマンスという面もありそうだ。

 これに先立ち、自民、公明両党の幹事長を本部長とする与党の対策本部の初会合が、
国会内で開かれた。自民党の中川秀直幹事長は「与党の責任は国民のための
具体的な目に見える解決策を示して実行することだ」と強調。
政府と連携して、年金不信の解消に全力を挙げることで一致した。

 自民党は政府・与党の対応策をアピールするため、第二弾のビラを作製した。
 第一弾で不評だった菅直人・民主党代表代行に対する批判は削除。
その代わりに、政府・与党と民主党の対応を対比させて「完全支払いと抜本改革の与党か、
支払い先延ばし・問題先送りの野党か」と、政府・与党の対応策への支持を訴えた。
 与党が年金問題の対策に乗り出したのは、あまりの逆風の強さに政府を後押しする必要を感じたためだ。
野党の攻撃に対抗する理論武装を進めると同時に、社保庁の責任追及にも独自に取り組む。

 ただ、参院選までに、年金不信を解消する即効薬を見つけるのは至難の業だ。

東京新聞 http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2007061302023711.html