(前略)
「東芝の敗北宣言が出るのでは、と期待した方もいるのではないかと思いますが、そうはいかない」「なぜBDが勝ったと言えるのか、
個人的には不思議に思っている」「4月の米国HDプレーヤーシェアは66%。5月は70%を超え、圧勝だ」
藤井上席常務は発表会でいつも通り気勢を上げた。
一方で「(今年1月のCESで掲げた)2007年度に世界300万台、2007年暦年で北米180万台という目標は正直、
下方修正せざるをえない。次世代DVDの難しさだ」と率直に話した。「BD陣営が頑張って安いプレーヤーを
出してくれれば相乗効果が上がるのではと思っていたが、なかなか出てこない。BDも積極的なプライシングで
頑張ってほしい」と矛先はBD陣営に向いた。
米国ではHD DVDプレーヤー販売台数が15万を超え、プレーヤーに対するソフトの装着率は「BD1に対しHD DVDは4。
装着率の優位性は今後も揺るがない」(米Universalのケン・グラフェオ上級副社長)とHD DVDが圧倒している。
ただ、米国でHD人気は高まっているが、ショップも「テレビを売っていればいいという状況」
(藤井上席常務)で、プレーヤーまではHD人気が波及し切れていないのが現状という。「北米で180万台は難しいが、
なんとか07年暦年で最低100万台は売りたい」(同)と仕切り直す。
日本の現状も厳しい。「一番文句言われているのは日本のコンテンツ企業から。『プレーヤーが売れていないじゃないか』と」。
国内のHD DVDプレーヤー販売は1万台に達していない。米国でDVDと言えば「映画を観るためのもの」だが、日本では
「テレビ番組を録画するもの」。レコーダーの需要が際だって高い日本市場では、相対的に安価になったとはいえ数万円を
払って再生専用機を購入するユーザーは少ない。
(後略)
*+*+ ITmedia 2007/06/12[18:46] +*+*
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0706/12/news093.html ★関連スレ
東芝が新HD DVDレコーダ発売で「BDに勝ったとは言わないが、圧勝(笑)」と土下座せず
http://news22.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1181642224/