母親が15歳の息子のPCに仕掛けたキーロガーソフトで不審な関係に気付き、少年を食い物
にしようとしていたポルノ男が逮捕された。
英国の母親が息子のPCに仕掛けたスパイウェアで米国人男性との不審な関係に気付き、
息子が性的被害に遭うのを食い止めた。セキュリティ企業のSophosが報道された情報として
伝えている。
それによると、この母親は15歳の息子のネット利用を監視する目的で息子のPCにキーロガーソフト
を仕掛けていたが、相手の米国人男性の目的に気付き、英国の警察に通報。報告を受けた米国の
出入国管理当局が、英国行きの便に乗ろうとしていたジェイソン・バウアー被告(26)を逮捕した。
バウアー被告は英国の10代の少年たちとの間でポルノ写真やビデオを交換しており、少年に会う
ため英国に向かうところだったとされる。
同被告は児童ポルノ保持の罪で起訴され、9月に判決が言い渡される予定。最低でも5年の禁固が
言い渡される見通しだという。
今回はキーロガーソフトが子供の被害防止につながったが、この手のスパイウェアは法的問題を
引き起こす可能性もあるとSophosは指摘。「親が子供を監視する手段としてスパイウェアソフト
を宣伝している企業は多数あるが、一番いいのは家族がいる所にPCを置いておくことかもしれない」
とアドバイスしている。
2007年06月01日 09時00分 更新
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0706/01/news027.html