【東京】 オタク聖地どこへ行く 立川駅前「第一デパート」解体へ

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JR立川駅前で、多摩地域のランドマークを目指す高層複合ビルの開発計画が進んでいる。
立川市で最も高い約130メートルとなるビルは、平成24年度のオープンを予定。
しかし、開発地区の中心にある「第一デパート」内のテナントの撤退計画は、現在もはっきり
していない。プラモデルやアイドルグッズなど“マニアック”な品々を求めて集まる常連客も多く
、関係者の思いはさまざまだ。(楠城泰介)

 地権者らがつくる立川駅北口西側地区市街地再開発準備組合(清水哲男理事長)が策定した
計画案などによると、高層ビルは、第一デパートを解体したうえで、駅北口約6800平方メートルに
建設される。

 総事業費は約176億円で、地上35階、地下3階、延べ床面積は約5万6000平方メートル。
5階までは専門店街などの商業施設、9階以上はマンションになるという。

 第一デパートは、昭和41年に大型商業ビルとして開店。建物の老朽化が進んでいるが、
近年はプラモデルやアイドルフィギュア、テレホンカードなどを扱う独自路線のテナントが
注目を浴びている。

 それだけに、解体後のテナントの動向は気になるところ。

 秋葉原に集う「オタク」からも高い評価を受けている、プラモデルなどを扱う玩具(がんぐ)店
「コトブキヤ立川」は、解体後の予定は具体的には決まっていない。同店の広報担当者は
「色々な思い出はあるが、新たな展開を考えたい」。

 コミック専門店を第一デパートに出店している「オリオン書房」の広報担当者も、
「今後については検討していく」と述べるにとどめた。

 第一デパートの支配人は「耐震性などを考えるとやむを得ないだろう。古くなっているので、
そろそろそういう時期に来ているのかなあ…」と話している。

 立川市都市づくり課は「再開発をすべき地域。駅周辺では最後のビッグプロジェクトとして、
活性化に期待している」と、19年度中の都市計画決定を予定している。
http://www.sankei.co.jp/chiho/tokyo/070528/tky070528000.htm