【環境汚染】メダカも「学校崩壊」?

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◇PCB汚染原因 群れで異常行動 愛媛大・仲山助教ら調査
 脳や感覚器官に影響か 国際学会で来月発表へ


人体に有害な化学物質のポリ塩化ビフェニール(PCB) に汚染された餌を食べたメダカを、
汚染されていない餌で育ったメダカと一緒にすると、「スクール」 と呼ばれる群れが崩壊する
ことが、愛媛大学沿岸環境科学研究センターの仲山慶助教(環境毒性学)らの調査でわかった。
個体レベルでなく群れの行動にまでPCBが影響を与えた報告はこれまでほとんど知られていなかった。
研究成果の一部は、6月に香港である海洋汚染と環境毒性学に関する国際学会で発表する。

調査では、それぞれ餌1グラムあたり1マイクログラム、5マイクログラム、25マイクログラム、
125マイクログラムのPCBを混ぜたもので育てたメダカ3匹を、PCBを加えていない餌で育てた
メダカ3匹と一緒に、縦横約1メートル、深さ約10センチの水槽内で泳がせ、行動を観察、分析した。

その結果、5〜125マイクログラムの濃度の餌を食べたメダカのいるスクールでは、群れが
自然に分裂してしまう様子が観察された。健全な群れに比べ、スクールがまとまっている時間が
最低で4分の1に減り、群れのうちでの個体同士の衝突回数が最高で3倍近くに上がった。
さらに、PCB濃度が高い餌を食べたメダカのいる群れほど、泳ぐ速度が遅くなり、泳いでも
フラフラする傾向や、止まったり動いたりを頻繁に繰り返し、落ち着きがない傾向があった。

仲山助教は崩壊が起きる原因について、PCBがメダカの脳や感覚器官に異常を引き起こして
いる可能性があると推測。「互いの距離をうまくとれなくなっているのかもしれない。今後、神経系や
脳などを健全なメダカと汚染されたメダカで比較するなどして検証したい」としている。

メダカなどの小さな魚は群れを作ることで、外敵を発見しやすくして、身を守っているとされるが、
たびたび分裂する群れでは、その効果が下がることは避けられない。仲山助教は「野生では
生き残れない状態だ」 と指摘している。

朝日新聞
http://mytown.asahi.com/ehime/news.php?k_id=39000000705260004
2名無しさん@七周年:2007/05/28(月) 10:10:05 ID:lhbxY0v10
3名無しさん@七周年:2007/05/28(月) 10:10:06 ID:RJARjNFB0
4名無しさん@七周年
これがゆとりか