【社会】スローロリス４０匹を密輸　過去最高、成田空港で押収

2007年05月25日 19:37　【共同通信】
　ワシントン条約で輸入が規制されている小型のサル「スローロリス」を密輸したとして、
東京税関成田税関支署が今月上旬、成田空港で関税法に基づき日本人男性（３８）から
約４０匹を押収していたことが２５日、分かった。財務省関税局によると、このサルが１度に
国内に持ち込まれた数としては過去最高という。

　サルは動物検疫所側で保護した当初はすべて生きていたが、その後１０数匹が死んだ。
男性は税関側に「頼まれて持ってきた」と説明したという。

　世界自然保護基金（ＷＷＦ）ジャパンによると、スローロリスは東南アジアの熱帯雨林に
生息。ペットショップによると、日本国内で繁殖したものは１匹１０万−４０万円前後で
売買されているという。

　税関によると、男性は５月２日、バンコクから成田空港に到着した際、約４０匹を数匹ごと
入れた小箱をトランクに忍ばせていた。小箱には小さな空気穴を作っていたという。

ソース　http://www.47news.jp/CN/200705/CN2007052501000609.html