【話題】刑事裁判　目立つ無罪判決　「証拠」に厳しい目　裁判員制度導入と関連？

産経新聞　2007/05/21 10:08
http://www.sankei.co.jp/shakai/jiken/070521/jkn070521003.htm
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http://www.sankei.co.jp/shakai/jiken/070521/jkn070521003-1.jpg
依頼ありました
http://news22.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1179550249/339

刑事裁判　目立つ無罪判決　「証拠」に厳しい目

刑事裁判で無罪判決が目立っている。12人に一斉無罪が宣告された鹿児島の選挙違反事件で
明らかになった警察・検察のずさんな捜査はともかく、目を引くのは、「証拠」に対する裁判所の
厳しい評価だ。同じ証拠でも１、２審で評価が正反対となり、控訴審で逆転有罪となったヤミ献金
事件の元官房長官、村岡兼造被告（75）のように、「同じ証拠でも光の当て方によって違う判断が
出る」（刑事裁判官OB）ケースも見られる。証拠評価の厳格化に、裁判員制度の導入との関連を
指摘する法曹界の見方も出ている。

不採用

「被告と犯行を直接結びつける証拠はない」。女性10人に対する準強姦（ごうかん）致死罪などに
問われた織原城二被告（54）に東京地裁は4月、“不思議”な判決を宣告した。大半の起訴事実を
有罪とし無期懲役判決を下しながら、ルーシー・ブラックマンさん＝当時（21）＝を死なせた事件に
ついては無罪としたのだ。

直接証拠がないため、検察は他の女性への事件との類似性など状況証拠を積み上げ、ルーシー
さん事件も被告の犯行と立証した。この手法に、裁判長は「何らかの形で関与したことに疑いは
ない」とまで被告の関与を疑ったが、直接証拠の乏しさから「被告の犯行と認めるには合理的な
疑いが残る」と検察側主張を受け入れなかった。

2月には京都地裁が、寺の修行僧宿舎に放火した罪で起訴された修行僧に無罪を宣告。これも
直接証拠の乏しい捜査だったが、火災報知器が作動した際、宿舎にいたのは被告だけだった
という状況証拠や、被告の修行僧に「動機」を認めて起訴していた。
（以下に続く）

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（>>1の続き）

裁判長は、宿舎に被告が1人でいたという状況証拠を「犯人と推認させる事情」と一定の理解を
示しながらも、（1）他にも単独行動の機会がある修行僧がいた（2）被告と同程度に動機のある
修行僧もいた−などと疑問点を挙げ、「犯人と断定できない」。状況証拠を積み上げた捜査には
厳しい感の残る判決となった。

信用性

物証の乏しい事件では、自白への比重が高くなる。だが、自白や関係者供述を裁判所が「信用
できない」と判断する判決も目立つ。

名古屋地裁は2月、名古屋市発注事業の談合事件で競売入札妨害罪の市元局長ら2人に無罪を
宣告。「部下の職員の供述は整合せず、信用性に重大な疑問がある」と裁判長。検察側の立証を
「不十分」とした。

3月に放火罪の男性に無罪を言い渡した大阪地裁は、「自白の信用性は非常に低い」とし、「自白に
頼り物証を軽視した悪しき捜査の典型」と捜査を非難した。

事故の刑事責任を追及する過失事件では、立証のポイントである「予見可能性」を厳格にとらえる
判断が続く。三重県沖で操縦ミスのため旅客機が乱高下して乗員1人が死亡、13人が負傷したと
される平成9年の事故で、元機長は1月、1審に続き名古屋高裁でも無罪が言い渡された。検察側は、
元機長が自動操縦を解除したのが事故原因と訴追したが、裁判所は「被告が意図して故意に
解除したとは認定できない」と判断した。

兵庫県明石市の人工海浜の陥没事故でも、当時の国と市の担当者4人に無罪。「事故は予測
できなかった」とした神戸地裁は「誰も刑事責任を問われないことに、素朴な疑問が生じることは
想像できる」と無罪への違和感に理解を示しつつも、「予見可能性を緩やかに認めるのは、
構成要件を不当に拡大する」とくぎを刺した。

（以下に続く）

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　|　 　　 　 （__人__）　 　 |　大学卒業の後に店長となりました。しかし貴社の
　＼　　　　 ｀ ⌒´　　 ／ 　　刺身の上にたんぽぽを乗せる仕事に憧れて
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､.　　前の仕事を辞め、今に至ります。
:　 　| 　';　＼_____ ノ.| ヽ　i
　 　 |　　＼/ﾞ（__)＼,| 　i　|
　 　 ＞　　 ヽ. ハ　 | 　 |｜

（>>3の続き）

酷評

鹿児島地裁は2月、公選法違反の罪に問われた被告12人全員に無罪を言い渡した。「客観的証拠は
まったくなく、買収資金の原資も解明さていない」。読み上げられる判決は、事件の“存在”そのものを
揺るがせ、検察側は控訴すらできなかった。警察庁は当時の県警本部長を処分し、県警と地検が
謝罪会見するところまで追い込まれた。

佐賀県旧北方町で女性3人の他殺体が見つかった「北方事件」。1審無罪の被告に、福岡高裁も3月、
無罪判決を出した。昭和53年以降、検察側が死刑を求刑した被告が1、2審とも無罪となったのは
初めてだ。「決定的な客観的証拠は皆無」と裁判長。「この程度の証拠で被告を有罪とするのは
刑事裁判の鉄則に照らしてできない」とまで述べ、捜査を酷評した。

（以下に続く）

ただ単に、やる気のない検察官が増えただけかと・・・

（>>5の続き）

■「市民、理解できるか」裁判員制度を意識？

目立つ無罪判決に、平成21年5月までの導入が予定される裁判員制度との関連を指摘する声がある。
裁判員になる可能性のある一般市民に、「客観的な証拠」の重要性を認識してもらう▽裁判所が、
一般市民のレベルで有罪を合理的に説明できるかどうか、意識を変えてきた−というものだ。

甲南大法科大学院の渡辺修教授（刑事訴訟法）は「これまではプロ裁判官が、警察・検察が提出した
証拠で一応の『有罪』を説明できる程度の証拠があれば、プロ同士の判断として有罪を取っていた。
しかし、裁判員裁判が始まると、一般市民の良識から見て合理的な説明ができなければ、無罪と
せざるを得なくなる」と指摘する。

裁判所は、現在進行中の裁判員裁判の模擬裁判などを通じてこの流れを先取りしている−と、
渡辺教授はみる。

裁判員制度が導入されると無罪判決が増えるのではないか−。そんな予測を感じさせる「データ」
がある。一般市民が裁判員として参加する「模擬裁判」が昨年11月、東京、千葉、盛岡の3地裁で
行われ、いずれも「1人の目撃証言以外に有力な証拠がなく、被告は無罪を主張している」との想定で、
同じ「強盗致傷事件」を審理した。

その結果、懲役10年が求刑された東京地裁では、裁判員6人のうち2人が無罪、4人が有罪と判断。
裁判官3人は有罪との意見で、結局、懲役6年の有罪判決が出た。

だが、千葉地裁では裁判員6人全員が「犯人との確信を持てない」と主張。裁判官3人は有罪の
判断だったが、多数決で無罪判決となった。盛岡地裁でも「決定的証拠がない」などとして、裁判長
以外の8人が無罪を支持した。

（了）

うしろめたく無い人は証拠を残す工夫をして生活しるw
GPS携帯で位置を記録。キャリアやプロバイダに記録が残ればアリバイになる。
あちこちの防犯カメラに出来るだけ映るようにして、その事を覚えておけ。
それで冤罪はかなり減るんじゃね？

でも、裁判官がそのロジックを理解出来ないかもしれない？

しかし日本の場合無罪判決に検察官が上訴できるのがなあ。

司法制度改革の時に禁止してほしかった。

>>8
アリバイ作りをしているのは自分が犯人だからだ、と判断されて
通常より刑が重くなります

>>8
検察にとって都合の悪い証拠はもみ消されるからいっしょだよ。

取調べの可視化を試験的にするのも、全編録画するわけじゃなくて、
警察や検察の都合のいいところだけしか録画しないわけだしね。

だいたい、証拠の提出を拒むんだぜ、日本の検察って。
それこそ犯罪だと思うけどね。

こういうネタは全然盛り上がらないねぇ

だからホリエモンは無罪だって
証拠がなくて怪しい証言しかないんだから
そういやあれから動きがないな…

「疑わしきは罰せず」ってやつだろ？
これが正常な流れじゃないのかな。
日本は治安が良いとか検挙率が高いとか言うけど、今考えてみると
その陰で冤罪が横行してただけなんだろうな。

>>12
2ちゃんねらーの多く特にニュー速＋板の住民は逮捕＝犯人という思考に凝り固まっているからでは。

>>14
検察は罪の軽い事件は起訴猶予で見逃してきたし、勝てる事件しか起訴してこなかったから有罪率が高かったのだよね。
だから間違った捜査が行われると冤罪になりやすいとも言えるのだろうが。

>>15
まぁ、ねらーは、逮捕と同時に銃殺、死刑とかって反射的に書き込む人らが殆どだと思うし。

憂さ晴らし、ガス抜きの場だしね。

>>11
>だいたい、証拠の提出を拒むんだぜ、日本の検察って。
>それこそ犯罪だと思うけどね。

それって、共犯者と変わらん様な気が・・・・・。

マスミたん悔しがってるだろうな
高裁までいったものがひっくり返るのはまずあり得ないし

>>18
マスコミが犯人視報道してしまうと裁判官もそれに逆らうのは容易ではないと思う。
無罪にしようものなら国民が反発するし自らの出世にも響く。

痴漢えん罪の場合、訴えた女性の言い分を全面的に信用して有罪にする。
女性に触れたのなら、女性の衣服の繊維が付着するはずなのに、警察は
客観的証拠を集めることをしようとしない。

まあねぇ

痴漢は現状を鑑みると全部無罪にすべきだと思う

ただ賭博や風俗が大手を振ってまかり通っているのに今更って気がしないでもない

もう日本て終わってるんだよ

ミラーマンの陪審員やりてぇｗ

>>19
松本サリンの河野さｎも、もしもオウムが暫くおとなしくしてたら、
あのまま逮捕→起訴→有罪判決だったんんだろうな。

>>23
河野さんは、「もし陪審制だったら、自分は有罪だったろう。」と言ってた記憶がある。
事件直後の報道とかで完全に犯人扱いされてて、そのイメージで陪審員も判断したろう、
ということで。

裁判員制度は陪審制とは全く別物だけどな

>>24
その河野さんが最有力だとマスゴミにリークのは警察幹部。
オウムに強制捜査が入った後でも、河野さんを真犯人だと追い続けた刑事がいたそうな。

>>26
世間を納得させることができる容疑者を引っ張らないと、「怠慢」とか
「能なし」とか叩かれるから、警察の自己保身のために、誰か生け贄に
なる一般人を探しただけなんだろうね。

そういう姿勢が、結局は真犯人を逃がしてしまうことに繋がるわけだが、
警察にとってはどうでも良いことなんだろう。

警察は生け贄をでっちあげるのも論外だけど、

検察がそれをでっちあげだ、って言えないのが問題じゃないのかな。

確か、警察の拘留期限って短かったから、仮にそれでズサンになったとしても、

検察はその後起訴まで時間があるし、裁判まではもっと時間があるわけでしょ？

なんでちゃんと、でっちあげであるかどうか調べようとしないんだろうね。

警察と仲違いしたくないから？　

それとも単に怠慢なのかな？

まあ無罪はいいが、国はちゃんと国賠をしろよな。
刑事訴訟で無罪になっても、国賠訴訟は、ほとんど原告側が負けているというこの矛盾。

>>28
>確か、警察の拘留期限って短かったから、仮にそれでズサンになったとしても、
どれだけ長くしようとも警察は杜撰。
未だに自白偏重主義がまかりと通っている。

>なんでちゃんと、でっちあげであるかどうか調べようとしないんだろうね。
>警察と仲違いしたくないから？　
>それとも単に怠慢なのかな？
無能を隠すために増やした書類で自らの首を絞めている状態。
警察側の（腐ったプライドからの）抵抗もある。

河野氏が最も疑われないところにいた
オウムの裏ラスボスじゃなかったの？

痴漢は無罪でいいと思うが、
ミラーマンは有罪でいいよ。

民事ですら行政に都合の悪い判決を出すと僻地に左遷されるしな。
美しい国だこと。

>>33
そうか？
国破れて３部ありの藤山は、そういう判決頻発しながらもかなり長い間そこに留まってたし
移動した先も同じ地裁の医療部門、さらに今は高裁で判事やってるよ。

3部から34部への異動は、明らかな報復人事だわな。
それに藤山の場合は、名が知られる前の10年ほど前にも東京高裁の判事をやってたし、
むしろただの判事になったことで、判決への影響力が低下したという見方もあるね。

一般的には素人が関わると刑がキツクなると思われがちだけど、
専門家は軽くなると見るほうが多いわな。
で、無罪奉免されてすぐ再犯しちゃうのが増えるってか。

なんか昔と違って
世の中が信用できなくなっているけれども

これは訴訟に関しては
検察官の言うことが信用できないと言う認識に繋がっていると思う

それに、検察側も世論の後押しで
有罪に持ち込めなさそうな案件でも訴追してるんだろ

疑わしきは罰せずか

>>37
>それに、検察側も世論の後押しで
>有罪に持ち込めなさそうな案件でも訴追してるんだろ

細かい事件は知らんが、
全体的な傾向として、検察は勝てない裁判はやらんよ
有罪率９９％もその御蔭

証拠主義は当たり前なわけで、今までがお手盛りすぎたんだろう。
模擬裁判はあまり意味がないね、心象に関する要素が含まれなければ、実際の法廷とは大きく異なるはず。

>>39ロス疑惑でｸﾞｸﾞﾚ。証拠０なのに当時セレブ（今万引きで裁判中）の容疑者が嫁の暗殺を依頼した事になっていた
何でそうなったのかは後世の視点では意味不明過ぎて真相不明

>>33
人事権は実質内閣が握ってるから行政様には逆らえない。

有罪率９９．９パーセントが異常すぎるだけだろ

勝ち目のない起訴はしないだけだろ