【フランス】サルコジ夫人「ファーストレディーは真っ平」その華麗なる経歴

「ねーニコラ、朝よ、起きて起きてー」
と言って俺の布団の上にぺったんと座って揺すっているのは俺の妻、セシリア。
「なんだよ……きょうは公務は休みなんだぞ。寝かせてくれよ」
「ダメだよっ。お休みでもちゃーんと起きないと、お寝坊さんになっちょうんだから」
「つーかセシリアよ」
「？　なに？」
「お前って本当に小学生みたいな体型なのな」
下から見上げても起伏のない体の線に、俺は苦笑する。
「んもー！わたし、気にしてるんだからそんなこといわないの！」
枕でぼふっと顔を叩かれ、息ができない。
「ニコラが悪いんだからねっ！早く朝ご飯たべちゃってよねっ！」
セシリアはぷりぷり怒ってダイニングに戻ってしまった。
体だけでなく性格も子供っぽいセシリアだが、実は俺の自慢の妻だったりする。