【論説・産經新聞】「さあ、河野氏の出番だ」 慰安所を軍が管理しなければ安全面で問題があったと産經新聞・客員編集委員の花岡信昭

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1丑幕φ ★:2007/05/02(水) 10:23:06 ID:???0
★【花岡信昭の政論探求】さあ、河野氏の出番だ

 安倍晋三首相の初訪米は慰安婦問題をめぐる「謝罪」の旅の様相をも帯びてしまった。
一国の首相にこういう屈辱的な役割を演じさせた張本人から、自身の政治責任を語る声が
聞こえてこないのはどうしたことか。
 河野洋平衆院議長である。あの「河野談話」は韓国当局からの「強制性を認めてくれれば収拾できる」
という要請に基づき、「官憲による強制連行」が確認できないまま、政治的判断で出されたものであることは
周知の事実となっている。
 今回のマイク・ホンダなる議員によって提出された決議も「河野談話」を下敷きにしている。
万一、下院で採択されたら、法的拘束力はないとはいうものの日米関係に計り知れない打撃を及ぼす。
「20世紀最大の人身売買事件」というのだから、あきれはてる以外にないのだが、だれも知らなかった
マイク・ホンダの名前は世界的に知れ渡り、これで次回当選も間違いない。他国をいかに誹謗中傷しようとも、
自分の選挙を最優先と考える政治家のいやらしいサガがにじむ。
 安倍首相の訪米で情勢の変化が見られるにせよ、下院採択の事態を完全に回避するためには、
河野氏の出番しかない。あのときの政治判断は誤りであったと認め(必ずしも表明しなくてもいい)、
静かに衆院議長を退任し、さらに議員辞職までやれば、これは完璧)だ。米側の反応は一変しよう。
これで河野氏は、国家の危機を救った元自民党総裁として歴史に名を残すことになる。
(中略)
自分たちの国家で「戦争と性」がどのように扱われてきたか、そこに思いをはせる人間的器量にも欠けている。
 あの戦争の時代に、多くの女性を悲惨な境遇に追い込んでしまったことへの真摯な思いを抱くのは当然だ。
 だが、当時は公娼制度があったこと、そのための業者がいたこと、そして兵士は慰安婦にカネを払っていたこと、
慰安所を軍が管理しなければ安全や衛生面で問題があったこと…そうした基本的な事実も知らない記者が
少なくないというのだから、まさに世界的規模の「報道の危機」である。(以下略)(客員編集委員 花岡信昭)

産經新聞(一部抜粋) http://www.sankei.co.jp/seiji/shusho/070502/shs070502000.htm