★普天間移設手詰まり 再編合意あす1年
【東京】外務、防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会(2プラス2)で、
在日米軍再編が最終合意されてから5月1日で1年が経過する。2本のV字形滑走路を
備えた普天間飛行場代替施設をめぐっては、政府案を基本に移設推進を図る政府と
沖合へ修正を求める県や名護市の間で落着点を見いだせず、手詰まり状態が続く。
海兵隊とその家族のグアムへの移転や嘉手納飛行場より南の基地の返還も代替施設建設の
進み具合などと相互に結び付く「パッケージ(一括方式)」とされており具体的な
内容の公表を含め大きな進展はない。
最終合意によると、2本の滑走路の長さは各1800メートルで2014年までの
移設完了を目指す。グアム移転と嘉手納飛行場より南の基地返還に関しては在沖海兵隊8千人と、
その家族約9千人の移転完了後に普天間飛行場、牧港補給地区、那覇軍港、キャンプ桑江、
陸軍貯油施設第一桑江タンクファーム、キャンプ瑞慶覧の一部を返還。
キャンプ瑞慶覧の返還面積はまだ示されていない。
5月1日(日本時間2日)の2プラス2では米軍再編に関し前年の合意を再確認、
米軍再編推進法案の衆院通過など、この1年の動きを報告する見通しだ。
琉球新報
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-23391-storytopic-3.html