★あなたの描く能力は? 6月に初の漫画能力検定
・京都や龍馬、時刻表、明石・タコなどユニークな検定が次々と生まれる中、6月に
「漫画能力検定(漫検)」が誕生する。知識を問う形式が多い従来型の検定とは
異なり、漫画を描く能力を評価する検定だ。検定人気が高まるなか、主催者は
「漫画文化の発展につなげたい」と意気込む。だが「創造的な行為を評価できるの?」
といった声もあるという。
漫検は、出版や各種の検定を手がける「JAGAT」(本社・東京)が実施する。
全国約100の大学、専門学校に漫画科や漫画コースが設けられ、約700の高校に
漫画研究会(同好会)があるなど、漫画を勉強している人は相当数いるとされる。
だが客観的な評価基準がないため、同社は「趣味で漫画を描いている人たちも
含めて自分の実力を知ることができるように」と実施を決めた。
これまで各種の検定を実施してきた経験からノウハウをもつ同社のスタッフと、
漫画の専門学校の指導者らが、レベルの設定や問題の出し方、採点基準などを検討。
指定された条件に合わせて、キャラクターを描く「漫画キャラクター検定」やストーリー
漫画を描く「漫画ストーリー検定」、指定の技法で描く「漫画技法検定」などがあり、
それぞれ1〜3級のランクを設けた。
同社の牧野常夫社長は「創造的なものを点数化することに批判はあるだろうが、
客観に近い基準ができたと思う。定着させ、漫画文化の底辺拡大につなげたい」と話す。
初回検定は6月17日に東京(お茶の水女子大学)と大阪(東大阪大学)で行われる。
受検料は、検定項目ごとに各5000〜7000円。申し込みの締め切りは5月25日。
(一部略)
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/topics/48865/