トリカブト:山菜と間違え食べ、一家3人が入院−−大館 /秋田
県は18日、山菜と間違えて猛毒のトリカブトを食べた大館市の一家3人が、
歩行困難や舌のしびれなどの食中毒症状で入院したと発表した。
いずれも快方に向かっている。
トリカブトは県内に広く自生しており、山菜を採る際は注意するよう呼びかけている。
県内でのトリカブトによる食中毒発生は02年4月以来5年ぶり。
県生活衛生課によると、60代の男性と50代の妻、80代の男性の母が12日、
朝食で「山菜のおひたし」を食べ、体調を崩した。
おひたしにしたトリカブトの葉は男性が11日、青森県内で山菜採りをした際に
「ニリンソウ」と間違えて採ったものだった。
男性に同行した山菜採り仲間2人はニリンソウを採った経験があったが、男性は初めてだった。
同課は「この時期はトリカブトは花を付けず他の植物と見間違えやすい」と話している。【津村豊和】
毎日新聞 2007年4月19日
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/akita/news/20070419ddlk05040321000c.html