三重県中部を震源とした強い地震で、震度5弱を記録した同県伊賀市の今岡睦之市長(67)が当日の15日、
災害対策本部が設置されたにもかかわらず、同県名張市内で行われたゴルフ大会で、伊賀市議らとプレーを続けていたことが、わかった。
今岡市長は災害対策本部長だが、終日登庁しなかった。
今岡市長は、読売新聞の取材に、「ゴルフ大会は交流を深める定例イベントで、『半公務』のようなものだが、今考えると軽率だった。
伊賀市の幹部職員が1人抜け、さらに自分が抜けると、(名張市側の)残り2人に迷惑がかかると思った」と話している。
市によると、ゴルフ大会は、伊賀、名張両市の懇親目的で、今岡市長や両市議、両市幹部職員ら約30人が参加した。
午後0時19分に地震が発生し、約20分後、今岡市長は市の担当者から災害対策本部を設置するとの連絡を受けた。
今岡市長は被害状況を確認し、市幹部と相談。
しかし、被害が少ないことを理由に、一緒にプレーしていた幹部らを市役所に戻したが、自分自身は午後5時ごろまで全ラウンドを回った。
その後の懇親会にも出席、そのまま帰宅したという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070417-00000201-yom-soci