■【能登半島地震】ニートやるね、復旧作業に汗
「久しぶりにいい汗かいたな」。就労経験が乏しく引きこもるなどしていた
「ニート」と呼ばれる若者たち9人が、能登半島地震の被災地の石川県
輪島市を訪れ、ボランティア活動に参加している。
ニートの就労を支援する若者自立塾のひとつ、大阪府泉佐野市の
特定非営利活動法人(NPO法人)「おおさか若者就労支援機構」が
「外の世界に目を向けるきっかけになれば」と活動を企画した。
塾生の9人は21〜32歳の男性。支援者10人とともに12日、大阪から
約7時間かけてバスで現地に入り、2グループに分かれて、
地震で傾いて危険なブロック塀の取り壊し作業を行った。
「せーの、引っ張れー」。塾生5人が担当したのは高さ約3メートル、幅約18メートルの
民家の塀2つ。ロープを掛けて引き倒し、ハンマーで細かく砕き袋に詰めた。支援者の
作業を最初は遠巻きに見ていた塾生たちは、促されてハンマーを持つと、持ち方に
迷ったり体がふらついたり。それでも、次第に熱中し作業が速くなり、家主の男性から
「どうしようと思って悩んでいた。助かった」と栄養ドリンクを差し入れられると、はにかんだ笑顔を浮かべた。
作業開始から2時間、活動終了時間になってもすべては片付かなかったが、
同法人事務局長、加藤秀樹さん(24)の「帰るまでに絶対終わらせようや」という声に、
塾生たちは無言でうなずいた。就労経験は大学時代にコンビニでアルバイトをしただけ、
卒業後は引きこもりを続けていたという塾生(30)は「いい経験だった」と汗をぬぐった。
産経新聞 (2007/04/13 17:11)
http://www.sankei.co.jp/shakai/wadai/070413/wdi070413004.htm ※関連スレ
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http://news22.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1176386132/l50