【社会】 オービス通過後“ねずみ捕り”2段構えで速度違反摘発…大阪府警

このエントリーをはてなブックマークに追加
1 ◆rotiEKAY.k @ろちかφ ★:2007/04/07(土) 14:53:09 ID:???0 BE:237960252-2BP(332)
速度違反自動取締装置(オービス)を通過した途端に加速するドライバーを、その先にこっそり設けた
移動式オービスで捕捉する新しい摘発作戦に、大阪府警が今月から本格的に乗り出した。
オービスの設置地点はインターネット上で情報が出回り、ドライバーの多くはその地点だけ減速して
取り締まりを逃れているのが実情。

府警は、こうしたドライバーの〈油断〉に着目。全国ワースト1の交通事故死者数抑制につなげたい
考えだが、ドライバーからは「そんな世知辛いことまでするか」とのぼやきも。
一般的にオービスと呼ばれるのは、道路上の橋梁などに固定された「レーダー式オービス」。
通過車両に投射し、跳ね返ってきたレーダーの周波数などから速度を計算、併設のカメラで速度超過
の車両の写真も撮影する。

設置場所や台数について、府警は「高速道路を含む数十台」としか明かしていないが、インターネット
上では設置場所の住所一覧などを掲載したサイトが多数存在する。市販のレーダー探知機も普及し、
「取り締まりの実効は上がっていない」という。
実際、昨年の府内の速度違反取り締まり件数のうち、オービスによる摘発は4%弱にとどまり、全国
的にも同水準。このため、オービス通過後に安心してスピードを上げやすいドライバーの心理に注目
し、数十〜数百メートル先の目立ちにくい道路脇にひそかに移動式の小型オービスを設けて取り締ま
ることにした。

移動式オービスは、“ねずみ捕り”と呼ばれる小規模取り締まりで使う「光オービス」。違反車両の
撮影ができず、警察官を配置して取り締まる必要があるが、レーザー光線を使うためレーダー探知機
が反応せず、ドライバーに気づかれにくい。
府警は今年初めから、数路線で、試験的な取り締まりを約20回実施。短時間にもかかわらず毎回、
違反車両が相次ぎ、効果が確認できたことから、今月から府内全域で本格実施することにした。

新作戦について、兵庫県警や京都府警の担当者は「そこまでやるのは聞いたことがない」と驚くが、
大阪府警は「検挙したドライバーからは“だまし討ち”などの声もあるが、摘発されなければスピード
を出してもいい、という誤った意識を徹底的に変えたい」としている。(一部略)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070407it06.htm