農林水産省と厚生労働省は6日、神戸港に3月20日に着いた米国産牛肉の貨物に日本向けで
ない牛タンが含まれていたと発表した。「生後20カ月以下」の証明がなく、両省は輸入条件違反と
して出荷した工場からの輸入を停止した。
貨物は米食肉大手、カーギル社のドッジシティー工場(カンザス州)が出荷した冷蔵タン250箱
(約2トン)。製品名などを記載した証明書(米農務省発行)に記載のない肉4箱(24キロ)を輸入
業者が見つけ、3月28日に動物検疫所大阪出張所などへ連絡した。
肉にはスペイン語の表示があり、米政府に問い合わせたところ、日本向けではないと分かった。
誤って混載されたとみられ、米側が詳しい原因や月齢を調べている。特定危険部位の混入は
なかった。カーギル社の対日輸出認定施設は5工場。ドッジシティー工場からは昨夏の輸入再開
以後345トンの輸入実績がある。
2月にも月齢証明のない米国産牛肉が届く事例があり、両省は出荷した工場を輸入停止している。【
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/afro-ocea/news/20070406k0000e030067000c.html