シカゴ――オオカミに近いとされるコヨーテが3日午後、シカゴの「サンドイッチ店」に堂々と
正面ドアから入り、ジュース類などを保管する冷蔵庫近くに座り込む珍事があった。
シカゴ・トリビューン紙が報じた。
開けっ放しのドアから進入してきたもので、野生らしい。体長などは不明。入ってきた「目的」
も分かっていない。同店の経営者によると、コヨーテは店内などを見回していたものの、
攻撃的な行動は見せなかったという。
従業員や客は静かに店外へ向かったものの、食いかけのサンドイッチを最後まで片付け、
携帯電話カメラでちん入者を撮影する剛の者もいたという。
動物保護局の係員が駆け付け、約40分後に捕獲した。おとなしかったという。店の周りには
野次馬が集まっていた。
シカゴの動物保護当局によると、市内では毎年、10匹─15匹のコヨーテが捕まる。特に
活動が活発になる春に多い。サンドイッチ店のコヨーテは、負傷などしていなかったら、
生息地に適した環境に戻す方針。
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