◇県審議会 里親や施設拡充答申 養護必要とする子増加
児童虐待の増加などで社会的養護を必要とする子供が増えている現状に対応するため、
県社会福祉審議会は27日、里親を増やすことなどを盛り込んだ答申「社会的養護を必要と
する子どもたちのために」を堂本知事に提出した。知事が2005年9月に諮問していた。
答申では、社会的養護を必要とする児童が2016年度までに約200人増加すると試算した
上で、里親手当の引き上げや研修などサポート体制の充実を提言。
さらに、児童相談所の児童福祉司を増員し、県有地の無償貸与や財政支援により満杯状態と
なっている県内の児童養護施設の整備促進を図るよう求めている。
同審議会の「社会的資源あり方検討委員会」の柏女霊峰委員長(淑徳大教授)は「サービス
の量と質の整備は待ったなしの状態。早急な改革が必要だ」と話している。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news003.htm