・首都圏では22日、東京都と神奈川県で知事選が始まった。東京では8年間続いた
石原都政が問われる選挙戦となる。これからの4年間、五輪を招致してより「強い東京」を
つくるのか、福祉などに力を注ぎ格差をやわらげることが先決か。
「私の不徳で、やましいところはないんですけれども、説明不足で随分中傷を受けました」
自民、公明両党が支援する石原慎太郎氏は、出陣式で、弁明の言葉から切り出した。
事務所には「東京再起動。」のフレーズやポスターが張りめぐらされた。
ライバルの浅野氏については、「陣営には、不毛な大学紛争を起こした連中がいるようだ。
この価値観の人たちに東京を預けると、取り返しがつかない」と批判。最後に両手をあげ、
深々と礼をすると、大きな拍手が沸いた。
民主、社民両党の支援を受ける前宮城県知事の浅野史郎氏は、自ら都選管に立候補の
届け出を行った後、新宿で第一声をあげた。
「石原都政は言動も政治姿勢も傲慢そのもの。失われた8年を取り戻すために私は立ち
上がった」。東京五輪の招致も「近隣諸国に見せつけるための国威発揚の五輪は
今必要でしょうか」と批判。「情報開示度が最下位付近をうろうろしている『見えない都政』を
あと4年我慢できますか」と訴えた。
共産党が推薦する元足立区長の吉田万三氏は、志位委員長や都議らとともに第一声。
次々と暮らしや福祉、障害者の予算が削られた」と石原都政を批判した後、「都民の暮らしが
大変な時に、大規模開発を目的とした五輪計画は白紙に戻すべきだ」と主張した。
自ら立ち上げた「共生新党」党首として届け出た建築家の黒川紀章氏も都庁近くの路上で
第一声。「知事経験はないが、50年にわたって都市計画に携わってきたことを生かし、ガラス
張りの都政を目指す」と述べた。
発明家のドクター・中松氏は4回目の都知事選。渋谷駅のハチ公前で第一声をあげた。
都知事に求められる条件を満たすのは自分だけだとアピール。「肉体的オリンピックでは
なく、才能オリンピックをする。誘致の費用もかからず、東京を有名にできる」と訴えた。(抜粋)
http://www.asahi.com/politics/update/0322/005.html ※前:
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