【北海道】スノーモービル17台22人の騒音と振動が引き起こした積丹岳雪崩、4人死亡1人骨折の惨事に
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試されるだいちっちφ ★:
★「何であいつが」嘆く仲間
【積丹、余市】積丹岳で18日に起きた雪崩は、一家の大黒柱や前途ある若者ら4人の命を奪った。
趣味のスノーモービルが招いた思いもかけぬ事故。「何であいつが」「お父さん、どうして」−。
残された家族や仲間は、突然の訃報にぼうぜんとしながら、悲しみにくれた。
19日午後に余市署で遺体と対面した札幌市内の会社員内多吏(うちだおさむ)さん(34)の父、
智さん(64)=十勝管内足寄町=は「34年間育ててきたのに、この世からいなくなるなんて。残念です」
と言葉少なに語った。
4人のうち最年少だった札幌市内のスポーツ用品店店員山際友貴哉(ゆきや)さん(20)の小中高時代
の友人、外山硬基(こうき)さん(20)=札幌市=は「一週間ほど前に一緒に酒を飲んだばかり。『積丹で
スノーモービルをやる』と話していたが、あの時に『行くな』と言っていたら」と涙をこらえた。
北見市内の自営業大矢根博さん(59)の兄の憲太郎さん(61)=網走市内津別町=は、「強気な弟
だったのに、もう何もしゃべらない。まだ両親とも元気なのに」と語った。
また、小樽市内の運送業渡辺正博さんの遺族は沈痛な面持ちで、余市署を足早に後にした。
(北海道新聞 3/20 第一社会面から文字起こし)