★“過半数割れでも退陣不要”
安倍総理大臣と自民党の小泉前総理大臣が、7日夜、会談し、小泉氏は、
夏の参議院選挙について「政権選択の選挙ではない」と述べ、仮に与党が
過半数を割った場合でも安倍内閣が退陣する必要はないという考えを示しました。
7日夜の会談は、安倍総理大臣の呼びかけで行われたもので、中川幹事長も同席しました。
この中で、小泉前総理大臣は、安倍総理大臣の政権運営について「総理官邸と自民党との間に
透き間風が吹いていると言われているようだが、わたしの内閣のときは暴風が吹いていた。
大いに台風を吹き荒らして改革を進めてほしい」と激励しました。
そのうえで、小泉氏は、夏の参議院選挙について「万が一負けるようなことがあっても
政権選択の選挙ではない。堂々と胸を張って野党の主張に耳を傾ければいい」と述べ、
仮に与党が過半数を割った場合でも安倍内閣が退陣する必要はないという考えを示しました。
また、小泉氏は、民主党の小沢代表の資金管理団体が秘書の寮などとして不動産を
保有していることについて「これが安倍総理大臣のことだったら国会は持たないだろう」と述べ、
重大な問題だという認識を示しました。会談のあと、中川氏は、記者団に対して
「小泉氏から『大いに台風を吹き荒らせ』と言われ、意を強くした」と述べました。
NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/03/07/k20070307000195.html