【与党】公務員らの共済年金と民間会社員の厚生年金を統合する年金一元化、成立を見送り 自民、公明両党、社保庁改革を優先

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★年金一元化、成立を見送り 与党、社保庁改革を優先

 自民、公明両党は6日、今国会での重要法案の扱いに関して、公務員らの共済年金と
民間会社員の厚生年金を統合する年金一元化関連法案の成立を見送る方針を固めた。

 厚生労働関係で、安倍晋三首相が成立を強く期待する社会保険庁改革関連法案を
優先処理することにしたため「限りある審議日程の中で年金一元化法案も成立させるのは難しい」
(与党幹部)と判断した。

 パート労働者への厚生年金適用拡大も含め成立は秋に想定される臨時国会以降とする見通しだ。

 政府与党は週内に重要法案の優先順位について本格検討に入る方針。
厚労関係では最低賃金見直しや残業代の割増率引き上げを行う労働関連法案の行方が焦点になる。

 首相は1月の施政方針演説で「国が責任を持つ公的年金制度は、
破たんしたり『払い損』になったりすることはない。官民の間で公平な年金制度とするため、
厚生、共済年金の一元化を実現する」と強調した。

北海道新聞 http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20070306&j=0023&k=200703060592