カラオケ店、7割が消防法違反・無届け営業は18%
総務省消防庁と国土交通省は6日、8人が死傷した兵庫県宝塚市のカラオケボックス
火災を受けて実施した全国のカラオケボックスの調査結果を公表した。消防庁が調べた
6758件のうち、70%に当たる4751件で防火管理者を選出していないなど、何らかの消防法
違反があった。宝塚市の火災で問題となった「無届け営業」は全体の18%だった。
国交省の調査でも、6279件の57%に当たる3575件が、適切な建築確認をしていなかったり、
非常用照明装置がないなど建築基準法に違反していた。
カラオケボックスは防音の個室が特徴で、防火態勢や設備の不備は惨事に直結する恐れ
がある。両省庁は同日、都道府県など関係自治体に早期の是正を要請した。
消防庁によると、収容人数が30人以上で、防火管理者選任の義務がある6297件のうち、
35%に当たる2228件で管理者を選んでいなかった。 (22:13)
(NIKKEI NET)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070306AT1G0603C06032007.html