福岡の男子中学生いじめ自殺、校長と担任に減給処分
福岡県筑前町の三輪中2年の森啓祐君(当時13歳)が昨年10月、いじめを苦に自殺した事件で、
県教育委員会は6日、三輪中の合谷智校長と、森君に不適切な発言をした1年時の担任教諭を
それぞれ減給1か月(10分の1)とする処分を決めた。
このほか、教頭と、いじめに気づかず対策を取らなかった2年時の担任教諭をそれぞれ戒告とした。
森君の自殺を巡っては、筑前町教委の調査委員会が昨年12月、「いじめが自殺の最大の原因の一つ」
と断定。校長、教頭について「対策を講じなかった責任は重い」と指摘したほか、
1年時の担任教諭について「責任は免れない」とした。
福岡県警は先月、自殺当日に校舎のトイレで森君のズボンを脱がせようとした同級生3人を
暴力行為処罰法違反容疑で書類送検し、2人を児童相談所に通告した。
(2007年3月6日16時42分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070306i511.htm