【調査】出産時に命の危険、年間２３００人の妊婦が遭遇…日本産科婦人科学会

★出産時に命の危険、年間２３００人の妊婦が遭遇

　出産時の大量出血などで母体に緊急治療が必要なケースが少なくとも年間２３００件以上あり、
これに基づく推計で出産の２５０件に１件の割合に上ることが、日本産科婦人科学会周産期
委員会（委員長・岡村州博東北大教授）の調査で判明した。

　妊産婦死亡については国の統計で１０万人に６人とまれなことが知られていたが、
生命の危険にさらされる妊産婦が多数に及ぶことが初めて明確に示された。

　調査は昨年、全国の同学会卒後研修指導施設と救命救急センターの計９９８施設に対して実施。
２００４年に出産した妊婦で、妊娠出産に伴い、重い意識障害や多臓器不全、脳出血、子宮破裂、
肺そくせん、２０００ｃｃ以上の大量出血など、生命に危険があると判断した数と症状について
アンケートした。

　３３５施設（回答率３３・６％）からの回答を集計すると、妊産婦数は１２万４５９５人で、
このうち生命に危険があったのは２３２５人。回答施設には重症患者が集まる大規模施設が多く、
２０人が出産時の大量出血、妊娠高血圧症候群（妊娠中毒症）後の頭蓋内出血などで亡くなっていた。

　この結果を、施設規模などを調整しながら、全国の出産数と妊産婦死亡数に当てはめると、
高度な救命措置が必要な妊産婦は、推計で年間約４５００人、約２５０人に１人の割合で
発生していることになる。

讀賣新聞　http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20070217it06.htm

２

プロ市民の訴訟の成果です。

何言ってんの？昔は子供産んだら
出血多量、ウイルス、細菌のせいでかなりの妊婦が死んだんだぞ
それが子供産んだら笑顔で赤子を抱けるまでに進歩したんだから
命の「危険」如きでうるさいよな全く
他人に施しを受けなければ出産すらできないのに何この高慢な態度
昔の人は産婆さんに感謝の気持ちを忘れなかったらしい
てかむしろ神扱い。大名行列でさえ産婆さんを通してくれたそうな
なんでもかんでも当たり前と思っているせいでもう傲慢にも程がある
人類が狩猟も採集もできず、電気が無いと生きていけなくなった今
確実に人類は1万年前から退化している

高齢初産が増えてるのも関係ありかな　妊婦の年令がこの記事のどこにも無い。

産む機械の数は限られているから
耐用年数ギリギリでも産むというなら産んでいただきたいｗｗｗ

あぁ、、、普通にあるわな。妊娠時に意味不明な血の塊が子宮内に出来るとか。
突然、血がドバーっと出るとか。
大学の先生にまで掛かったけど、結局何も原因分からず。どうなるか分からないから入院とか。

こんなのはしょっちゅうだわの。

そりゃ出産は今も昔も命がけですがな。

女は偉い

何を今更

だけど、ニーズがないから産科医はどんどん減少することになってまーす

> 高度な救命措置が必要な妊産婦は、推計で年間約４５００人、約２５０人に１人
控訴こわいねー

妊娠出産には危険が伴うんだよ

時々不健康なのがいるんだろう。

そりゃ出産が完璧に安全な行為なわけがないべ。
それを勘違いした訴訟が多すぎるんだよな

子供産みたい香具師の気が知れない

だから、軽々しく産め産め言うｵﾔｼﾞがゆるせないんだよ。
少子化対策は、これを踏まえて語れ！

母子ともに無事でラッキーって思わないと
結果からさかのぼって、医者狩りやめろ

出産に限らず子供関係での不慮の事故に全体的に厳しくなったような気がするね。
怪我したり死んだりすると、不可抗力での事故でも異様なほどに相手を糾弾するようになってしまったような。

２ｃｈに出入りしてる人は、産科医がつかまった問題とか
知ってるから出産に関して色々聞く機会もあるけど、
そうじゃなきゃ「へー今でもこんな事あるんだ」っていう
意識だった人も多いんじゃないかな。
「妊娠出産なんて、危険なもんだよ、死んじゃうもんだよ」
っていうレスが、どれほど現実感を持って書かれてるんだろう。
この、知識と感覚の乖離が、産婦人科の受難なんじゃないかという
気もする。

出産時に命の危険があるのは当たり前のこと。
病気で死ぬのも怪我して死ぬのも、当たり前のこと。
死ぬことは、当たり前のことだ。

出産の危険性を周知する程、「子供イラネ」となる人が増え、少子化が進行する。
先天性異常のリスクもしかり。
何も知らせず、不安がる人には楽天的に出産をあおる。で、当たった人には泣いてもらう。

>>9
もっと褒めろ

お産は大変なのだ。
嫁さんに感謝しないといけない。

長く生きたしもうそろそろ死んでも良いかなと思うまで産まん。
死ねば終わりだからな。

性同一の女はビビリなんだろうな。
男だからな。

で、日本産科婦人科学会は柳沢に抗議声明の一本くらい出すのかね？

江戸時代は10人に1人は、お産で死んでたとどっかで見た。

まあ他の科に比べてリスクでかそうだなあ…
医者は大変だ

>重い意識障害や多臓器不全、脳出血、子宮破裂、
>肺そくせん、２０００ｃｃ以上の大量出血など
じゃあ命に関わらないけど結構危険な人合わせると相当な数じゃね？

女性は普通に知ってるだろ
血の流れが元に戻ると心配ないけど
お産と産後の直後は危険な状態になるだろ
みんなそうだよ
それを少しでも避けようと思ったら
体が若いしっかりしている時に産むしかない

お産は元々危険なもんだと聞いた覚えがある

怖くなってきた…

>>23
　　(　ﾟдﾟ)
＿＿(__っ/￣￣￣/ ＿
　　　＼/　　　/


　　( ﾟдﾟ ) ＜女は偉い
＿＿(__っ/￣￣￣/ ＿
　　　＼/　　　/

こんなに危険なのに、それでも死人は年間数えるほどなのか
医療ってありがたいな

>>4
御託並べる前にお前はかあちゃんに頭下げて来い。

両親に施しを受けなければ誕生すらできないのに何この高慢な態度

産婆さん、死んじゃっていた。
昔は普通に家で生んでいたのになあ。

まあ、産まないことは、疫学的に健康にいい行為なのは確かだな。
これで子ども産まない女はクソとか言う男がいっぱい居るんだからさ。
こういうニュース見て、そういう男は「女に生まれなくて良かった
ざまあみろ」と思うんだろうか。

育児イライラどう発散してる？育児板
http://life8.2ch.net/test/read.cgi/baby/1041904343/

485 名前：名無しの心子知らず[] 投稿日：2006/03/01(水) 13:40:34 ID:3cWdFf7z
泣き続けたのでとうとうプチッときてしまいました。
「何で寝ないの！！」といいながら、布団の上にボスッと落とし、ビックリした子供に更に追い討ちをかけるようにビンタをしてしまいました。子供は訳がわからず大泣き。私も大泣き。
その後、「お前なんか産むんじゃなかったよ！！氏ね！氏ね！氏ね！このまま床に叩きつけて殺したいよ！！」と、言いながら、横抱きしていたら、子供は眉間にしわを寄せながらいつの間にか寝ていました。

こんな言葉を子守唄代わりに聴いてしまった子供はそれから少し情緒不安定になってしまいました。
突然昼夜問わず激しく泣き出したり、私の顔を見て怯えるようになったような気がします。

510 名前：名無しの心子知らず[] 投稿日：2006/03/22(水) 08:46:40 ID:fXAi3w6F
この前、超ｲﾗｲﾗした時にチンチンの皮を一気に剥いてやったｗ
ウギャーと悲鳴みたいに泣き喚く赤を見てｽｯｷﾘ〜♪

先端が赤く痛いらしいから息を吹き掛けてやったり長い爪でﾂﾝﾂﾝしたら凄まじい泣き声ｗ
その後はちゃんとお湯で洗って拭いて元に戻した。
ｵﾑﾂ替えの時も痛いみたいで少し反省・・・でも大人になったら感謝してくれるはず☆

512 名前：名無しの心子知らず[] 投稿日：2006/03/23(木) 05:32:48 ID:VdzJmK2M
剥いたばかりのﾁﾝﾁﾝって火傷みたいな感じで痛いらしいね。
ﾋﾘﾋﾘｽﾞｷｽﾞｷなﾁﾝﾁﾝに息吹き掛けﾂﾝﾂﾝさぞかし激痛でしょうなｗ

まぁ、赤は動けないし泣くだけだからいいんじゃないか？
首を絞めるよりマシかな？

＞妊産婦死亡については国の統計で１０万人に６人とまれなことが知られていた

1億人に直せば6000人。
交通事故死者数より少ない。

出産は命がけというが、出産の危険性なんて公道を歩いているのと変わらない。
道を歩くのを命がけとほざいてるのと変わらない。

女の誇大広告はいいかげん聞き飽きますね。

　こういうの不思議におもうんだが、昔からじゃないの？

出産が危険なのは当たり前、って認識が薄まったんだね。現代社会の弊害か？

>>42
結核が不治の病でなくなったように、出産もとりたてて危険ではなくなったんだよ。
もちろん産婦人科医の十分なアシストのもとでの話だがな。

出来の悪い機械だな

つーか

　　「女性にとって出産は命懸けの大仕事！！！！」

とか言いながら、

　　「出産時に命の危険！！年間２３００人の妊婦が遭遇」

とは、これ如何に？

「オナニー中に起こる突然死のことで、その確率は腹上死よりも少ない。
... 監察医時代、上野氏が見たオナニー死とおぼしき変死体は、
東京23区だけでも1年間に20〜30例あり、全国で年間200〜300例はあると
上野氏は推測」

はっきりいって、オナニーの方が妊娠より危険w
人は眠りについても翌朝めがさめると思っている。しかしそれは
わからない。眠ったまま目がさめない突然死よりも妊婦の死ははるかにすくない。

>>1
＞妊娠高血圧症候群
ｺﾚ恐いんだよなぁ…。物凄い頭痛するし…。
ｲｷﾅﾘだし…。半分ﾄﾗｳﾏｗ
そうか、死亡するｹｰｽもやっぱりあったんだ…。

ある夜、自宅で血圧計ったら、上が210あった時があった。
(悪い冗談にしか見えなかったけどｗ)
今、やっと、当時の事を思い出しても少しは辛くなくなった…。
私達は危ない所を救って頂いたんだなぁ。
改めて思い出したよ…。

先生方、看護師の皆様、本当にありがとう…m(_ _)m

昔は全員死んでたんだろうな。
今は助けられなかったら犯罪者。

>>47ど疲れさんでした！！

ドラマERでも、けっこう妊婦死んだりしてたよな。

子供はほしいが嫁さんが死ぬのは嫌だ…

こえー、子供なんて産まないがいいなこりゃ
嫁さんはらまさないよう注意しなきゃ

10万人中約400人の妊婦が命の危険に晒されてるのに、その内の394人を救ってるんだから日本の産科医は優秀だな

このスレは伸びない

必死こいて「貴重な産科医」を演出しようとしたのを柳沢大臣に「需要が減った結果の自然減」
と喝破されて、今度はこんなオカルトアンケートで扇動ですかｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

一体年俸何千万貰ったら満足だというんだ、強欲医者どもは。

「子供は欲しいが、年取った女はもうイラネ」
「経産婦の妻とｾｸｰｽなんぞできるか、はよ氏ねよゴラァ」

昔は出産で、上記が簡単に可能になったのになぁ。

>>55
俺は何千万積まれても原告にはされたくないな。
例え5、600マソでも安全な方がいい。

このネタで偉そうに女性上位を語るような香具師が現れる予感。
けど男は仕事で常に危険と隣り合わせだからそれは相殺。

うちのカミさんも３年前の出産のときに子宮口が十分に開かないまま結構出血しちゃったもんで帝王切開してもらったんだがそういうのも入っているのかな？
あの時は緊急にもかかわらずわざわざ近くの大病院からもう一人産科医呼んでオペしてくれたんだよな。

>>55
もまえの理屈はな、セイの法則といって、1929年の世界恐慌まで経済学の
主流だった説だよ。世界恐慌で生じた大量の失業者を減らすことができな
くて、あっという間にケインズ理論が主流となったが。もまえの頭は古すぎる。
いくら妊婦の総数が減っても、やらにゃならんことが何倍にも増えたから、
需要＞＞＞供給　の状態で、この法則は成り立たんのだよ。

この計算でいくと、大野病院のケースが有罪になると、
年間約40人ずつ、産婦人科医が逮捕されるわけですな

子供欲しいなーと思ってたけど
嫁が死ぬ可能性があんのかよ・・・
それはいやだなぁ

とりあえずお疲れ

>>62
出産はむかしから命がけです。
発展途上国では、日本の比じゃないです。

>>36
別に親は死ねと言ってるわけじゃないのにｗ

帝王切開も麻酔が効かず多めにされた人知ってるよ。一瞬ヤバイかもって家族思ったらしいけど子供が異常なく育っただけでも善かったって言ってるよ。麻酔は後からいろいろ出てくるって

>>61
更に、その何10倍も現在進行形で逃散してるけどね。
今現在産科しているのは逃げるに逃げられない50代以上か、
能力的にあれなやつか、、、。
もちろん医師として尊敬できる人もいる。
でも家庭人として、夫として、父親としては最低。

>>54
当たったな。

出産が死の危険性の無い安全な物だって認識をしてる方がアホ

>>69
ないわけないよな。
万に一つもない確率だが。

ああああ奈良の事故思いだすよなー

やはり裏２ｃｈは無修正画像張られまくってるな。特に女子高生の画像多すぎ。ﾜﾛﾀｗ

●裏2chの入り方
１・”名前欄”に「ura2ch.czfusianasana.net」と入力します。
　　裏２ｃｈへ飛ぶためのコマンドです、間違えないように”「」”の内側の文字をコピーペーストして下さい。　
２・メール欄に閲覧したい板の関連キーワードを入力してください。
　例：ロリ、グロ、無修正など
３・”本文欄”にIDとパスワードを入力します。
　　ID/パスワード＝「guest/guest」
４・書き込みが終了すると2ｃｈのTOPに戻るのでもう一度入場
５・背景が暗転していたら成功、裏2ｃｈに侵入出来ています。

ちなみに裏2ｃｈに既存の板は勿論存在します、それにｻｰﾊﾞｰは外国のｻｰﾊﾞｰなので日本のややこしい法律に抵触する事も無いです
週末や２ちゃんねるで話題の事件があるときはアクセス数が増えサーバーに負荷がかかる為、つながりについ場合があります
スポーツ選手のコラや無臭性画像も多数UPされている板も存在します
それに完全な匿名性を誇るので違法行為を繰り返しても逮捕される事はまずありません

2300人って・・・

だからなんだというのか

＜医療ルネサンス＞［お産は今］（２）　母子　命がけ変わらず
http://osaka.yomiuri.co.jp/mama/birth/mb20070220kk01.htm

　横浜市のA子さん（28）は2006年12月、初めての出産のため、近くの病院に入院した。
胎児がなかなか降りてこなかったため、頭部を器具で引き出す吸引分娩で出産したが、
か細い声が2度聞こえた後、産声は途絶えてしまった。
　看護師が赤ちゃんの鼻と口にすばやく管を挿入して、気管をふさぐ羊水を吸引しながら、気道を確保。
10分後、ようやく泣き始めた。長い長い10分間だった。赤ちゃんは保育器に入れられて小児科に運ばれた。
　A子さんが病室でぐったりしていると、2時間後、助産師に声をかけられ、車いすでトイレに向かうと、突然、意識がとぎれた。
　気がつくと、バンバンと激しく背中をたたかれ、看護師が集まってきて、移動式簡易ベッドに乗せられた。
「貧血で、気を失って、けいれんしてたのよ」と説明を受けた。出産中に大量に出血していたためだ。
　通常のお産では出血は200〜300cc程度だが、A子さんは1800ccもあった。一般的な体格の女性の全身の血液量は4000〜5000cc。
分娩時、子宮や産道が切れるなどして大出血につながることがある。2000cc以上出血すると生命に危険とされる。
　貧血がひどいので、しばらく入院して様子をみることになった。夜、眠るとそのまま死んでしまう気がした。
わが子が保育器を蹴る姿を見ると心がなごんだ。
　4日後、出生届を出そうとして、母子手帳を見た。子どもの出生時の欄に、「仮死、蘇生」とあった。
「子どももギリギリだった」と改めて思った。 （後略）

>>75
　　(　ﾟдﾟ)
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　　( ﾟдﾟ ) ＜女は凄い
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お疲れ様です。

>>49 ﾄﾞﾓﾄﾞﾓ
>>53同意!


私は妊娠・出産をなるべく軽くしたかったので、
妊娠中の過ごし方はできるだけ気を付けるようにしていた。
にも関わらず、ｺﾄﾞﾓは出生〜退院まで２週間程度をNICU
(低体重児だった為)で、私は緊急帝王切開の日(＝入院初日。
出産予定だった病院から、NICUのある病院へ移った)も
含めて４日程ICUにいたと言う結果に終った。
(ICUを出て退院する日までは個室だった。←医学的な措置の為。)
なんて言うか、あれ?と思う間も無くｺﾄﾞﾓ共々危険な状態になり、
自分の状況を半分位飲み込んだ時には、既に、
医師と看護師の方々の力でどうにか回復に向かっていたﾄｺﾛ…
と言うような感じですよ…。

もしあの時、緊急入院を断られていたら…。
母子共に死亡ｺｰｽになっていたとしてもあまり不思議はなかったかも…(・ω・;)


>>1
産科や小児科の医師の方々の労働条件・訴訟の件も心配だし、もちろん妊婦さんや赤ちゃんの健康も心配…(・ω・;)

いくらなんでもｿﾛｿﾛ、産科・小児科関係の問題に、
国は真面目に取り組んで欲しいんですけど…。

10万人に6人って・・・

まさに「万に一つもない」。
そんなもんを今でも命がけだとかぶっこいてるのか？
JAROに通報しといた方がいいな。
いい加減にさらせ。

＜医療ルネサンス＞［お産は今］（３）　他科と迅速な連携治療
http://osaka.yomiuri.co.jp/mama/birth/mb20070221kk01.htm

　栃木県のＢ子さん(28)は3年前、妊娠36週目まで無事に過ごしてきたが、産婦人科で検査をした翌朝、医師から
「数値が悪い。すぐに大学病院を受診するように」と電話があった。
　電話を切ったとたん、みぞおちに痛みが走った。午後に自治医大に到着。Ｂ子さんの話を聞いた担当医は顔色を変えた。
「ＨＥＬＬＰ（ヘルプ）症候群かもしれない」
帝王切開で赤ちゃんが誕生する瞬間。小児科医も待機して、急変に備える（栃木県下野市の自治医大で）　ＨＥＬＬＰ症候群は、
妊娠後期にごくまれに起きる原因不明の病気だ。突然、肝機能が悪化し、血液中の赤血球は壊れ、血小板が減る。血が固まりにくくなって、
体内で起きた出血を放っておくと多臓器不全、肺水腫、脳出血などで死亡する。腹部の痛みは典型的な初期症状の一つだ。
　胎児を取り出せば、病状は落ち着くため、血液検査で診断が確定すると、Ｂ子さんは、緊急の帝王切開になった。赤ちゃんは無事誕生したが、
手術の終わり近く、Ｂ子さんは突然けいれんを起こした。
　妊産婦のけいれんは、脳出血が原因で起きることがある。麻酔科医が抗けいれん剤を投与。症状を抑えて、手術を終わらせた後、
ただちに脳の検査のため、ＣＴ（コンピューター断層撮影）室へ。脳室という、脳の中心部の空洞部分に出血があることがわかった。
　脳外科医は、出血量が多くないので、そのままでも自然に吸収されると判断。手術はせず、集中治療室で呼吸や血圧などの全身管理を受けた。
数日後には一般病棟に戻り、このまま回復するかと思われた。

　ところが、6日後、突然、頭が割れるように痛くなった。担当医が松原茂樹産婦人科教授を呼び、駆けつけると、みるみるＢ子さんの意識が低下。
呼びかけにも応じなくなった。
　松原さんはすぐに脳外科の助教授に「一刻を争うのですぐ来てほしい」と病室から電話。脳室内の血が固まって、脳の髄液の通り道を
ふさいでしまい、脳室が膨らんで周囲の脳を圧迫する水頭症になっていることが検査で判明、緊急手術が行われた。
　Ｂ子さんの意識が完全に戻ったのは、出産から2週間後。頭が割れるように痛かった以外の記憶はない。気がつくと、おなかはぺしゃんこで、
頭は丸坊主。けいれん発作の時に無意識に歯を食いしばったせいで、前歯が欠けていた。
　産科医、麻酔科医、集中治療医、脳外科医の連携で救命されたＢ子さん。昨年、自治医大で第2子を出産した。「すぐに治療を受けられる
態勢があったからこそ、今の私があると思います」と話す。

妊産婦の救命
　重症妊産婦や新生児の治療に対応できる施設として都道府県が指定する「総合周産期母子医療センター」が現在全国に62施設あるが、
脳外科などがない小児病院や産婦人科と小児科の専門病院も含まれており、「他科との連携が必要な母体の救命には不十分」という指摘がある。