米産牛肉に輸入条件違反か
1施設からの輸入を留保
2007年02月16日 12:30 【共同通信】
厚生労働省と農水省は16日、輸入した米国産牛肉の中に、生後20カ月以下とする
輸入条件に違反する可能性がある牛肉が見つかったとして、牛肉を出荷した米国の
1食肉処理施設からの輸入を当面留保すると発表した。米側調査によると、誤って
日本向けに出荷されたという。
厚労省などによると、問題の牛肉は、輸入に必要な米政府発行の証明書に記載されて
おらず、輸入条件である生後20カ月以下と証明することができない。脳や脊柱などの
牛海綿状脳症(BSE)と関係する特定危険部位は含まれていないという。
米タイソン社のレキシントン工場(ネブラスカ州)からの出荷で、横浜港に到着した。
今月5日に業者から動物検疫所川崎分室に報告があった。冷凍牛肉約9トン、473箱
のうち2箱で見つかった。
日本政府は詳細な報告を受けるまで、レキシントン工場からの輸入手続きを当面留保する。
47NEWS
http://www.47news.jp/CN/200702/CN2007021601000267.html