>>521 長男を主人公にするとこうだな。
京にあっても雅とは程遠い町のテント屋の長男は勉強が出来て
旧帝大の京大に入学して、一家の誇りの存在になり
卒業後そのまま銀行に就職。銀行マンとしてバブルを謳歌しながら
骨董を趣味にもする自適の日々に、家業のテント屋が傾いたと知らされるが
家業と共倒れになるのはゴメン、とスルー。
同志社出の弟が一流新聞社をやめて家業を継いだと聞いた時もなんとも思わなかった。
月日がたち、弟と家業のテント屋がマスコミにも取り上げられ
骨董をしてる自分から見ても、特上ランクのお茶の家元が弟を友人と呼び
テント屋を継いだ弟はいつの間にか、京都の文化人になっていた。
弟が今いる場所は、本来自分が居るべき場所ではないか。
長男はそう思った。そして親父が死んだ時・・・