★上三川町のリンチ殺人:「再発防止のため裁判で闘っている」 須藤さん講演 /栃木
上三川リンチ殺人事件の被害者、須藤正和さん(当時19歳)の父、光男さん(55)=大田原市=が
8日、さくら市の同市氏家公民館で講演、「少年事件の被害者や遺族は、同様の被害者を出さないため
裁判を闘っている」と訴えた。
講演は同市が主催する少年指導員養成講座の一環。この中で光男さんは事件の加害少年が当時
19歳だったことを挙げ「(私は)子供が罪を犯せば、親が責任を負うことを望んでいる。親の責任を
明確化することで、少年事件も抑止される」と指摘した。
事件は99年12月、少年3人が正和さんにリンチを加え殺害したもの。光男さんら遺族は県と加害少年
の親に約1億5000万円の損害賠償を求め民事訴訟を起こしており、控訴審が昨年12月、東京高裁で
結審した。判決は3月28日に言い渡される予定。【山下俊輔】
毎日新聞 2007年2月11日
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/tochigi/news/20070211ddlk09040029000c.html