★鹿屋市:指名競争、原則廃止へ 入札制度改革指針案まとめ /鹿児島
鹿屋市は、指名競争の原則廃止を盛り込んだ入札制度改革指針案をまとめ、30日開いた
市議会全員協議会で発表した。実施は4月から。
指針案によると、基本的には、これまで指名競争入札を行っていたすべての工事が対象。
談合防止に有効とされる一般競争入札を拡大する一方、域外の大手業者参入で受注が
厳しくなると予想される地元業者育成にも配慮。一定の要件をつけ市内業者を入札参加資格者
とする「条件付き一般競争入札」を導入し、指名競争入札を原則廃止する。
「条件付き」になるかどうかの判断基準(工事規模、金額)は未定。また、大規模工事で実施
される公募型指名競争入札や一般競争入札は継続される。このほか、入札参加者が顔を
合わせることのない「電子入札」を08年度から導入。談合など違法・不正行為の罰則強化など
を挙げている。
01年度から5年間の同市発注の500万円以上の公共工事落札率は97〜98%台で推移。
指針案では透明性確保や公正な競争、適正な入札事務などを目標に掲げ、入札制度改革に
取り組むとしている。【新開良一】
毎日新聞 2007年2月1日
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kagoshima/news/20070201ddlk46010589000c.html