参院は31日午前の本会議で各党代表質問を続行した。公明党の草川昭三
参院会長は、自民党内に反対論の根強い人権擁護法案の早期成立を求めたが、
安倍晋三首相は「慎重の上にも慎重な検討を行うことが肝要だ」と答え、
法案提出に改めて難色を示した。首相は就任前から法案に反対しており、
法案を検討する自民党調査会は昨年10月以降、事実上廃止の状態と
なっている。
また、草川氏は中国が弾道ミサイルによる人工衛星の破壊実験を行った
ことに懸念を示したのに対し、首相は「中国側の説明は、わが国の懸念を
払拭(ふっしょく)するものではなく、引き続き透明性のある説明を求め
ていく」と答えた。
続いて、民主党の谷博之氏が質問に立ち、女性を「産む機械」と表現した
柳沢伯夫厚生労働相の罷免を求めた。代表質問は午後も行われ、衆参両院で
の3日間の日程を終える。
■ソース(産経新聞)
http://www.sankei.co.jp/seiji/shusho/070131/shs070131001.htm