・ゲーム情報誌『ファミ通』を発行するエンターブレインがまとめた、2006年の国内家庭用ゲーム機の
累計販売台数によると、「PS3」は発売から46万台を販売。一方、任天堂の「Wii」は98万台を売った。
もっとも、「PS3」は生産の後れを取り戻し、年明けから巻き返している。1月16日までの累計出荷は
100万台に達し、「Wii」を猛追。供給体制が整ったことで、発売時の品不足感は解消されつつある。
しかし、皮肉にも家電量販店の店頭に張り出された「PS3在庫あり」のビラが、“売れ残り感”を
消費者に印象づけ、マイナスイメージにつながっているという。
「バーチャファイター」シリーズの最新作や、「新・三國無双」に「機動戦士ガンダム」のキャラクターを
登場させた「ガンダム無双」のような話題作も確かにある。ただ、こうしたソフトは熱狂的なゲーム
ファン向けともいえ、任天堂の岩田聡社長が「Wii」で目指す「家族の誰もが楽しめるゲーム」とは異なる。
ハードでも、ソフトでも圧倒的な強さを見せる任天堂。だが悩みもある。「任天堂ブランド」が
強すぎることだ。06年販売のトップ100に入ったソフトをメーカー別に見ても、任天堂が30タイトルを
ランク内に送り込んでいる。
「任天堂ゲーム機向けソフトは任天堂が作ったものしか売れない」
ソフトメーカーからは、こんな“恨み節”ともとれる声が聞こえてくる。
岩田聡社長は「プラットホーム(ゲーム機)の普及期に自社が頑張るのは当たり前だが、ある程度
普及してからは、ビジネスチャンスは他社にもある」とソフトメーカーに呼びかける。
「最初のうちは、リスクが大きく他社も経営資源を投入できない。だから、ハードメーカーが新しい
構造のゲーム機を、こう使えば面白いという提案をしないといけない」
こうした取り組みもあってか、変化の兆しがでてきた。
スクウェア・エニックスが、07年中に「ニンテンドーDS」向けに超人気ソフト「ドラゴンクエスト9」の
投入を決定、業界関係者を驚かせた。
チャンスを求めて参入する企業が増えれば、ソフトのラインアップも充実する。(抜粋)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0701/25/news052.html ※前:
http://news22.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1169730262/