●社説:飲酒運転撲滅 「ビール一杯もダメ」を常識に(毎日新聞)
http://www.mainichi-msn.co.jp/eye/shasetsu/news/20060912k0000m070151000c.html (消滅)
幼児3人が死亡した福岡市の事故を機に、飲酒運転追放の機運が高まっている。
何の落ち度もないのに事故に巻き込まれ、幸せな暮らしを台なしにされた被害者や遺族の無念さや悲しみは、限りもない。
加害者にとっても、安易な運転の代償は大きい。この際、飲酒運転への寛容さや認識の甘さを一掃し、
運転する以上は絶対に酒を飲まない、とのルールを確立し、二度と悲惨な事故を起こさせないようにしたい。
飲酒運転で検挙された職員の処分を厳格化させる地方自治体が相次いでいるのは、歓迎すべき動きだ。
公務員の違反が目立つ上に、民間への影響の大きさを勘案すれば、官公庁が飲酒運転対策を率先すべきは言うまでもない。
警察は、飲酒を勧めた者や同乗者にも従来以上に厳しい姿勢で臨むと共に、検問を強化してほしい。
尊い犠牲から生まれた機運を逃さず、飲酒運転を撲滅したいものだ。