北朝鮮を訪問していた自民党・山崎拓前副総裁が、北朝鮮政権中枢の要人か
ら、今年3月に再度、訪朝するよう要請を受けたことが新たにわかった。
山崎氏は、平壌で宋日昊国交正常化交渉担当大使や政府高官ら十数人と会
談した。関係者によると、北朝鮮の政権要人は山崎氏に対し、「今年2月3月に驚
くような状況の変化があるから、3月にもう一度訪朝してほしい」と述べたという。山
崎氏は、国会の状況などを見極めた上で判断するものとみられる。
山崎氏は13日、中国・北京空港で、日本テレビの取材に対し「(北朝鮮は)6者
協議への積極的な取り組みを考えていると。6者協議の結論を出すということは
核廃棄するということ。それ(核廃棄)が可能であることは非常に大きなこと」と成
果を強調した。
会談では、核問題について、今月下旬に予定されている米朝の金融制裁協議
の後、ただちに6か国協議を再開するのが望ましいとの認識で一致した。
一方、拉致問題は北朝鮮側が「解決済み」と主張し、横田めぐみさんとは別人
のものと判明した遺骨の返還をあらためて求めるなど、進展はなかった。政府・
与党内からは「行った意味がなかった」などと批判の声が強まっている。
http://www.ntv.co.jp/news/75247.html