【自民党】山崎拓前副総裁「外交は恫喝と説得と誘導の三つが必要だ」 訪朝計画は「対話」路線で膠着状態打開が狙い

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1来年は丑年です!! (゚Д゚)b φ ★:2007/01/07(日) 11:32:13 ID:???0
★山崎氏訪朝計画:「対話」路線で膠着状態打開が狙い

 自民党の山崎拓前副総裁が近く北朝鮮を訪問する方向で調整していることが6日、
分かった。北朝鮮の核・ミサイル問題や拉致問題が進展を見せない中、打開の糸口を
探るのが狙いとみられるが、「日本政府とは別の動き」とみられ、どこまで効果が
上がるかは不透明だ。
 関係者は「首相官邸とは関係ない。山崎氏個人の行動だ」と語った。
 山崎氏は6日、毎日新聞の取材に訪朝時期について、いったんは「3月だ」と
説明したが、その後、「早まる。1月中だ」と語った。
 山崎氏は04年4月、中国・大連で北朝鮮高官と会談し、日朝協議再開を協議した経緯がある。

 自民党の山崎拓前副総裁が早期の平壌訪問を検討しているのは、北朝鮮の核・ミサイル、
拉致問題の膠着(こうちゃく)状態を「対話」路線で打開するのが狙いだ。
山崎氏は小泉純一郎前首相に3度目の訪朝を進言しており、その地ならしの思惑も
あるとみられる。ただ、北朝鮮に対し「圧力」路線を強める安倍晋三政権とのズレは否めず、
どこまで成果を上げられるかは不透明だ。
 安倍首相は北朝鮮への強硬路線で知られる。首相就任直後に北朝鮮が核実験に踏み切ったため、
北朝鮮への経済制裁を強化。これに反発する北朝鮮は昨年12月の、核開発問題に関する
6カ国協議の際も、日本との2国間協議に応じず、事態打開の糸口はつかめていない。
6カ国協議も実質的な進展が得られないまま休会した。

 こうした状況に、山崎氏は「外交は恫喝と説得と誘導の三つが必要だが、日本は恫喝だけだ」
と周辺に語り、圧力を重視する安倍政権の姿勢に批判を強めている。山崎氏にはまた、
政権トップが盟友の小泉前首相から安倍首相に交代するなか、薄れがちな自らの存在感を
アピールする狙いもあるとみられる。
 山崎氏の動きに、政府関係者は「この時期に行っても逆に利用されるだけだ」と不快感を示す。
「二元外交」批判も必至だ。政府は昨年7月の北朝鮮の弾道ミサイル発射を受け、当面の対応として
北朝鮮への渡航自粛などを求めており、山崎氏の訪朝はこれに抵触する可能性がある。

毎日新聞 http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20070107k0000m010048000c.html