【読書】岩波文庫80年に見る「古典」の変遷…作家が亡くなると著作は読まれなくなる?
1 :
諸君、私はニュースが好きだφ ★:
「岩波文庫」が創刊80周年を迎えた。昨年末からは、創刊時の
ラインナップ23冊を復刻したセット「岩波文庫創刊書目」が発売されて
いる。付録は、広告が掲載された東京朝日新聞1面のコピー。
「こゝろ」「櫻の園」「實踐理性批判」といった「古典」が並んでいる。
「当時から思えばさほど古典でもない明治の作品が多いですね。
最近は追っかけが足りていないようです」と編集長の塩尻親雄さんは
苦笑する。
古典文庫である岩波文庫の新刊のめどは出版から30年。しかし、
20世紀の作品はあまりない。後半はほとんどない。
この10年ばかりの傾向は「茶の本」(岡倉覚三著)、「風土」(和辻哲郎著)
といった日本文化に関する作品が読まれるようになっている。また映画化
の効果か、「高慢と偏見」や「エマ」のジェーン・オースティン、「ある婦人
の肖像」のヘンリー・ジェイムズといった作者の人気もあがった。とはいえ、
現在の売れ行きは厳しい。
「最近の若い人は古典を知らなくても恥ずかしいという感覚があまりない」
と塩尻さん。さらに書店にも古典が置かれていない。昔は文庫といえば
古典。小さな書店に岩波文庫はなくとも、角川や新潮の文庫はあった。
「古典の存在が日常的に目に入っていた。2社が現代物にシフトしたとき、
しめた!と思ったのは大間違いでした。いまは口コミ期待ですが、作家が
亡くなると著作は読まれなくなるものです」
ちなみに、編集部によると、昨年の木下順二さんの死去で、岩波文庫
の原著者は、すべて物故者となったそうだ。
ソース(朝日新聞)
http://book.asahi.com/clip/TKY200701030221.html?ref=rss 写真(広告が掲載された東京朝日新聞1面)
http://book.asahi.com/clip/images/TKY200701030226.jpg
いや、んなこたーない。
中島敦とか、死後に人気出たじゃねーかよと。
3 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 16:39:20 ID:iKguQZYz0
Σ<`∀´;>
4 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 16:39:34 ID:tM4YcnX+0
>>1 こ こ お か し ー ん じ ゃ ね ー か
,,-‐----‐、 , -'"` ̄ ̄"`''-,__, --‐‐-..,
/ 、゙ヽ、 ‐-'´ ヽ‐- / / ヽ
,/´ .., ヽ,,l_)' zェェェァ' ;rfァt ヽ ,ト/ / ヽ
/ ヽ,r' ,l′ _,,, . __,, ,l゙.-〈__r,'、 ヽ_
_.l ヽ」 ,l .イてソ` l イにj`,/ ゙‐ヽ、_,, /l
,l l| −'´ll ,l rソi" ヽ じ'' f゙l .,//゙l //\
l`l| l|ヽ v'⌒ヽ .,ノ j/ |l // }
l \ l| ,l l_U> r‐--‐ァ ,l |,l // l
/ '\ l|`l ゝ_,´ ゙ヽ__r′ .,.' ___l ヽ // |
,l '\ l| .lヽ__lL..,,, __ ,, _イ___./ | ∨/ ,}
| ヽl | ,| .ヽ \ //ヽ ,| ,l
| l ,l ヽ \// l \ /
ヽ | \. ヽ / l ヽ /j
\ / ヽ / | l /
゙l\.. / ヽ / j | , /
ヾ Y / ヽ / ,l
ヽ、 l l } / ,r′
ヽ l | /′ ,,...''
`'':..、 ___ ___,..-.|, ,l , :..-‐'"´
 ̄ /lr‐‐‐'--、_ l_,..-'''""'- "
岩波文庫のカタログ自体は悪くはないが岩波文化人は糞溜め。
和泉式部歌集を再販しろ。
7 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 16:41:25 ID:LXeFXa0X0
岩波もういいよ。これからは青空文庫に任せろよ。
「こゝろ」とか、何処が面白いのかさっぱり理解できない。
きっと自分が文学を理解できる素養がないせいだとは思うんだが。
昔は、岩波新書とか読んでるとインテリっぽく見えたもんだが。
10 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 16:43:21 ID:qZbcYtLK0
岩波から出版されちゃ思想を疑われるからなぁw
11 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 16:46:40 ID:h9LISEH10
>>9 岩波文庫はともかく
新書の読者がインテリっぽく見られた時代があるのか?
12 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 16:48:24 ID:rhXTx7aq0
古典を読んでる奴は暇人なんだよ
>最近の若い人は
朝日はこれを言いたいだけだろう8。
『アッキー・アントワネット』を増刷汁。
つか、この時代にも殿様商売の岩波にも原因があるだろ
16 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 16:54:42 ID:xo7H8NUd0
左翼教授がどんどん死んで減ってるから岩波も大変だろうな。
17 :
r:2007/01/03(水) 16:55:19 ID:SoukW12U0
>>2 中島敦は売れない作家が言い訳につかう定番だけど、他にはいない。
18 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 16:57:13 ID:T0K1gYKc0
>出版から30年。
理由は何?
19 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 17:00:11 ID:vAVHA3zO0
この間、電車内で70年代風のヒッピー風の若い女が岩波文庫を読んでいて浮いていた。
それにしても、本居宣長の訳者とか、左翼っぽい人間のものはどうにかしてほしい。
岩波文庫まで左傾化すると、困るんだよ。
岩波って…あまりの電波の強さに3ページで読むのを断念した。
21 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 17:00:35 ID:g8OmGor40
今はポストなんやらみたいナノばっかだからな。
また古典回帰の時代はくるだろうよ。
22 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 17:01:00 ID:h9LISEH10
>>17 梶井基次郎、宮澤賢治、エミリー・ブロンテ、ラヴクラフト
岩波文庫の『自由論』よりも光文社文庫の『自由論』の方が
訳がこなれていて読みやすい。
24 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 17:04:27 ID:L0ayFYqw0
■岩波書店の出版物の場合■
岩波文庫(例外あり『紫禁城の黄昏』とか捏造)
>>>専門書(和田春樹とか高橋哲哉とかはいらねー)
(越えられない壁)
>>>岩波現代文庫(こっそりサヨク全盛期の著作を文庫化)
>>>岩波新書(30年後読み返せないもの多し)
(越えられない壁)
>>>岩波ブックレット(アジびらとしか思えない)
(越えられない断崖絶壁)
>>>『世界』(・・・・・。)
*別枠:岩波アクティブ新書(岩波書店の黒歴史)
26 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 17:05:59 ID:B3JV58DWO
岩波は活字がわるいな
もう少し大きくて読みやすい字にならんかね
27 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 17:06:59 ID:8Tcr4pwx0
岩波文庫は仏教の経典だけ出してくれればいいよ。
28 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 17:07:20 ID:vAVHA3zO0
岩波ジュニア新書ってのもひどいな。
あんなの中高生が読むかっていうようなラインナップだよ。悪いけど。
29 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 17:07:22 ID:J1Qyx0MV0
岩波の高慢と偏見て訳が悪い?
全く読めなくて50pでポイ捨てした。
>「最近の若い人は古典を知らなくても恥ずかしいという感覚があまりない」
これに頼ってるから、古典が売れなくなる。
文系死ねって感じ。
31 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 17:10:15 ID:HRkFKX5W0
岩波文庫といえば油紙のようなカバー紙
32 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 17:11:30 ID:vAVHA3zO0
岩波ブックレットってほとんど思想パンフに近いな。完全に中道から外れて片寄ってる。
あの色合いを見ただけで吐き気がするよ。
なにあれ。
それから最近出た光文社新古典文庫みたいに、正しく、日常語に近い訳にすれば絶対に売れる。
若い人のせいにするのは自分らの無能をさらけだしているようなものだろう。
33 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 17:12:00 ID:aSfMBCZI0
岩波文庫はいい本が多いぞ。
新書は左翼臭がプンプンして、気持ち悪くなってくるが。
>>11 80年代前半までは、新書ってのは、大学院生の修士論文のレベルだったから。
35 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 17:12:58 ID:J1Qyx0MV0
光文社のカラマーゾフは最高だな。
カラマブームくるよ。
36 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 17:13:01 ID:fxaWCNw+0
>>30 どうして読んでもらう努力をせんのかねぇ。
古典は崇高だーとかそういう・・・意味の無いプライドがあるんかね。
37 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 17:13:42 ID:18NBaRxD0
むしろ、死んでからしか読まないよ。
38 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 17:13:42 ID:gUoq0o2Q0
岩波新書は糞だが文庫は意外と好きだぞ
39 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 17:13:45 ID:vAVHA3zO0
今月の岩波文庫のラインナップは読みたさをくすぐる渋いのが多いな。
ペトラルカ・ボッカチオ往復書簡ってのが読みたいきがする。
40 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 17:15:43 ID:rGzEvOZW0
横山利一だっけ、どうなった。
文庫で出してくれ。
41 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 17:16:02 ID:9EuCn+Bu0
散々既出だと思うけど、翻訳の古臭さと活字の見難さをどうにかしてほしい
42 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 17:17:28 ID:YAMwtxeq0
とりあえず、古典を出版するときは仮名遣いと漢字は現代語化して欲しいよな。
>>36 さらに言うと、
岩波だけみて古典読まれてないのもいかがなものかと
ダイソー100円ブックや、青空文庫は?
44 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 17:19:10 ID:vAVHA3zO0
しかしこれだけの古典文庫があるのは日本くらいだろう。
ただいかんせん、左翼っぽい出版社なのが玉に瑕だ。
普通、こういう本を出すところは保守的であるべきだろう。
45 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 17:19:43 ID:PrGEi6mV0
以前は岩波語で書いてある本が多くて弱ったもんだ。
あれは市民派専用だと思ったよ。
47 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 17:22:30 ID:AX45Ucx50
最近森鴎外の作品集を読んだが
これが持て囃されている理由がわからん
48 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 17:22:33 ID:6m2wdnUh0
文章が堅苦しくて読みにくい
もっと読みやすくしてくれ
49 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 17:22:42 ID:3yoXmd/A0
今の人はキルケゴールとかヒルティとか読まないんだよね。俺みたいな落ちこぼれでも少し読んだぞ
50 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 17:22:48 ID:S/1pguET0
岩波は少年文庫だけ出しとけ
死んだ者には作家とは言わない
52 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 17:24:52 ID:HbjVZWoh0
>>34 そうか?
例えば朝鮮関係の新書は、今の学術的批判に耐えられる代物とは少しも思えないのだが。
53 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 17:25:02 ID:M9gt5HG10
>>44 創業者の親友だった陸軍の永田鉄山が暗殺されなければ、もう少しまともな出版社になっていた可能性は有る。
>28 :名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 17:07:20 ID:vAVHA3zO0
>岩波ジュニア新書ってのもひどいな。
>あんなの中高生が読むかっていうようなラインナップだよ。悪いけど。
ジュニア新書は結構いいよ。でも、左翼の捏造くさい本も多少ある。
>>1 作家が亡くなると著作は読まれなくなる
◎ 死んだ者しか作家とは言えない
56 :
永沢さん:2007/01/03(水) 17:27:42 ID:u+5Q5ZuJ0
死後30年経過した作家の作品しか読まない。
57 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 17:29:07 ID:PrGEi6mV0
アカの本屋なんか早く潰れろ。
おおうちひょうえとかの手垢を洗い流して出直せばましな会社に生まれ変わる
58 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 17:29:48 ID:ys7Z0awm0
勝手に決めつけるなよ。
古典を探すのにどれだけ苦労してると思ってんだ。
おかげで新本なんか、ほとんど買わなくなったよ。
59 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 17:30:10 ID:eTSSW7mB0
悪口言うならよそのをやらない?
某大手出版社のトンデモシリーズとか
芥川龍之介の初版全集も生ゴミに出したよ
岩波文庫は店にあんまりないからなー
あと紙質が悪いような気がする
背表紙の色が統一されてるのは好きなんだけどねー
62 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 17:36:49 ID:KcXWrnBy0
なんで今の若者が大昔の本読まなきゃならないんだよwwwww
63 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 17:37:02 ID:8Tcr4pwx0
仏教の経典を日本語訳で、しかも低価格で読める岩波文庫は最高だよ!!
般若心経は岩波文庫の日本語訳で覚えたね。もう漢文訳で覚えるのは
止めるべきだよ。日本人として日本語で語り掛ける方が心にくるというものだよ。
古典ヲタはジジィが多い
65 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 17:41:05 ID:h9LISEH10
>>62 確かに読まなきゃ「いけない」ということはないな
経済的に二極分化が進んでいるのと同じように
知的にも豊かな層とお前のような貧しい層の両極端に分化する傾向が進んでいるという
ただそれだけの話
66 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 17:41:50 ID:oO26RtDD0
本の読まれ方が変わったというが、それは本だけの問題ではないだろう。
たとえば村上春樹のファンで、アメリカの現代作家を読む人はいても
カフカやドストエフスキーまで読んでる人は少ない。
音楽でも映画でも、元ネタまで潜らないライトユーザーが増えてるし
今後ともその傾向が強まっていくのでは
学者に訳させるのとプロの翻訳家に訳させるのとでは、読みやすさが違う。
学者は原文をそのまま読めばいい。岩波文庫の理念は、万人に真理を
与えることではなかったか?学問的に正確であることよりも、読みやすさを
優先すべきかもしれない。まぁ、時代に合わせて変わっていくのだろうけど。
68 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 17:42:08 ID:lheyzYqE0
読んで欲しくば片っ端から現代語訳しる
新書は、糞だなw
文庫は、好きだ。願わくば新訳で戦史を復刊してほしい。
70 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 17:43:47 ID:UyKlmC/R0
岩波なんて読んでた文系学生は、氷河期にニートになったりした。
知識を増やしたところで、実社会に役立たなければダメだという典型。
71 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 17:44:00 ID:h9LISEH10
>>67 岩波文庫で出ている池内紀訳のカフカは
原文と突き合わせて読むと豪快な意訳ぶりに感心するね
72 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 17:44:41 ID:KkPz2iZHO
今後のビジネスチャンスとして古典の新訳文庫化という物もありえるな
理工系の名著を絶版させたまま放置してる東京図書が今年こそ潰れますように。
★ひとついくらだったっけ。
レクラム文庫は数年前まで八重洲ブックセンターにも
英語のヤツがおいてあった。モンティ・パイソンとかもあった。
エヴリマンスライブラリーというのもあったらしい。
いまでもあるのだろうか。
76 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 17:50:15 ID:WimbIZjj0
チャペックの「R.U.R」
早川も角川も出してなかった。
一昨年岩波文庫で買ったよ。
77 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 17:50:20 ID:4QzQPjkK0
それはそうと、岩波は本当に読みにくい。
本当に読者に読んでもらいたいなら、一から全部翻訳しなおせ。
金を払えるレベルにない。
おれはいつも不思議に思うのは新刊本をやたらと読んでる人。
もちろん商売にしている人は別だけど、おれなんて新刊本読む前に読まなきゃならない古典があり過ぎて、
読む暇も読む意欲も湧かない。どうせ古典の方が面白いだろうと思ってしまうし。
自分の本職関係の本の新刊は流石に買うし、最新の論文はもちろん読むけど、趣味では古典ばっか。
あ、漫画は別だけど。
79 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 17:52:37 ID:AX45Ucx50
>>77 禿同
宝島やハックルベリーフィンなど痛快な物語で
あれほど寝かせるのは岩波だけ
80 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 17:52:59 ID:lWmHBvh60
古典を読まなけりゃならん、と言っても何を読めばいいんだよ
漱石や鴎外、芥川あたりは常識として、昔のように教養主義が無くなった今に
というか、値段を下げてくれ、著作権が切れてるのが沢山あるだろ
今は青空文庫などもあるけど、俺は紙媒体で読みたいんだよ
河出文庫が平家物語の現代語訳を出しているよ。正月休みに
読むつもりで買ったのだけれど、2ちゃん三昧で読めなかった。
全3冊で3,000円くらい。これ、すごくいいよ。芥川賞作家による
全文訳です。
岩波文庫の平家物語は、注がいっぱい付いていて全11冊くらい。
平家物語くらいは原文で読めないと恥ずかしいのでこちらも
いつか読みたいけど、全冊買うと10,000円くらいするんだな〜。
82 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 17:55:35 ID:PdPGHbdZ0
なんか古典読まないといけないみたいな強迫観念がいやだ。
作者が死んでる本しか読まない奴もいるけどな。
84 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 17:56:06 ID:AX45Ucx50
古典の2ちゃん語訳とかやれば読むんじゃね?
買取だから書店が置くのをいやがっているのじゃね?
創価RUR
チャぺックは、『山椒魚戦争』が岩波文庫にあるし、
『長い長いお医者さんの話』が岩波少年少女文庫に
入っていた。『長い長いお医者さんの話』は、今は
絶版かも。
87 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 17:57:54 ID:rPJj79UMO
とりあえず春秋左氏伝を刷り直してくれた礼は言わねばな。
88 :
ココ電球(∩T∀T)y-~~~~ ◆tIS/.aX84. :2007/01/03(水) 17:57:55 ID:o4eqUYh20
だって昔の文学って、簡単なことを さも難しそうに書いて偉そうにするのが主流だったんだもん。
そりゃ読まれないわ。
雪国なんか読むに耐えないし
89 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 17:58:36 ID:gUoq0o2Q0
永らく買われないまま変色した背表紙の岩波文庫に萌え
>>84 それはいいwwww
原作只だから儲かるぞwwww
>>81 文庫で買わないで、岩波の古典文学大系か新古典文学大系のを買えばいいじゃん。
古本でいいなら安くてすぐ手に入るし。おれみたいに図書館で借りてもいいし。
>>84 2ちゃん語訳には興味ないけど2ちゃんねら有志による現代語訳物なんかは興味ある。
mixiで日本未刊行本を手分けして翻訳してる奴らがいた希ガス。
>>19 岩波は初代からずっと左。
ただ、右寄りでもすごいやつがいたら認める主義。
「古典を読むと、どういうメリットがあるか」ってことを論じた本が必要なんじゃ
ないか?
ひょっとすると、そういう本は、すでに有るのかもしれないけど。
教養って雁次郎のちんぽ。ポロッと出ちゃう。
安倍ちゃんやアッキーには教養を感じないでしょう?
山本夏彦の著作にあったが、初代の岩波源蔵が漱石にうまく取りって新刊を出させたのが岩波の隆盛の発端なんだってな。
その後全集とかで経営の基礎を固めたんだろうが、そのやりかたがどうも・・・
思想的にアレが会社の本を買うのも主義に反するので、ヴェーバーの文庫を古本で買うとかを除いては、新刊の岩波の欄は
素通りするようにしています。みんなもそうでしょ?
97 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:02:29 ID:4QzQPjkK0
現代人のライフスタイルに合わせるべきだろ。
今のままじゃ、刑務所で暇をもてあましてる囚人ぐらいにしかニーズは無いぞ。
98 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:02:59 ID:h9LISEH10
岩波源蔵って誰だよw
>>94 十年か二十年くらい前に橋本治がそういうのをしきりに書いていたような。
100 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:03:30 ID:InOj6RrX0
>>60 生じゃねーだろ!
ちゃんと分別しろ
古紙回収は水曜日だと何度言ったら!
101 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:03:49 ID:kE/AZIe40
現代文庫で、和辻の「倫理学」が出るね。
こういうのはいいと思う。
102 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:04:20 ID:WimbIZjj0
まあ、今の俺らが考えたことは、すでに昔回答が出ている、
てなことを格安で教えてあげよう、ということか。
でもこれは人文科学関係の著書にいえることで。
娯楽が欲しい俺らが岩波にどうこういうこっちゃないよ。
104 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:05:28 ID:HApSDVbI0
>>94 思想哲学の幅が広がる。
が、それがメリットと感じるかどうかは、人によるだろうな。
学生の時は毎月何十冊も読んだけど、今なんにも覚えてないよ。
それに、古典だとか言われて変な本義務的に読まされるより、自分の興味で探す方がいいよね。
人がいいという本みんな読んでたら、それだけで一生終わっちゃいますよ。
全般にいえることだけど文庫のサイズもっと大きく(A5かB6)で時のサイズも大きくしてくれれば読むんだけど・・・
小さくて・・・・。
107 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:07:38 ID:nDrC010L0
>>94 たいした意味はないと思うよ。まさに「教養」のためだろう。
友人に「あの教官、シュターデンみたいだな」と言われた時、
出典が分かれば話に乗れる、ってその程度じゃね?
108 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:08:02 ID:HApSDVbI0
>>105 人に勧められた本に埋もれて生涯を終える・・・ビブリオマニアには理想的な死に様だね
110 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:08:52 ID:eTSSW7mB0
111 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:10:33 ID:LPorlEVjO
ここの史記列伝とアナバシス、日本書紀はよく読んだな
特に日本書紀は本文が右ページ、注釈が左ページにあるので読みやすい
ただ基本、注釈が巻末にあるので、岩波の古典を読むときは、しおり二つが必要になる
ちなみにしおり一枚は入っているのがデフォルトなので、本屋のカウンターでもう一枚貰っている
モノによっては、岩波よりちくま学術文庫の同タイトル本の方が内容が濃いモノがあるが、単価も高い
>>108 いやA5くらいならポケットにおさまるサイズだろう
113 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:11:04 ID:eTSSW7mB0
無知蒙昧無学無教養無芸大食に甘んじていると
だれかさんみたいになるのよ
114 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:11:21 ID:kE/AZIe40
本の中では、プレイヤード叢書の装丁・大きさが最高。
絶妙の趣味とバランス。
115 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:11:27 ID:HApSDVbI0
例えば、防衛官僚とかは、
孫子やクラウゼビッツを読んでもらいたいな。
武田信玄なども孫子を読み込んでいたし
そういう意味では古典もばかにならん。
116 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:11:29 ID:uzSHqV7/0
117 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:11:57 ID:WimbIZjj0
古本屋で茶色くなってる昔の文庫本が
最近の文庫本より読みやすいような。
活字と写植、DTPの違いかな。
>>107 そういう意味では今の世代は
ガンダムや銀英伝は基礎教養といえるw
>>94 に補足すると、『〜文学案内』って本は、岩波から出てるんだよな。
でもあれって、良い先生が書いてるとは思うんだけど、古典を読んだことのない
人には難しすぎるよな。
古典を読んだことのない人にも判るような紹介文を、本にするか、あるいは岩波の
サイトに up するかすると良いんじゃないかな?
120 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:14:46 ID:S3AE+IwB0
岩波新書は、サヨクの信仰告白の場だろ。
でも文庫は名作も多いぞ。
岩波はとっとと倒産して、文庫の版権を他へ譲れ。
121 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:14:52 ID:y9cBze/Q0
>>118 2ちゃんねるのノリって漫画とかアニメのネタばっかりでわけわからんもんね
122 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:15:11 ID:HDevx3B30
おれキモいニートでかなり本持ってるから岩波を探してみた。
市民政府論
終わり。
「最近の若い人は古典を知らなくても恥ずかしいという感覚があまりない」
全く無いな。
123 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:15:39 ID:uzSHqV7/0
124 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:15:49 ID:HApSDVbI0
>>118 銀英伝はSFに見せかけて、
意外に幅広く教養的なものも漁ってるよね。
ヤンにも名台詞多いし。
125 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:16:23 ID:vAVHA3zO0
>>111 アナバシスなんて何度も読める感じじゃないな。
タラッタ、タラッタのあたりを繰り返し読んだだけなんだろ?
>>124 古典文学の素養も含んでるからな。
シャアに学ぶ、ヤンに学ぶ「孫子」なんてのは売れるかもwww
もう岩波の時代は終わったな。
127 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:18:13 ID:uzSHqV7/0
古典=小説ではないよ
129 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:20:46 ID:uzSHqV7/0
130 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:22:19 ID:PrGEi6mV0
やっぱ古典を知らないと無学って事ですか。
電波芸者のバイリンギャルは古典は興味なさそうだけど無学なんですか。
俺は歌麿の枕絵本が好きだけど、教養がありますか。
131 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:22:58 ID:OBH22J2B0
岩波書店って社員の平均年収900万ぐらいあるらしいぞ。
出版界には珍しく残業ほとんど無しの会社だし。
まだまだ危機には遠いだろう。
132 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:23:01 ID:HApSDVbI0
>>126 ガンダムや銀英伝を通じて「孫子」を学ぶって、良いのか悪いのかw
あと銀英伝は、やたら民主主義についても拘ってたな。
優れた皇帝のいる独裁体制か、愚民どもの民主主義か、
みたいな葛藤をヤンがしたり。
133 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:23:06 ID:uzSHqV7/0
小生は星界派。スポールが好き。
スポールの蹂躙戦は孫子に忠実な予感。原則に背いたとき、彼女は終わった。
>>126 田中芳樹のその後の作品の左翼臭はどうにかならんかったのかなぁ
136 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:25:12 ID:SqWiDJbtO
137 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:25:17 ID:nDrC010L0
>>130 古典好きな人は、テレビタレントをバカにする人多いよね。
ニュースステーションに出てた女の人なんて、普通は頭いい人の代表と思われてるだろうけど、
「美人必ずしも頭がよくないの見本みたいな人だなあ」と評されているのを見たことがある。
138 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:25:34 ID:LPorlEVjO
>>125 いや、タラッタ、タラッタより、パプラゴニア人の投石兵に襲撃されるくだりが好き
139 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:26:15 ID:uzSHqV7/0
140 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:26:45 ID:HApSDVbI0
>>130 バイリンガルで日本の古典というか文化を知らないのは、逆に恥ずかしくないか?
下手に英語が出来る分、国際社会で笑いものになるよ。
141 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:27:07 ID:OXiv5WQV0
梶井基次郎ってのは、古典なのかね?あんまり、そこらへんの定義って俺には
よく分からんのだが・・・
でも梶井と言ったら、「城のある街にて」だろう!!!本当に美しい短編だ。まるで、絵画を見ているよう。
142 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:27:34 ID:AX45Ucx50
古典を知らないと何がどう恥ずかしいのか具体的に示してほしい
教養って、オナニーかもしれんね。
梶井基次郎ってほんとにいいよね。
145 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:29:34 ID:HApSDVbI0
>>143 まあ大概はオナニーだろうな。
社会的判断や政治的決断する際の、多少の基礎にはなるだろうけど。
146 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:29:47 ID:juFr8q1A0
>>137 TVに出る人は、TVに向いた才能があって出ているので、
それは知性とはなんの関係もない。
てっきり著作権の期限問題をめぐって壮絶な松本零士叩きが繰り広げられてるかとwktkして
スレ開いてみたらそうでもなくてがっかり
148 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:30:03 ID:uzSHqV7/0
149 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:31:34 ID:8Tcr4pwx0
最近、新古今和歌集こそ少女マンガに連なる原点であると思うようになってきた。
150 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:32:12 ID:uzSHqV7/0
152 :
ココ電球(∩T∀T)y-~~~~ ◆tIS/.aX84. :2007/01/03(水) 18:32:40 ID:o4eqUYh20
海野十三多すぎ
153 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:33:27 ID:S9iV2U010
ああ、源蔵は角川だった・・・(恥)
追伸・中公の本もなるべく古本で買うようにしています
154 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:34:41 ID:uzSHqV7/0
155 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:35:49 ID:kE/AZIe40
いまや文庫は筑摩と講談社だね。
本体の文庫以外に、学術系、文学系の別ラインの文庫がある。
そっちがお奨め。
156 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:36:11 ID:mg4FrSpk0
岩波は置いてほしけりゃ買い切り止めろ
157 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:36:56 ID:ys7Z0awm0
2ちゃん見てると、ガンダムも古典で一般教養のうちかと思ったり。
158 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:37:27 ID:eTSSW7mB0
>>148 1965年没の
江戸川乱歩
谷崎潤一郎
に期待したい
159 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:38:16 ID:uzSHqV7/0
160 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:39:32 ID:gEh/fDKW0
>>8 当時は物凄くインモラルで衝撃的な話だった。
今となっては深夜枠に持ち込んでも通らない企画。
161 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:39:37 ID:OXiv5WQV0
梶井は本当に好きだ。「城のある町にて」にこだわってあれなんだが、俺は
あの作品全編美しいと思うけど、特にラストの、主人公が眠れぬ夜に雨を待つシーンが
本当に美しいと思う。震えが来るくらい美しいと思うよ。俺もあんな短編書いてみたいなぁ
と思った23の夜。
筑摩には宮沢賢治の全集も梶井基次郎の全集もあるよね。
中国の古典もある。でも、人文科学分野だけのような。
岩波には、自然科学も社会科学も含まれている。
露西亜文学は新潮文庫が読み易い印象がある。
164 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:41:44 ID:KcXWrnBy0
古典を読んでる時間はNEETと同じなのに気付かない馬鹿ばかり
話し相手がいなくなるから必死で勧める辺り所詮は昔のオタク
165 :
ココ電球(∩T∀T)y-~~~~ ◆tIS/.aX84. :2007/01/03(水) 18:43:08 ID:o4eqUYh20
キューポラのある街がないな
166 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:43:31 ID:kE/AZIe40
チェーホフ全集もあった筑摩が最強か。
「死霊」と「同和中毒都市」を文庫化してる講談社が最高かw
167 :
ココ電球(∩T∀T)y-~~~~ ◆tIS/.aX84. :2007/01/03(水) 18:43:45 ID:+eWhOJkQ0
戦艦武蔵もない
168 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:43:53 ID:OXiv5WQV0
>>163 そうだね。「罪と罰」は新潮の方が読みやすいと俺も思うよ。
あと、スタインベックの「怒りのぶどう」も新潮の方がいい。
169 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:45:44 ID:AX45Ucx50
>>168 スタインベックは新潮だな
シェイクスピアは筑摩が好きだ
170 :
ココ電球(∩T∀T)y-~~~~ ◆tIS/.aX84. :2007/01/03(水) 18:45:55 ID:0yGt8Ji90
文学的にウルトラセブンより劣るのは残さなくていいと思うが
171 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:46:56 ID:OBH22J2B0
>>153 「源蔵」って誰だよ? 角川源義のことか?
つーか、岩波はいろいろ版権持ってるんだから、そういうものを文庫にしてくれたらうれしいよね。
でも、元本もそんなに売れてないのに無理か。
173 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:47:16 ID:64hM/t8VO
川端の作品は普通にエロエロなのに、周りから見たらすげー文学作品
読んでるように思われるからかなり便利
「美しさと哀しみと」なんかはレズ物好きには涙モノだね
174 :
ココ電球(∩T∀T)y-~~~~ ◆tIS/.aX84. :2007/01/03(水) 18:47:59 ID:cUzV28Vo0
金閣寺もないねえ
出版社限定なのか
>>168 罪と罰は新潮の工藤精一郎より河出の米川正夫の方がいいと思う。
私見だけど
176 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:49:19 ID:S9iV2U010
>>164 ほら、相手してやるよ。寂しいんだろ?
そうだねそうだね。TVや映画やスポーツを見る時間も同じだね。
177 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:50:13 ID:kE/AZIe40
江川卓だろ。
178 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:52:03 ID:uzSHqV7/0
>>174 三島 由紀夫 1970年11月25日没
>>178 1970年というと最近のようなキモするけど、もう37年も経つのね。
当時生まれた子が、今やくたびれた中年だよ。
源蔵は、ガラスの仮面に出てくるよ。
シェークスピアは、白水社の小田島訳のシリーズがいい。
181 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:57:21 ID:kE/AZIe40
筑摩で武田泰淳全集を文庫化しないかな・・・
クソ訳ぞろいの岩波の中で珍しく」「虚栄の市」はいい訳だった。
ま、せめて20年に一度は改訂してもらいたい所かな
183 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 18:59:21 ID:uzSHqV7/0
184 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 19:00:27 ID:dUXpnLitO
岩波文庫も山内得立とか井筒俊彦とか山田晶とかバンバン出せよな
185 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 19:01:34 ID:kE/AZIe40
>>184 山田晶は講談社でアウグスティヌス講話出てるね。
岩波ブックレットはアジビラ。
書店で図書館や学校向けの販売職やってたけど、
あれは公費で大量購入する以外では売れない。
187 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 19:04:38 ID:kE/AZIe40
>>185 井筒は中公でしょ。今も一部出てる。
山内は岩波以外ありえないが、地味すぎるな。売れるのは意味の形而上学くらい。
188 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 19:04:42 ID:BQ4ABZnC0
古典の古い奴は訳が絶望的に悪いことが多いからねえ。
訳者が理解できないのを適当な漢字を置き換えている。
あと、新旧仮名遣いの問題だな。
この10年間で翻訳のレベルはかなり上がったんじゃないか。
爆笑問題の太田はすごい読書家であらゆる本を読んでるそうだが、
日頃のテレビでの立ち居振る舞いを見た限りじゃ見習いたいような知識人・教養人って感じじゃないな。
190 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 19:06:02 ID:uzSHqV7/0
191 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 19:07:23 ID:vAVHA3zO0
>>186 当たり前だろ。日教組の洗脳パンフみたいなもんだからな。
192 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 19:07:41 ID:aeIWD6/R0
21000円もした復刻版買っちまったが、読む気しねー
旧仮名で読みにくいし
何でこんなゴミ売ってんだよ
193 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 19:08:51 ID:otK7S5nc0
『危機の二十年』を新訳だせ!
194 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 19:09:43 ID:tKozmw950
岩波新書の方は時事問題が多いから結構読むんだが。
195 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 19:10:41 ID:Wvt0ewGT0
>>183 すげえ!
こんな物があるなんて知らなかった!
こりゃ本屋も出版社も真剣やばいぞ!
しかもzipで固めてあって、超便利!
管理人はUGサイト出身か?
教えてくれてありがとう。
197 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 19:11:51 ID:vAVHA3zO0
岩波、筑摩、平凡、東京書籍は左だろ。
扶桑、徳間、三笠は右だろ。
198 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 19:11:51 ID:dUXpnLitO
>>185 アウグスティヌスの根本問題とか在りて在るものとか
>>187 ロゴスとレンマとか
井筒俊彦のは著作集レベルで文庫で出して欲しい
とにかく九鬼とか岩下とか日本の偉大な思想家をもっと大事にしないと
199 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 19:12:06 ID:kE/AZIe40
>>194 「時事問題として読む」のが正解。
そう割り切れば読める。
200 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 19:13:52 ID:4rYZ+Bf60
それなら大江健三郎に早く死んでもらわないとなw
201 :
ココ電球(∩T∀T)y-~~~~ ◆tIS/.aX84. :2007/01/03(水) 19:14:49 ID:cUzV28Vo0
203 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 19:15:42 ID:n2Mp7U/w0
森鴎外の全集中古しかねぇ・・・
再販希望
204 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 19:15:47 ID:kE/AZIe40
>>198 岩下は「カトリックの信仰」が講談社学術文庫で出てた。
だから、筑摩と講談社が最強だってw
中世思想研究あたり、岩波で出るかも。
205 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 19:15:53 ID:mTm0wilf0
・・・新潮のほうが読みやすいとかってあるのか?
たんに翻訳者の違いではないのか
206 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 19:16:33 ID:S3AE+IwB0
>>199 左翼的な、政治的アジテーションが散りばめられているので、
時事問題として読んでも、腹が立ちイラつく。
207 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 19:17:27 ID:vAVHA3zO0
講談社学術文庫なんかと比べると、岩波はいっちゃってるきがする。もうそれに専念しちゃってる感じがする。
講談社は余技でやってる感じがする。
中公なんかは選んでやっちゃってる感じがする。岩波は何でもかんでも有名なものはすべて翻訳するのに専従しちゃってる
感じがするなあ。
>>197 右に新潮社、文藝春秋社、講談社、光文社を追加。
209 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 19:22:49 ID:kE/AZIe40
>>208 講談社はどっちでもない。
面白ければ(色んなレベルで)、何でも出す、というのが基本。
210 :
チェルノブ:2007/01/03(水) 19:22:52 ID:Vs5UyVLdO
戦争論は翻訳専門家よりも、この道の碩学の人に訳し直して欲しいな、30年戦争後のカタストロフィを上手く理解できてる人。
あと、がリア戦記も何か足りないんだよな…。
211 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 19:24:12 ID:vAVHA3zO0
あと右にPHP、元就、光人、小学館、祥伝社、並木書房、左にぺりかん、現代書館を追加したほうがいいな。
212 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 19:25:06 ID:cqxUtAQ70
ロアルド=ダール まじおすすめ
213 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 19:28:36 ID:eVe6a3MY0
28歳。。
悲しい事に古典に触れずに育ってしまいました。。
これからでも読むべき古典、ご教授下さい。
プロ倫と自殺論は読みました。
古典はいいが 下々には変な政治活動家が寄生している
中小出版社まで入れたら左は三一、新泉社、第三書館、風媒社など枚挙に暇がない。
216 :
チェルノブ:2007/01/03(水) 19:33:06 ID:Vs5UyVLdO
>>212 ダールって岩波出てるの?
早川ばっか追ってた。
217 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 19:33:09 ID:ne01Ut5oO
新潮新書のトリビアレベルの本も如何なものかと思うが…
218 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 19:33:19 ID:s7Vh5vRtO
ぼく東きたんは面白いよ
219 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 19:33:33 ID:dUXpnLitO
>>213 ウェーバーとデュルケーム好きなの?
ならウェーバーの古代ユダヤ教とか社会学の根本概念とか読んでけばいいのでは
古典はええよ。
何年も経てもなお残っているものには独特の力がある。
221 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 19:34:57 ID:kE/AZIe40
腕くらべは最高のポルノ。読んでごらん。
AVや西村寿行より良いwww
222 :
コピペOK:2007/01/03(水) 19:36:04 ID:mV6VRLF+0
音羽は論調は左傾で売っているけど、実体は悪名高い出版流通
(トーハン、日販)の元締めだから、儲かればなんでも良いんだろうな。
出版に疎い人はしらんかもしれないけど、トーハン、日販の
ポジションは、マスゴミ業界に於ける電通みたいなもん。
電通がスポンサとテレビ局・新聞社の間のパイプを握る事で
マスゴミの論調に圧力をかける様に、トーハン、日販は扱う
書籍の量を調整する事で世に出回る言論の大きさ(=書籍の量)
を操作し、また、出版社の経済に圧力をかける。
音羽が左傾? 冗談だろう。
224 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 19:37:14 ID:ynHhULiQ0
岩波は商魂逞しいが堕落はしない。それが唯一、どこぞの出版社とは違う点。
225 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 19:38:12 ID:kE/AZIe40
>>213 マジレスですが、他人にコレなんて奨めても、多分外れることが多い。古典の数多すぎるから。
手当たり次第200〜300冊くらい読めば、自分の趣向が大体分かってくる。
その後で、絞り込むしかないでしょうね。
226 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 19:39:09 ID:i7/dK94a0
228 :
チェルノブ:2007/01/03(水) 19:43:13 ID:Vs5UyVLdO
>>213 デュマが入りやすい。
「モンテ・クリスト伯」辺りから、ドスト氏の「カラ兄」へドゾ〜。
>>225 そうだよな。
探して出会う楽しみが本の醍醐味の一つ。
これが他の媒体と本の大きく違うところだと思う。
>>222 なんたって、本の売れ行きなんて取次ぎのサジ加減一つだからな。
大出版社なんて偉そうにしているが、
言ってみれば出版社なんて、流通を掌握している取次ぎの妾みたいなもんだ。
生殺与奪を握ってるのは取り次ぎで、しかも出版にはあんまりその自覚がないようだ。
231 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 19:43:56 ID:i7/dK94a0
>>213 真面目に勧めるか。
夏への扉
たったひとつの冴えたやり方
232 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 19:44:03 ID:mV6VRLF+0
神林長平「七胴落とし」
まあ、実際問題、岩波の思想書とかどうなのかね?
簡潔な内容を小難しい表現で難解にしているとしか
思えないんだけど、、、、
234 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 19:48:37 ID:i7/dK94a0
ちょっと待ってくれ、
最近ミステリーが流行ってるだろ?
ラノベも何かミステリーよりだ、西尾維新とか谷川流とかさ。
おれは>213にSFを勧めたいのだ。
235 :
チェルノブ:2007/01/03(水) 19:49:02 ID:Vs5UyVLdO
夏への扉かぁ
SF勧めるか〜
でもお面白い方の名作なんだよな。
236 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 19:50:16 ID:et2WdN730
237 :
213:2007/01/03(水) 19:51:06 ID:eVe6a3MY0
>>219 特にウェバーもデュルケームも好きでは無かったんですが、タイトルに
興味を惹かれ読みました。
罪と罰とか、魔の山とか結構挫折している情けない人間です。。
>>225 そうですよね。。
やはり自分で数をこなして行くしかないようです。
アウグスティヌスの神の国とか、キリスト教には興味があるので、
読んでみます。
>>226 SFは好きですが神林はあまりでした。。すいませんです。。
因みに、イーガンとかは愛読しています。
>>227 ありがとうございます。
読んでみますね。
>>228 デュマとユゴーは読みやすいので好きです。
ユゴーは特にヒューマニズムの鬼ですね。
から兄は難しそうだけど、大審問官の所だけは死ぬまでに読みたいです。
238 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 19:51:34 ID:L8ypvwpF0
俺の若い頃は「岩波の百冊」っていうのがあって、高校から大学に
かけて無我夢中で読んだよ。おかげで教養に対するコンプレックスが
幾分薄らいだ気がする。右だ、左だといっている諸君、話は読んでからだ。
239 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 19:51:43 ID:kE/AZIe40
>>230 その取次ぎに大量の在庫を抱えさせてる岩波は神だなw
240 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 19:52:18 ID:97cKBpc40
逆に、古典を知らなきゃ恥ずかしいって決めつけるのもどうかと思うけどね
241 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 19:53:05 ID:z8oOQC+E0
夏への扉からSF入るのは良いねw
俺は、P・K・ディックの「高い城の男」を勧めとく
242 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 19:53:18 ID:AsYh45muO
岩波は紙をちゃんと上下揃えて切ってくれ。
下だけで揃えられてるから、上側がギザギザでなんか気に食わん。
243 :
213:2007/01/03(水) 19:53:23 ID:eVe6a3MY0
>>231 漏れ、SF読みなのでSFの有名所は大体読んでいます。
個人的にはイーガンの「順列都市」とアーサーCクラークの「地球幼年期
の終わり」良かったです。
>>233 あ、…あ、カントですか。
難しそうですけど、カントも死ぬまでには読むべきですよね。。
244 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 19:53:41 ID:1xW4hh8S0
>>237 古典SFならイラストで入るっーて手もある。
武部本一郎氏の手がけているものを選ぶと幸せになれるかも。
245 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 19:53:53 ID:dUXpnLitO
本の返品が出来ない出版社
それが岩波!
んなことしてると何処の本屋にも置いてくれなくなるって。
247 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 19:54:10 ID:i7/dK94a0
248 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 19:54:10 ID:et2WdN730
このスレ、意外とおもしれーじゃねえか
249 :
213:2007/01/03(水) 19:55:29 ID:eVe6a3MY0
個人的に…篠原節子の「弥勒」と、「銀英伝」が今まで読んだ本の中で
最も興味深く読めました。。
高い城の男で調子に乗り、鉄の夢で絶句。。
今では立派なナチオタです。
250 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 19:57:07 ID:kE/AZIe40
>>237 キリスト教なら・・・・・・難しいな。
神学大全も、キリスト教綱要も、教会教義学も文庫は絶対無理だしなw
バルトのロマ書が中公の文庫に入ってたが、今は品切れかな。
結局、ドストエフスキーあたりがいいんじゃないですか。
小説だから、変に堅くならずに済むし。
アウグスティヌスなら告白録は文庫でも読めるでしょう。古書で探せば。
251 :
チェルノブ:2007/01/03(水) 19:59:24 ID:Vs5UyVLdO
>>237 君は読書趣味に於いて充分自立してるよ。
書棚に延びた自分の手を信用しなはれ。
>>239 まあ岩波は特別枠w
昔日は岩波大学と言われるほど、まあある種の権威と尊敬を集めていた。
儲からないが(雑誌なんかに比べて)よくやるなあ、と。
書店だって岩波なんか置くより雑誌に注力した方が儲かるわけで、
でもあえて岩波を置く書店は、その分の体力とそれなりの志でしょ。
岩波のロシア文学なんて、翻訳がひどすぎて読めたもんじゃないよ。
普通の日本語として全く意味が解らない。
ラノベ世代にとっては、司馬や吉川英治、井上靖とかが既に「古典」と認識されてそうだな
256 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 20:03:40 ID:mV6VRLF+0
>>254 やっぱり。
あれは何かの権威づけなんかね?
257 :
213:2007/01/03(水) 20:03:47 ID:eVe6a3MY0
>>250 キリスト教は本当なら大学の神学部から習いたいくらいですが、
それは非現実的なので、初期教父から公会議で外された聖書外典
も色々学んでいきたいです。
神学大全も文庫では無理っぽですか。。
漏れが言うのも何ですが、どうも文化の断絶ですよね、これって。
まずは告白しないと、ですね。
258 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 20:05:24 ID:TxyVAbGT0
ちくま文庫に遥か昔に先、越されたろw
>>257 聖書の解釈史を勉強しないと聖書を理解できない時点で、
キリスト教は嘘つきだって事で。
なんで、文系ってここを理解しないんだろ。
260 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 20:07:26 ID:vAVHA3zO0
>>254 同意、イタリア文学も全然ダメだ
自分の頭が悪くなったのかと思ってしまう
>>243 デカルトです。この本はとても役に立つんだよ。しかも、難しくない。
>
>>233 >あ、…あ、カントですか。
>難しそうですけど、カントも死ぬまでには読むべきですよね。。
カントは、なめるものですよ。
岩波にはウェルズのSFが2点?ほど入っていますよ。
ウェルズの、SF以外の作品も収録して欲しい。
263 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 20:08:45 ID:kE/AZIe40
>>257 聖書外典なら、講談社学芸文庫で出てた記憶あり。
というか、偽典のこと?
「ベン・シラの書」なんかカトリックでは聖典に入ってるけど
264 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 20:08:45 ID:ZIEYffBe0
哲学の古典は選んで読まないと、問うている問題自体が現代では自明なものになってしまっていることも多いなあ
例えばカントの問題意識って現代の実数論・数学基礎論を知らない人間にしか理解できないものじゃないかな
昔の岩波文庫の翻訳ものは正直言って読みたくない。
>>254 下手に意訳すると、うるさい読者から「あそこの訳文は語学的におかしい」などと投書されかねないので
日本語としての自然さを犠牲にして語学的な正確さを追求する訳者が多い。
それが翻訳家としての処世術なのだ。
「最近、どんな本を読んでる?」と聞いてマンガを答える人ってあまりいないじゃん。
気持ちのなかでは、マンガ≠本なんだよね。
でも、それなりに学のある年配の人に言わせると、小説も本の内には入らないらしい。
本というのは専門書のことを指すのだそうだ。
彼らに言わせると、小説もマンガも同じでそんなものをいくら読んでもヒマ潰しにしかならないし
本ではないのだそうだ。
268 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 20:10:49 ID:AX45Ucx50
>>260 埃の掃除がしにくくていい事ひとつもないな
270 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 20:12:43 ID:vAVHA3zO0
>>266 君主論の翻訳でもそういうのがあるな。
アマゾンの書評でもぼろくそにいわれている。
しかし日本語として通らないものは翻訳とはいえないという基準は持たねばならないだろう。
直訳風文体とかいっても、日本語でなければ失格。
>>266 戸田なっちの翻訳もそういう事情だったのか?
岩波さんフーコー出して。
>>264 そもそも答えが存在しない問題に答えを出すふりをして、
大学に居座っている教授陣を横目に見ながらカントを読むと
「文系の世界って今も昔も変わんねーんだな」と思わせてくれるな。
274 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 20:17:27 ID:TxyVAbGT0
>>269 早川みたいに、日本人作家が書いた原稿を意訳してみたり、
最近の山田正紀みたいに、書き飛ばしただけの原稿で明らかに
冗長だったり、繰り返しが多くても、まんま本にしちゃう出版社も有る。
276 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 20:18:08 ID:kE/AZIe40
>>257 神学大全を文庫化したら、全100巻くらいになっちゃうでしょ。
そもそも、創文社の翻訳自体、全部終わってないんじゃないかな。
「最近の若い人は古典を知らなくても恥ずかしいという感覚があまりない」
経営者の薦める本、みたいな企画見てもくだらない本ばっかりだけどな。
>>269 超訳の元祖は黒岩涙香だな。
ああ無情、岩窟王などのタイトルは今も知られているが、
登場人物名も覚えやすいように日本風に変えられたりしている。
実に読みやすい。
279 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 20:21:04 ID:vAVHA3zO0
>>9 30年前中学の社会の教師に岩波新書を20冊ばかり紹介された。
何となくインテリっぽい気分で電車の中で読むのが快感に・・・
今から思えば何と無駄な見得張ってたか。
青表紙から黄表紙に変わっていく頃だった。
古典と言われている本読みこなそうとすれば人生終わっちゃうよ。
暇があれば、プラトンを読破したい。まずはここから。
プラグマティズムに興味があるから、デューイとかもじっくり読んでみたい。
283 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 20:24:34 ID:8fhi69X+0
岩波文庫は子供の頃星ひとつにつき50円だった。
50円の本もあった。
284 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 20:25:04 ID:kE/AZIe40
>>282 デューイの論理学翻訳すればいいのにね。
以前、久野収が計画中とか読んだことあるけど。
285 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 20:25:33 ID:et2WdN730
岩波がよく使う精興社の組版は美しいね
特に数学の本は美しさがきわだつ
最近の TeX でも上手に組めば美しいが
286 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 20:26:47 ID:4/VOc1qd0
ZIPでよろしく!
混んでないところで
挿絵を萌え萌えにすればおk
いつか北海道の中学でそこの生徒自身がオススメする本で
書店の1コーナー作ったって言ったニュース見たな。
まあ、恋愛小説とかTVドラマの原作とか漫画の小説版とかだったな。
君主論は、近年訳が変わって厚くなったんだよね。価格も上がった。
290 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 20:32:41 ID:kE/AZIe40
角川は西村寿行の作品を文庫復刊すべし!!!
>284 名前:名無しさん@七周年 :2007/01/03(水) 20:25:04 ID:kE/AZIe40
>
>>282 >デューイの論理学翻訳すればいいのにね。
>以前、久野収が計画中とか読んだことあるけど。
デューイの論理学は、中央公論社の世界の名著の48巻で翻訳されています。
版権を買って文庫化すればいいのにね。
292 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 20:36:23 ID:kE/AZIe40
>>291 そうでしたか。ありがとうございました。
プラグマ関係だと、清水幾太郎の倫理学ノートがいいらしい。
買っただけで目次しか読んでないけどw
これも講談社 えらい。
293 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 20:43:08 ID:I0RxuTTw0
最近のオタクは古典を知らなくても恥ずかしいという感覚があまりない
だから僕は、もっと流星人間ゾーンとか大魔王シャザーンとか見るべきだと思うわけですよ
294 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 20:43:09 ID:iur+OQJr0
死後50年間の塩漬けでも問題なのに塩漬け期間を70年にしろとか言ってる
人もいるんだもんなぁ。愚か過ぎるよ。
ネットで無料で読めると本が売れなくなるっていうのは間違い。
その作家への入り口がネットでもだんだん現実の本も買うようになる。
つまり作家にとっても得なんだよ。塩漬け期間の短縮は。
>>292 実は、小生もプラグマ関係は読んでいないのです。(`・ω・´)カカカ
デューイは日本の学校制度創設に大きな影響を与えたとどこかで聞いた。
デューイの『学校と社会』が岩波文庫に入っているし。
でも、日本の学校がプラグマティックとは思えない。受験に特化した道具に
墜ちてしまった。
296 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 20:44:03 ID:H1LWQ+inO
多数の主婦にとっては
ハーレクイン>古典
団塊世代のおっちゃんらにとっても
ビジネス本>古典
297 :
213:2007/01/03(水) 20:45:02 ID:eVe6a3MY0
実際、本筋には関係ありませんが、日本及びアジア諸国に民主主義及び
資本主義って定着するものなのでしょうか。。
プロ倫を読むと、どうも否定されている気がします。
封建主義と民主革命を得ないと民主主義とは言えないってどういう事だろう。。
298 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 20:45:21 ID:kE/AZIe40
>>295 岩波には「哲学の改造」もありますよ。入手可。
東大での講義録。
299 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 20:46:05 ID:lE26/HX/O
恥ずかしながら旧漢字が読めないことがたびたびあります。
読み仮名をふっていただけたら嬉しいです。
読み仮名によって格調が損なわれるのであれば
同じ文庫版の旧漢字読み方辞典のようなものがあれば便利だなと思います。
ジェイムズの『プラグマティズム』もあったような。
301 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 20:50:55 ID:GKc2RCZI0
そりゃ売れなくなるよ。
ヘミングウェイなんかだと
岩波の翻訳読むより直接英文読むほうがまだ読みやすいし。
302 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 20:51:59 ID:kE/AZIe40
>>297 ウェーバーはほとんど知らないけど、肝はプロテスタンティズム=世界の非呪術化=合理化、ということでしょ。
徹底的な信仰で神と世界を峻別することによって、世界を操作可能な領域と看做す→自然科学の発達、社会のシステム化という逆説じゃないかな。
だとしたら、アミニズムが基調のアジア社会は呪術に充ちてるから、なかなか合理化へ進まないのではないでしょうか。
ようするに、しがらみが多すぎるというこなんだが。
303 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 20:52:17 ID:Ki3XBoOxO
304 :
チェルノブ:2007/01/03(水) 20:54:12 ID:Vs5UyVLdO
>>296 確かにw
チャンドラーやマクドナルド(古典では無いが)を愛読してる奴が良き営業マンには成れんわなw
俺オワタ\(^o^)/
ウェーバーは『職業としての政治』しか読んでない。この本は、小生に
大きな感銘を与えた。
最近の趣味は明治から昭和初期あたりの古臭い文庫。
旧字体と活版の凸凹がいい。
リクエスト復刊は、確かに旧漢字。
普通の新刊は、旧漢字じゃないと思う。
308 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 21:21:17 ID:kE/AZIe40
>>306 改造文庫とか?あれはもっと新しいか。
でも、江戸時代の草紙なんかスラスラ読めたらいいだろうな。
若者は古典を読まない?嘘だね。
1.新刊点数が昔と比べて圧倒的に多い。古い物より新しい物に目が行くのは人の常。
しかもラノベ等はイラストやマーケティングで様々な営業努力をしている。
絶版になるのも早いから出たら即買わないといけない。古典を読む暇がなくなる。
2.昔に比べて本を読む若い人が増えていて、好みが多様化してる。
結果として古典を好む若者の割合は減るが、絶対数はむしろ増えてる。
はっきり言って昔の人間ほど本を読まない傾向がある。
以下、本よみうり堂から取った「この1か月、本を読まなかった人」の割合。
ttp://www.yomiuri.co.jp/book/news/20051028bk02.htm 歳代 20 30 40 50 60 70(歳代)
2005 41 41 44 55 61 66(%)
前世代比 0 -3 -11 -6 -5
>>302 確か、儒教倫理にはプロテスタンティズムと同じく世界を合理化していく傾向があるから
儒教国でも資本主義が成長するかもみたいなことが
ヴェーバーの別研究にあったと思う。
311 :
通りすがり:2007/01/03(水) 21:30:32 ID:UUMwOBON0
死後、読まれなくなった作家の典型が、石川達三だな。
かつては新潮文庫に30点以上収められていたのが、現在は1点残して絶版。
第1回芥川賞受賞作の「蒼茫」も、今では入手困難。
312 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 21:33:35 ID:kE/AZIe40
>>310 儒教は鬼神を語らずだからね。
だけど、プロテスタンティズムのような徹底的なエトスはないから、中途半端に終わってしまう。
それと合理化の問題とは別に、儒教倫理は長幼序ありとか、公共よりも親類縁者を大切にするとか(中国の賄賂政治など)、身分の固定化とか(李氏朝鮮を見よ)、民主化とは背反する要素を多分にもってる。
芥川龍之介初版本全集も生ゴミに出したよ 数多けりゃ神田の古書店で高値で売れるけど、たいした本でもないしね
314 :
チェルノブ:2007/01/03(水) 21:40:37 ID:Vs5UyVLdO
現代の高齢者は、若い頃にさんざん本を読んでるんでは?と、資料を読まずにレス。
いや、でも俺は30代だが、新しい本は読まなくなってきてるな。
歳を取って経験を積むと、本の選択が厳しくなってくるのは気のせいかしらん。
315 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 21:45:13 ID:vAVHA3zO0
しかし日本ほどの翻訳大国もないらしいな。
他のアジア諸国は日本程翻訳は無いだろうし、あるいは翻訳能力も無く欧米語を公用語にしたりして
対応している。
またこうした話題が庶民においても行われる国なんぞほとんどないだろう。ニートみたいな人間でも古典を語るような
国は世界にない。
文庫という形式すら世界に類例が無いらしいな。
江戸時代以来の好学の気風が現在にも伝わっている証拠だ。
>>314 俺は逆だな。子供の頃は所謂純文学を読むに値しないと思ってたけど、
こういう馬鹿もいて、それを喜んだ文壇がいるんだと言う視点で読めば、
結構笑えることに気づいてから、読むようになった。
なんか、その時代の人間の焦りと企みがありありと書かれてて面白いよ。
本はやっぱり本は食が命 最初は洋書の異文化ヲタになるけど、次第に洋書にも飽きてくる
岩波は井伏の川釣りと仰臥漫録だけ持ってる
あの字組で厚い本読みたくない
319 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 21:53:26 ID:WimbIZjj0
この時点でレスしてくる奴がいる限り
安心だ
岩波よりちくまのハズしたセレクトの方が好きだな
梶井が全集で1冊だし
321 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 21:56:47 ID:kE/AZIe40
古典に親しむ習慣つけてると、歳とった時の時間つぶしに困らないだろうね。
ゲートボールと愚痴だけじゃ寂しすぎる。
322 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 21:58:30 ID:otK7S5nc0
>>321 そうすると眼病や視力の衰えが一番怖いな。
>>321 若いときに読み損なった本を読めば自動的に古典になると思うが…
324 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 22:00:18 ID:nDrC010L0
>>259 論語もそんな感じだけどな。
日本仏教だって、西洋風な最高機関があったら、ほとんどがとっくに異端扱いされてそう。
325 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 22:01:15 ID:kE/AZIe40
目が悪くなると、あらゆることに影響がでるだろうな。
大切にしないと。
>>324 仏教には、戒と律が有って、律とはお作法のようなもんなので、これを守らないというのは
分かるが、戒すら守ってない日本仏教は全員文系。
文系だから死んだ方が良いのに、何故か宗教法人として保護されてる。
変な話。
目のためにはまず長時間の2chを止めることだ。
ネットは一日一時間。
328 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 22:03:37 ID:kE/AZIe40
>>323 古典は年月が経過しても何時でもどこかで入手できるけど、一時流行てった本はなかなか入手できないという違いもある。
329 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 22:03:51 ID:QuEAHyV50
古典は学生時代にしか読まないな。
ただ、老後があれば、その楽しみに取っておくのもいいが。
330 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 22:04:23 ID:nDrC010L0
>>326 レスサンクスだが、君の言う「文系」なる用語は、オレが思っている用語とは違うようだな。
331 :
チェルノブ:2007/01/03(水) 22:04:25 ID:Vs5UyVLdO
>>316 wwwwwww
性格悪過ぎwwwww
サナトリウム文学室に二年間の禁固刑だなwwwww
333 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 22:08:07 ID:S3AE+IwB0
お前ら、どうせ暇なんだから、古典くらい読んでおけ。
334 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 22:10:25 ID:kE/AZIe40
>>329 ミステリ好きは重宝するよ。
クリスティやクィーンやガードナーなんか30年後も文庫ででてるだろうし、作品数も多いし。
335 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 22:10:40 ID:bINw1CFXO
自称理系のきちがい原理主義者のスレですか?
>>1 ×「最近の若い人は古典を知らなくても恥ずかしいという感覚があまりない」
○「最近の若い人は恥ずかしいという感覚があまりない」
337 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 22:18:10 ID:vAVHA3zO0
>>325 やあ、その件ならすでに解決されている。ワイド版岩波文庫が出版されているし、
講談社学術文庫でも易の話など、文字拡大版が陸続と出ている。
338 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 22:21:52 ID:kE/AZIe40
>>323 普段本読む習慣つけてないと、いざ読もうとしても駄目だよ。
しんどくて(←疲れるという意味)、途中放棄は目に見える。読書が苦痛な人っているでしょ。
儒教は怪力乱神を語らず。サイエンスは発達しなかった。
一方、ニュートンは錬金術を語った。
>>338 そこまで本読んでない人間は、年取っても本読まないと思うんだが…
341 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 22:25:53 ID:qTGtzrg10
古典読むヒマがあったらグクレカス
342 :
チェルノブ:2007/01/03(水) 22:25:56 ID:Vs5UyVLdO
学校で散々やったシカゴ学派も古典入りなんだよな…ハァ…。
それにしても現代のニートなんか、デュルケムやマッキーバーはどう表現すんだろ。
343 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 22:27:56 ID:kE/AZIe40
>>341 そのGoogleが古典テキストの電子化プロジェクトにご執心なんだがw
344 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 22:27:57 ID:QYxeT/rq0
著作権切れてるんだから、全部ネットに乗せりゃええやん
>>342 >シカゴ学派
くたばれフリードマン(くたばったけどw)
こいつにノーベル賞与えたおかげで、新自由主義が世界に不幸をもたらした。
マルクス並の害悪だなw
活字が古いんだよ!
翻訳が古いんだよ!
ばかやろー
347 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 22:30:40 ID:D6z3KsMy0
生きているくせに、作品が読まれない作家。
石 原 慎 太 郎
348 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 22:30:44 ID:cAwmkRfw0
>>344 > 著作権切れてるんだから、全部ネットに乗せりゃええやん
問題は、誰が載せるのか?というところだ。
結局は岩波みたいな志し高いところが支えるしかないんだよ。
349 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 22:31:27 ID:otK7S5nc0
>>344 もう国がやってる。
国立国会図書館 近代デジタルライブラリー
http://kindai.ndl.go.jp/ ただ、活字を画像じゃなくて文字データにしないと真の意味での電子化ではないけど。
でもそんなとてつもない手間がかかることを実行する予算はどこにもない。
勝手に読み込んでくれるような技術が開発されるの待ち。
350 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 22:32:18 ID:QYxeT/rq0
まんま載せたら誤訳だらけという問題があったなw
…いや、確信犯的意訳か…
岩波文庫には『論語』も『光学』もある。
岩波を買う人は少ないと思われるのに、岩波書店はいい給料出せているらしい。
一方、日本の自動車業界は、底辺を搾取しまくったにもかかわらず、三尊天井を
抜けてしまった。
日本の輸出企業は、岩波のビジネスモデルを参考にするべきです。
352 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 22:34:06 ID:kE/AZIe40
>>348 Googleの場合、大学と公共図書館をパートナーに想定してるね。
ただ、ネットに上げただけじゃ誰も読まんでしょう。
理系で一般的な電子ジャーナルですら、たった10頁の論文せすら紙に打ち出して読む人が8割いる。
353 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 22:35:16 ID:qH1B+Qw60
だってカンタベリー物語の登場人物が
「南無三!」とか言うんだぜ
354 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 22:35:22 ID:oJ/mnQ2L0
そういや価値と資本は岩波文庫で読んだんだったな。
経済学の入門用の教科書にはあれが一番いいと思うんだが。
そもそも(良作秀作含め)本の絶対数が増えてるのに、古典だけが売れ続ける
と思ってた理由は何なの?
>>349 漢字どうすんの。Unicodeにのってない漢字とかどうすんの。
新字体は許さんよ俺は。
>4
ああ、一休か
なんか、ずっと戦国ランスやってたら、
デビルマンと合わさったような一休しか思い浮かばなくなってて、
一瞬だれのAAかとおもっちまった……
病んでる
筑摩の文庫は、文学や古典はいい仕事しているけど、ハウトゥーものは
まったくのだめだめ。値段の割に中身がない。
筑摩の文庫のハウトゥーものは、500円以下になるまで買いたくない。
>>356 文系って、まともに品詞分類も出来ない癖に、電子化コードにけち付けるんだよね。
文章の電子化についての研究をしていくと、所謂文系言語学者の知見は使いものにならなくて、
しょうがないから、情報処理関係の学会が、今や言語学を引っ張ってる世界。
IPAの辞書はただで使えるのに、文系学会のデーターベース平気で20万とかする。
文系死ねば良いのに。
本のほうがモニタより一般的に読みやすいし、印刷して自分で製本するくらいなら買ったほうが
結果として安いしな。
2,30ページ位ならまだしも、さすがに何百ページの文章ををモニタで読もうとは思わん。
361 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 22:45:07 ID:b/QnMmhF0
古本屋で20冊くらい紐で括って、一盛り300円くらいで売ってる岩波の青帯のボロい古本が面白いんだぜ!
ショーペンハウアーとかニーチェとかには重度の中2病患者の厭世的な書き込みがいっぱいだぜ。
しかも手垢の付き具合から見て半分くらいで挫折してるし。
362 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 22:45:51 ID:cTiht/Lo0
岩波新書はカバーがツヤ消しになって良くなったな。
岩波文庫は本を絶版にするのが早すぎ。
>>361 それがあるから、自分も古本は大好きだ。
>>352 読む読まないって単純な話じゃなくて電子化することで引用が容易になったりと研究者、教育関係者に
とってメリットは大きいよ
国もどうせ金かけるんだったら青空文庫みたいなのに予算投じるべきだと思うがなぁ
366 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 22:48:53 ID:qTGtzrg10
古事記でオナニーできる漏れは最強だと思う。
367 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 22:50:48 ID:QYxeT/rq0
資本論並みの誤訳珍訳ゲロ訳もそのうち世界文化遺産に登録されるんでないかい?
>>366 どのへんで抜くの?
アマノウズメのストリップ?
イザナミとイザナギの絡みのシーン?
>>361 古本のページの間から、まん毛が出てきたよ。(´・ω・`)
小生が思うに、『座隠談叢』は岩波文庫に入れる価値があるよ。
売れるかどうかはわからないけど。
370 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 22:56:48 ID:QYxeT/rq0
猛者になると遊仙窟で抜けるんだそうな
北杜夫(だったと思う)は挫折したそうだが
岩波文庫のいい所は、1回目読んだだけじゃ何を書いてあるのか難しくて分からないから2回目を読まざるを得なくて、
しかも理解できてないから2回目以降も毎回新鮮な気持ちで読めて、その上話の種やかっちょイイフレーズ探しで
ちょくちょく拾い読みするから数百円で何度もおいしいんだぜ!
372 :
チェルノブ:2007/01/03(水) 22:58:00 ID:Vs5UyVLdO
>>345 シカゴ大学のアレがアレなんで堪忍してつかーさいw
参与観察の幾つかは、基本古典押さえると、人間社会の迷宮への誘いと云っても良いぐらいの面白さだよん。
古事記では、弟スサノオが姉アマテラスとの間に子供をもうけているんですよね。
姉は怒って、男の子(女の子)だけをひきとった。日本が古代から近親婚を忌避
してきたとわかるくだりです。
日本の古い作品なら、
青空文庫で…ゲフンゲフン。
375 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 22:59:21 ID:Bm/hOtOC0
作家ってなんであんなに回りくどい文章が好きなんだろうな
イライラしてくるんだけど
376 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 23:01:49 ID:nL/DFDHzO
たまに岩波みたいな難解な文章を読むのもいいんじゃないかな?
何度も読み返すことに意義がある
377 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 23:01:52 ID:R3kFtRAn0
>>63 > 仏教の経典を日本語訳で、しかも低価格で読める岩波文庫は最高だよ!!
これには激しく同意
各宗派から出ているお経はべらぼうに高いんだよね。
般若心経・金剛般若経 浄土三部経 法華経 摩訶止観
歎異抄 正法眼蔵 日蓮遺文
これだけのものをハードカバー版で集めると何万円になることやら。
それを一冊800円前後で。
お値打ちじゃありませんか。
話は変わって、『紫禁城の黄昏』 これは×だったね。
これじゃぁ、百の説法も屁一つ
何もかんもオカシイのじゃないかって勘ぐりたくなるよね。
危機の二十年再販キボン
379 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 23:03:41 ID:QYxeT/rq0
プロならセキレイの腰の振り具合を想像しただけで2〜3発は抜く
オレは無理だ
380 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 23:03:47 ID:EnbFhOMiO
電子化マニアのTAMO2さんによると、岩波文庫は五つしか電子本化されていないらしい。
381 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 23:05:46 ID:cTiht/Lo0
ドストエフスキーをこないだ初めて読んだが、
セリフ長すぎだろ。渡る世間かと思ったぞ。
チャンドラーもパーカーも何冊か読んだよ。チャンドラーは、昔は
田中小実正訳とかあったよ。
アイリッシュはミステリーに分類されるの???
>>377 「チベットの死者の書」は
筑摩文庫で読んだ。
384 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 23:08:33 ID:vAVHA3zO0
>>375 行間に何かがあるといいたいのだろうね。
直接いえないものがある。
中村元だね。小生も大半を読んでいる。
法華経も文庫化されているから、創価RURは読んでみなさい。
387 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 23:23:25 ID:R3kFtRAn0
>>385 > 中村元だね。小生も大半を読んでいる。
> 法華経も文庫化されているから、創価RURは読んでみなさい。
あぁ〜、さきほど大乗仏教系のお経を↑に並べてみましたが、
スッタニパータ、ダンマパタ も外せませんね。
ついでに、創価は法華経は二つの章しか読みませんよ。
犬に小判、創価に法華経 もったいない。
日蓮の遺文は、大作監修のものしか読みませんから。
>>369 本当にマン毛なら家宝
チン毛なら自分の分も足して古本屋に再放流
389 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 23:25:19 ID:vAVHA3zO0
中村元は翻訳僧であって、理論探究者ではなかったというらしいね。
翻訳は掃いて捨てるほど行ったが、理論的探究は実に少ないと。
『ブッダ 悪魔の言葉』とか『ブッダ 最期の旅』とかそういうシリーズは
サンスクリットから直接翻訳している。だから、カルティック?カルトティック?
な解釈が入る余地がありません。原始仏典(インドの思想)が数百円で読めます。
小生は、舌は斧であるという思想に背きまくっています。
キリスト教では、『福音書』が入っているし、小生の知る限り、『創世記』
『出エジプト期』『ヨブ記』『サムエル記』『エゼキエル書』が入っています。
関根政雄さんの訳です。
391 :
チェルノブ:2007/01/03(水) 23:27:50 ID:Vs5UyVLdO
>>382 うはw
貴方守備範囲広すぎw
ダイムディテクティブとして読む場合、人生経験豊富すぎるオミさんが、砕けていて良いのかもしれんが、
清水俊二の書生的硬筆さも捨てがたいんですよ♪
アイリッシュに関しては寡聞にして判りかねますが、ミステリは同好の士でも範囲が分かれる物、アノミ−ですな。
アイリッシュ=マクベイン若しくは、ダブリナーみたいな小説の事かな?
392 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 23:30:18 ID:wsRy/zsF0
>>351 じゃあ、岩波は一体どこで儲けてるんだろう?
岩波の文庫部門はニーチェのツゥアラトゥストラで全国の重症若しくは潜伏期間中の中2病患者から巻き上げる収益で
他の不採算文庫の赤を埋めていると前から思っている。
394 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 23:31:18 ID:R3kFtRAn0
>>390 そこまで出したら、コーランも入れなきゃかた手落ちでしょう。
395 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 23:33:19 ID:R3kFtRAn0
396 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 23:33:47 ID:Top155pZ0
正直、嫌がらせとしか思えない古典の翻訳本も多いのですが。。
もうちょっと簡潔に訳せたのでは?
397 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 23:34:39 ID:fqXc0Oq60
文章が易しいものは時代を超えて読まれるよ。
夏目漱石とか宮沢賢治とか文章自体がいい意味で平坦で読みやすい。
そう言えば、賢治が岩波茂雄に『春と修羅』を一方的に送りつけて
「この本と岩波文庫を交換してください」と要求した葉書が現存しているけれど、
岩波茂雄は交換に応じたんだろうかw
400 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 23:45:56 ID:R3kFtRAn0
>>396 > 正直、嫌がらせとしか思えない古典の翻訳本。。
『資本論』 はどですか?
>396
同意。日本語の解読にイライラして、
辞書片手に原典に当たってみたらスッキリ、ということが何度もある。
あの活字の読みにくさもあいまって、岩波の翻訳本はあまり好きじゃない。
402 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 23:46:25 ID:vAVHA3zO0
>>392 おそらく全国の学校図書館のおかげで潤っているんだろう。
全国で岩波ジュニア新書、岩波ブックレットなどを入れているから。
左翼つながりなんだよ。
一体どうやって儲けているのか不思議なのは岩波よりも国書刊行会だろw
404 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 23:49:01 ID:66magJyt0
岩波って「、」が多すぎ
リヴァイアサンや国富論の訳者の水田洋はaやtheみたいな冠詞すらいちいち訳す
何かの嫌がらせかと思った
406 :
名無しさん@七周年:2007/01/03(水) 23:51:27 ID:YgSObO3DO
>>392 Wikiに
>>395の詳細が載ってるがすごいぞ。取次を倒産寸前にまでしたらしい。
岩波には『広辞苑』という大ヒットしてるのもあるし、ビルや劇場もあるよ。
>>405 堀口大學も仏語の半過去をいちいち日本語に訳していたね
地の文ならまだしも、会話文であれをやられると読みにくくて仕方がない
>>387 『ブッダ 真理の言葉』と『ブッダ 感興の言葉』かな。
>>388 実はちんげだった。許されたし。
>>389 中村元さんは仏の代弁者ではなかったので、カルトは混入していない訳と
いうことですね。それなら安心できる。
>>391 ひろゆきさんの知識は小生の1.5倍。
岩波の宮沢賢治詩集は、谷川徹三(詩人谷川俊太郎の父)が選んだ
選集なんだよね。
宮沢賢治に関しては筑摩の勝ち。
平積みしてある岩波には魔力がある
特に読みたいわけでもないのになぜか買ってしまう
この前も論理哲学論考と不完全性定理と共産党宣言買ったけど一冊も通読してない
411 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 00:10:50 ID:GvU6ImUY0
作家のファンはやはりたいてい(作家と)同年代が一番多い。
作家がなくなると、ほどなくして読者も大半が物故する。
これを超えて残るのが本当の「古典」になる。
そういうことだね。
412 :
チェルノブ:2007/01/04(木) 00:11:57 ID:r1qiryXFO
>>410 そうした本を選ぶからには結構な読書歴なんだろうけど…。
一つに絞れよw
>>400 資本論とかはそのうち読んでみたいとは思ってるんだけどなぁ
ここらへんの初期共産主義的なものは興味ある。
これ以降に起きたこととは別にして。
414 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 00:14:20 ID:dD/aKydC0
>>271 戸田の場合は意味そのものが変わってるだろ(w
415 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 00:15:42 ID:e+vQy3DV0
『史記』や『春秋左氏伝』(絶版)が口語訳のみで、原文(白文)や訓み下しがついてないの、
あれやめてほしい。口語だけの支那古典なんて全く読む気しないから。
三国志演義や水滸伝ならともかく。
同じ本が講談社学術から出てると比較して読んだりするのだが、
講談社のほうが原文プラス現代語訳があって解説も親切。宮本武蔵の『五輪書』を読んでそう感じた。
マキアベッリの『君主論』も『源氏物語』もそう。院生とか研究者じゃない限り講談社の方がいい。
まぁ講談社の「後出しジャンケン」だから岩波を一方的に責めるのも
フェアじゃないかもしれないが。
新書は左翼偏向しているというけれど、最近はそうでもない(ものもたまにある)。
たとえば『アメリカの宇宙戦略』。冷静でマトモだ。
>>393 ニーチェって、むしろ中2病の対極にあるような気がするが。
反抗期のガキが薄っぺらな解釈で自己正当化の材料には使いそうだけどね。
ていうか最近のガキなんてニーチェどころかマンガすら読まないらしいから、
その心配もないだろうけど。
>>403 国書のセリーヌ全集持ってるわ。古本だけど。『虫けらどもをひねりつぶせ』さいこーw
いや俺は反ユダヤじゃないけどねw罵倒言語の学習にはもってこいのテキストだと思う。
416 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 00:19:21 ID:nCzyL5C70
論理哲学論考と不完全性定理の通読なんて無理無理。
たとえ通読できたとしてもワケワカメ状態。
天才に敬意を表してありがたく本棚に飾らせていただくだけで良いんだよ。
宮沢賢治には方言(ズーズー弁)や文語で書いた詩も多いから、
日本人にも難解なものが多いよ。大正時代の詩人なのに、
古くささはない。だって、詩人だもん。肥料の設計とか書かれても、
むしろ新鮮。
思潮社の詩集も忘れちゃいけない。黒田三郎と村野四郎は岩波文庫に
入れなさいよ。
岩波の史記は、世家と列伝だけ。本記と表は筑摩で買うことになる。
ツァラトゥストラは日本語訳でも結構美しい。
新約聖書を下敷きにしている。
ニーチェは詩人でもあるんだ。
420 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 00:29:02 ID:BV/YgeBv0
確かにラノベしか読まなくなったな
>>359 文系だ理系だと言ってる時点でおまえがたいした人間じゃないことがわかる
もうすこし視野を広く勉強してください
岩波文庫はナー
やっぱ、現代語訳とか、見やすい活字とかにしてくれ。
そういう点じゃ講談社学術文庫は中々良い。
あとニュートン・プレスとかも分かり易くて良い。
原文(漢文調とか古文とか)のままってのは研究者でもないと読まん。
せめて読みやすい活字で書き下して訳注付き、位でないとオレは読めん。
易しい現代語訳のみってのもちょっと物足りないと思うこともあるが、先ずは
一通り現代語訳で読んで理解出来ないと、折角の漢文調、古文の味わいも
愉しめない。
423 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 00:40:35 ID:YiUSQDLF0
年の読書0冊、ラノベさえ読まない時代が岩波文庫の倒産の音とともに遂に来たのだ。
424 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 00:43:56 ID:e+vQy3DV0
>>315 いや、岩波文庫ってドイツのレクラムのパクリだから。
でも、日本が、古今東西世界中の古典を、特別な訓練を受けたインテリだけでなく
そこらへんの人間でも読もうと思えば曲がりなりにも自国語で読める稀有な国だ
というのはそのとおりだな。
世界最大の翻訳文化は漢文読み下し以来の大伝統があるから。
今使われている日本語自体、支那の古典を読み下す事によって
論理的に鍛えられ、明治以後の欧文解釈でさらに磨き上げられたものだし。
この土壌がないと、自文化を保ったまま近代化できないんだよ。
アフリカや東南アジアが典型だけど。
漢字文化の共通項がかろうじてある中朝は日本の翻訳概念を大量に取り入れて
追いつこうと必死。
宮沢賢治の小説は基本的に児童文学とか知的弱者の啓蒙とかそういった方面だからわかりやすい
詩は生生しすぎてかなり身にこたえる
敗戦の国語改革で、我々日本人は自国の古典から切り離された。
丸谷才一はそれに反発して、旧仮名遣いで作品を発表し続けている。
丸谷さんのエッセイを読めば、旧仮名遣いはすぐに覚えるよ。
時代に流されず古典を安く(これ重要)配布してほしいなあ。
注が多いのも門外漢には嬉しい。プルタルコスの英雄伝の謎めいた翻訳は
新約にしてほしいかもだが、まあ、ああいう味があってもいいのかもな。
>>421 > 文系だ理系だと言ってる時点でおまえがたいした人間じゃないことがわかる
> もうすこし視野を広く勉強してください
同感。かわいそうだよね、
>>359 みたいなことしか言えない人は。
まあ、高校生とかなら仕方無いとは思うけど、大学生でそれなら寂しい人生確定。
会社員なら…。
ちなみに某メーカーで研究員している自分だが、となりには、岩波文庫、現代文庫の
塔が数本ある。段数 6 段の未読本棚は、埋まりっぱなしだ。
死ぬまでに読めるかな…。
太閤さま軍記の内(太田牛一)、太平記とかって岩波文庫に無いよね?
神皇正統記とか弘道館術義とかも文庫本で出ないかな。現代語訳付きで。
個人的には『萬川集海』の原文・現代語訳・訳注・図版付きで文庫本出して欲しいナー
古典は漁り出すときりが無くて困る。神田神保町は宝の山だなー
>>426 丸谷の旧カナはアレはアレでまた別だと思うが
まあ「古文体に抵抗を無くす」と言う点では非常に有効だわな
「ゐ」の字とモーニング娘。が一緒に出てくるエッセイは他にあるまい
>>427 > 時代に流されず古典を安く(これ重要)配布してほしいなあ。
体系的に、それをやっているのは、岩波くらい。まさに、「保守」「愛国」を
実践している。
岩波を攻撃する馬鹿は、まず日本の古典くらい自分で出版してから
行動を起こして欲しいね。
漢訳佛典は、『法華経』、『般若心経』、『金剛般若経』それに浄土三部経だけ。
中国産という説もありますが、『悲華経』も入れて下さい。
『心地観経』、『雑宝蔵経』、『六度集経』も。せめて『維摩経』は。
『盂蘭盆経』のような短い経典を集めてくれてもいい。
>>426 > 敗戦の国語改革で、我々日本人は自国の古典から切り離された。
> 丸谷才一はそれに反発して、旧仮名遣いで作品を発表し続けている。
岩波文庫にある橋本進吉先生の本を読むと、そんなのどうでも良くならんか?
>>425 児童文学軽視はイクナイ。ダールも児童文学。
『英米童謡集』はスティーブンスン編纂のマザーグース。
宝島もガリバーもトムもハックも児童文学。
>>433 >岩波文庫にある橋本進吉先生の本を読むと、そんなのどうでも良くならんか?
残念。読んだこと無し。
論理哲学論孝は野矢茂樹が「『論理哲学論孝』を読む」ってのを出してるから、それと合わせて読むと良い。
漏れは二冊とも読んで始めて、震えるような感動を覚えたYO
バカなもんで解説書があった方が助かる
不完全性定理なんかは、それまでの積み重ねが無いと面白くないわな
共産党宣言は分量が少ないから、腰をどっしりと据えてゆっくり読んでいけば良い。
分からなくても読んどけば、他の本を読んでる時にピンときたりするから
これから読もうと思ってる椰子 がんがれ
名著は読んで損はない
>>429 >神皇正統記
戦前に改造文庫から出ています。岩波からも出ている。
牛一や小島法師もそうですが、このレベルなら原文に挑戦すべし。
『日本外史』は戦前の版では漢文であったのに、戦後は専攻していても読め
ない学生が増え、読み下しになって関係者を嘆かせました。
『吾妻鏡』の完全文庫化も、夢のまた夢でしょうか。
438 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 00:58:06 ID:XrmaG4xRO
高校時代、奥付の古い岩波文庫レジに持っていって何度か割引してもらったことがあるよ
それ依頼古めの本屋に寄るとまず岩波文庫の棚をチェックする癖がついたw
日本外史の読み下しは柔らかすぎ。漢文の強さがない。
440 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 00:59:40 ID:tHeLwm/00
横溝正史、江戸川乱歩の短編なんかはずっと読まれ続けるだろうな。
特に乱歩の短編。岩波みたいな権威主義のアホは否定していたが、乱歩みたいな奴が結局一番残るんだよ。
そういえば、永井荷風が書いた「小説家になる前の心得三点」の中に、まず
漢文の素養を身につけて執筆せよというのがありましたね。
荷風も日記は漢文交じりの文語体止まりでしたが、今の作家は読めないのが
ザラ。やはり荷風が当時の学生の風潮として嘆いていた「小督局」を読めな
い作家も多そうです。
岩波といえば、『断腸亭日乗』や『鸚鵡籠中記』は、完全版で出して頂きた
かった。それと、旧仮名遣いと旧字体の改変はいらぬ世話です。
今読んでいる角川文庫の『ボヴァリー夫人』の新版もそうですが。
>>440 あの、小栗虫太郎、海野十三、甲賀三郎は・・・。
>小栗虫太郎、海野十三、甲賀三郎
自己レス。岡本綺堂と時代考証で叩かれまくった中里介山も加えておきます。
中里はよく知りませんが、残り四人は読みやすいものを書いていながらも、
かなりの教養人でしたね(読み易さという点では、小栗の黒死館は例外)。
443 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 01:11:52 ID:e+vQy3DV0
>>440 現代人が漢文素養を身につけるのには明治人が書いた文章を読むのがいい
って加地伸行氏がどこかで言ってました。
それ以来、中江兆民や陸奥宗光らの文章に出来るだけ触れるようにしています。
444 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 01:13:39 ID:gYmsbWOj0
江戸時代の漢文文化は明治時代まで存続しているからな。
443は
>>441へのレスです、一応。内容で明らかですけど。
漱石→英語
鴎外→ドイツ語
荷風→フランス語
漢文だけじゃないよ。彼らにとっての漢文は、我々にとっての2ちゃん語みたいな
苦労のないもの。
447 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 01:17:55 ID:mfosRq830
岩波ジュニア文庫はまじお薦め
小学生むけだけど、かなり指針となるような文章が多くて楽。
今馬鹿が多いから+5歳上乗せしないと読めないでしょ?
小学生むけも内容は中学高学年から高校むけだよ。
2chでもこれぐらいのテクストで議論したら面白いがほとんどの馬鹿
はついてこれないから煽りケチをつけることしかできない。
ちなみにこれだけ文庫があるって幸せでしょ?
韓国に埋まれりゃ文学はない。
若いうちに読んでオケよ。必ず身のためのになるぞ!
携帯文学レベルでしょ?ちまたに溢れてるの。
おっさんむけ団塊雑誌見てみなよ。かなりひどい文体で書かれてるぞ!
古典は何度も読んで染み付くまで読むもんだ。
>>132 ガンダム見ても結局萌えてそうな戦略とか人の関係は孫子だとか
影響受けてんだよ。原典をさぐる面白さ。そして、影響から新しい物語を
買いたりするものだが今じゃ萌え専用のリスペクトなしの出版物だからな。
消費になっちまった。
岩波新書どころか最近の新書は糞だな。内容がひどい。買うに値する本は
ない。
448 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 01:18:26 ID:jTmXIDiQ0
紅楼夢全20巻を復刻キボンヌ
>>443 明治ですか。ご立派なお志です。文は文でも明治の政治家の書簡文だと少し
疲れる人もいらっしゃるかもしれませんが。
陸奥や中江というからには違うのでしょうが、江戸時代以前の手本の方がま
だ読み易い。それだけ骨太な文章だということですが。
しかし、心なしか近世以前の政治文書よりも肩がこる気がします。
>>444 一応、複数の人物が指摘しているように、「天保老人」が存命して新聞に漢詩
が投稿されていた大正一桁までは含めて良いと思われます。
451 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 01:21:25 ID:Coz5eAq+0
それはそれとして、岩波文庫高くなったねえ。
400円ぐらいのイメージがあるのに800円以上の本がほとんどになった。
私はビブリオフィルなんで、16世紀の稀覯書なんかも研究のためによくオークションで
買ってるが。
基礎的な文庫は安ければ安いにこしたことは無い。
文庫本とかはあんまり自分の中で「本」の内に入らなく
なってしまってるんだな。
古典云々言うんなら原典のオリジナル買えばいい。
1651年の「リバイアサン」の初版とかな。
200万もあれば探せる。
荷風は漢文で書けるよ。
>>444 敗戦まで存続していました。明治憲法も教育勅語も軍の通達も
漢文調でした。陛下の敗戦の法曹もそうです。
453 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 01:24:58 ID:mfosRq830
>>66 そうそう表層のシミュラークルで済ませる人種がたくさん
でてきていますよ。夏目漱石ぐらいの書き手が増えてくれ。あれが
基礎でいいよ。
>>94 メリットというべきか雑誌レベルのテクストは文学にすべて
表現されてるってこと。だから雑誌を読まなくなる。
日本語の口語ベースが増えて綺麗に表現できるようになるよ。
これまじ。
454 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 01:25:21 ID:tYfJUOawO
>「最近の若い人は古典を知らなくても恥ずかしいという感覚があまりない」
これ、最近の若いヲタにも当てはまる。
昔のヲタはリアルタイムじゃなくても基礎教養としてゴジラやウルトラ、手塚や松本などの
「古典」を押さえたものだが・・・
特に平成に入ってからは目も当てられない状況。
>452
×:敗戦の法曹
○:敗戦のラジオ放送
小生はリバイアサンも新機関も岩波文庫で読んだ。
>>450 まあ、たまにこんなスレがあれば。
>>451 装丁のしっかりした古典のほとんどに非売品と表記されている時代と比べれ
ば、入手方法と注釈が充実しているということで、よしとしましょう。
>>452 >荷風は漢文で書けるよ。
荷風が漢文を書くことが出来ていたということでしょうか。
漢詩は勿論たしなんでいましたが、日記は無理だと告白しています。
広瀬武夫などは、漢文で書いていましたね。
>漢文調
漢文ではなく漢文調ということであれば、軍と役所と銀行はそうでした。
六法全書も最近口語になったとか?嘆かわしい限り。
理解し易い内容にするより、理解出来るように教育内容を個人の努力と公共
の施与の両面から向上させた方が有益でしょうに。
457 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 01:30:07 ID:aYY3n/ML0
>>454 ヲタが作るからさまざまな技術的制約の中で生まれた旧作の
その制約ゆえのディテールをそのまま踏襲する。
>>454 オタに関してはしょうがない。
俺が現代に生まれてたら現在をフォローしながら過去にまで押さえられるとはとても思えない。
誰かが教えてくれるのが一番効率が良いが、基本的にオタはタテの繋がりがない。
>>451 >1651年の「リバイアサン」の初版とかな。
>200万もあれば探せる。
国内で買えるのですか。その手の古書店は、京都や東京にいくつかありますが。
私は版本の出ていない本だけは直接購入することにしています。
手書き写本(狙って買えない)であったり、版本であったりしますが。
『リバイアサン』が200万円というのは、高いのか安いのか。
同時代の和古書なら、大抵のものが買えると思いますが。
>>403 国書刊行会って、タロットとか魔術分野で有名なんじゃ?
>>454 世代が違えばフォローする範囲が変わるのも当然で。
今の30代ヲタだって、宮崎駿みたいな老ヲタにとっての古典は、
フォローし切れてないだろ?
最近の若いヲタに、SSなどの派生もので仕入れた知識で
本編を語る奴が多いのは、ヲタとして情けねぇと思うけど。
>漢詩は勿論たしなんでいましたが、日記は無理だと告白しています。
そうなの?謙遜じゃないの?漢詩が書ければ漢文も書けるでしょう?
まぁ、いいや。
漢詩は漱石もいくつも作っている。
463 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 01:36:39 ID:tYfJUOawO
>>458 タテの繋がりが無くても、ヲタになるために(?)自発的に勉強しようという気には
ならないのだろうか。
昔はアニメ誌とか買ってもそこで語られている内容がヲタ歴の浅い若造にはチンプンカンプンで
それを克服すべく自分から古い作品について観たり調べたりして勉強したものだが・・・
>>456 法文の口語化によって、概念定義のあいまい性・・・というか。逆に馴染み安い結果、厳密な定義でという
法の厳格性が失われる危うさがあります。
解からないからこそ、専門家にという流れが、まるでテレビ番組並みの安易さで語られたら逆効果になる。
とわ言っても、つい最近まで商法に 「丁稚」と表記されてたりしたのは微笑ましい。
>>457 このスレには相応しくない話題になるけど、
エヴァンゲリオン以降のネタの縮小再生産
ってやつだな。
あれは、なんなんだろうね?
周辺状況で言えば、関西の一部を除いてアニメや
昔の子供映画の再放送・TV放送が極端に減った世
代とかぶる様に見えるんだけど。
>>463 同意。
もっと基本的ところで「自分で調べる」って姿勢に欠けて
いるんだよね。
これは、オタだけでなく、若い社会人でもその傾向が出て
きているから、多分、教育か何かに背景があるのだと思う。
(ゆとり教育の影響?)
>>460 塙保己一 :群書類従 の膨大な出版もたしかそこだったよね。
>>462 平仄を無視した漢詩なら、小学生でも私でも作れますよ。
ただ、それを繋げて日記の文章にするほどの漢文に出来るかというと、そうでもない。
個々のエピソードを繋げて作った映画は出来損ないになるようなものです。
>>464 同意致します。とりわけ三行目に(裁判員制度もどうですかね)。
政治・経済の政治の授業で習うような物事への参加は、全ての市民というよ
りは、相応の学習とそのための努力をしている人間に限られるべきです。
469 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 01:43:41 ID:mfosRq830
>>461 ハヤオのフィールドワークは今でもすごいから年齢の問題じゃない
気がする。はやおが読んできた古典だってトールキンとかアーサー王だとか
ヨーロッパの歴史物語ぐらいしかないし映画作るたんびに作品ごとに読んでる
しで、興味の持ち方の違いだろうなあ。
最近じゃ新聞社の記者も2chレベルだしそろそろ本格的に文化現象
としてやばいだろね。
>>463 そういうものが解体されて消費者しか残らないよたぶん。
470 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 01:44:31 ID:wyscTpw10
まあ
文学少年だった自分から一言。
やたら小説読んだけど
いわゆる専門書読むのと能力やぱ違うのよね。
読み方が全くちがう。
専門書は全体を一気に把握できる能力必要で、
なおかつ資格試験なんかだと、いっぺんに
中身を覚えられる写真記憶能力が必要。
これないとしんどいよ。
大学単位取る程度でも
社会科学なんかだと、ノートそのままおぼえないと単位論文テスト書けない。
小説に耽溺しすぎるのどうかと思うよ。あれは娯楽です。人間性豊かにして
人生を豊穣にするのにはいいけど金にはならないよ。
>>465 直接クラッシックな作品に当たらないと、縮小再生産は避けられない。
庵野は自衛隊の仕事もしたりして、けっこう体験主義で古典主義。
エヴァのオープニングは七人の侍だしね。
>>467 続群書類従完成会は、この間つぶれましたよ。
>>468 大正(ロマンw)時代に、大失敗してますからね。大審院も苦悩したことでしょうというか、
あの時代のほうが法律制度としては、案外に現代より堅固で自立性があった気がします。
大審院の判例を読んでみると、よくそういうことがわかります。
ところが今のは・・・・、単なる官僚族
>>463 おっさん世代にとっての古典と、
若い世代にとっての古典は違うんだから、
おっさん世代が知ってて当然のことを、
若い世代が知らないなんてのは、あたりまえ。
おっさんにとってのリアルタイム作品が、
若い世代にとって、今を知るために学ぶ古典なんだから。
俺も30代半ばのおっさんだけど、
そういう今の若いヲタはみたいな言い方、やめなよ。
続々と鬼籍に入りつつあるアニメ文化漫画文化をつくった
初期ヲタたちにとっての基礎知識たる古典を全部フォローできてるわけじぇねーもん
475 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 01:50:59 ID:JaJ3bTgl0
古典を知ってると偉いという感覚が分からん。
>>473 陪審制を行っていた当時より、国民の意識も学識(一部の人間)も平均的に
見て堕ちた気がしますしね。
ゲド戦記は、岩波少年少女文庫にあるよ。
ねりゅ。
478 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 01:54:04 ID:gGRX7CHc0
岩波の古典文学を、現代風にファンタジー&学園&ツンデレ&冒険要素をいれて脚色しラノベ化すればいいんじゃ
479 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 01:54:44 ID:tYfJUOawO
>>469 >そういうものが解体されて消費者しか残らないよたぶん。
ある意味セカイ系や恋愛AVGが流行したのは、古典的教養を知らない世代がかつて(今でも?)
持っていた厨二病的実存を表現として作品に投射したからで、古典的なものに対する
教養の有無とは関係なく誰もが楽しめる要素が多かったからだと思う。
しかしこのようなある意味反則ともいえる手法が完全に廃れた後には何が残るのだろう。
セカイ系や萌えの縮小再生産・・・?考えるだにおぞましい。
480 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 01:55:28 ID:SxZVHegy0
古典の著作権とか印税とかどうなってるの?
>>475 70年代かそこいら辺りまでは、そういう空気があったと思います。
要するに、「無知は恥ずかしい」のであり、それも特定の「教養」と認定さ
れるような分野に自ら身を投じて洗礼を受けていなければ駄目だという意識
があったのですよ。
知らなくてもいい人間というのは、実際物を知らない人間になる。
知らない人間を量産するような今の空気は、肯定的には捉えられませんね。
バカが堂々としていられる空気と言ってもいい。
バカはどうかは知識の他に機転でも判断されますが、自分から「知識はない
が知恵はある」などと言っている人間は、まず間違いなくただのバカです。
また、機転が利かなくても、事例を思い出して行動出来る利点があります。
あれこれと考える機会が増えるのは、事態に対応するにあたって有益。
>>476 これは、恐れ入ります。でも、おいらも現代に生きる人間なので。 堕ちたと評価するのは避けたい。w
中堅クラスの、資産家が減少してその下の部分が非常に元気になってきた証拠と思うことにしてます。
酒も、最初はなんでもこーい! がその内に飽きてきて 「本物」を探すようになるんじやと、期待してます。
483 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 01:57:06 ID:pdDeyUfb0
「純文学の敵は岩波文庫」という言葉の意味がいまだによくわからない。
あー、なんかスレの本流と違うこと書いちゃうけど、
オレ、ゼッペリンとかパープルあたりが本流だったころのロック野郎だったんだけど。
そっから遡ってフリーとかクリームとかブルースブレイカーズとか聞いちゃったんだよね。
さらに遡って、よくわからんアメリカ南部の黒人のおじさんのブルースとかのレコードとか
も買っちゃったり。
ピンとこないのも多々あったけど流れてくるのを受け入れてくるだけじゃなく
自分で探しにいく楽しさみたいなのはあるねー
パヤオとかの作品はよく古典作品からネタとって来てるからその辺がわかるのが少し利点かな
プーシキンやニーチェ、古川柳、ドストエフスキー、ディケンズ
まあ古典だけじゃなく現代作品からも多いけど
486 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 01:59:59 ID:Coz5eAq+0
>459
>国内で買えるのですか。
国内の値段じゃない。
フランス、オランダ、イギリスなどのオークションでの価格。
状態によるが300-350万円台ぐらいが一般的な相場かと。
うまく探せば200万前後で探せる自信は有る。
日本の古書店が入れるとすれば、大抵、大学図書館用だから
その3-4倍はボルと思うが。
水田さんは1651年版とラテン語版は自分で買って持ってたと思うけど?
MSは、高すぎるし、性質が良く分からないのが多いからなあ。
手紙だと安くで出てることがあるが。
17世紀初頭のラテン語の講義禄のMSを持ってるだけだね。
>>478 そういうのも本気でアリだと思うんだけど、なんでやる奴出てこないんだろうな
488 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 02:01:47 ID:JaJ3bTgl0
>>481 いや、だから古典を読むことがどうして教養がある、と言うことになるんだ?
489 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 02:01:54 ID:pQKCZbAF0
すげー、ニュー速でもこういう流れになるスレあるんだ
ところで今、光文社文庫のカラマーゾフ読んでます
まだ最初のところだけど
正直、今どき漢文を有り難がるのはアホだと思う。
文語調、漢文調は精々趣味の範囲で良し。
内容が伝わるように現代語訳をキッチリ付けるべきだと思う。
これだと面白さが分かって、そこで原文や書き下しに戻って語調を味わえる。
研究者しか読まない、必要としないような書籍じゃ滅びても当たり前。
>>487 おまえがいるから
古典読まなきゃって話になるんだろうな
>481
やっぱり物知りの子と会話するほうが面白いんだよな〜・・
世代が変われば「古典」が変わるのを理解できない人も多いんだなぁ
俺なんかは、マルクスが必読古典から滑り落ち、
丸山眞男が知識人の必読文献から滑り落ちていく変化をリアルタイムで見ていたから、
「古典」が世代によって変化することは当たり前におもえるんだがね。
>>487 そこで『少女コゼット』ですよ・・・じゃイカンよな、やっぱり
>>488 古典は勉強になる。
人間、時代が変わっても大して変わらない部分が多いから、時代の淘汰を生き残った古典には
少なからず教えられるものが多い。それに何といっても味わいがある。
が、現代語訳が無いとオレはちょっと手が出ない。
内容の面白さを把握した上で、名文句とかを原文で堪能するとこれが堪らんノー。
「大鏡」とかも結構面白い。
今昔物語の面白さは言うまでも無いか。
個人的には信長公記(太田牛一)がイイ。「甲陽軍鑑」もね。
>>488 軸は異なるが、古典と呼ばれるものをある程度の分量読むと
評価能力・批判能力は確実にうpする。平たく言えば、ミーハー卒業できる。
497 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 02:06:32 ID:pdDeyUfb0
>>487 萌えと古典の両方の分野について造詣が深いというのはそうはいない。
たいていの場合、萌え作品に鼻持ちならないペダントリーを持ち込むだけで
おわる。目に見える。
498 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 02:06:39 ID:88fzgJFI0
ここまで人の心が濁ると、
むしろノンフィクションが面白いよね。
貞子が嘘の世界で何するか?より
ブッシュを操ったのは誰か?の方が100倍も面白い。
>>493 古典の物凄さは時代の淘汰を生き残っていく力ですかね。
やっぱ残ってるものにはそれだけのものがある。
逆に淘汰されちゃったものを掘り返してみると、やっぱ淘汰されちゃっても
しょうがないなって思ったりすることが多い。
「今昔物語」はかなり長いこと細々としか伝わって無くて、芥川龍之介が
小説に掘り起こして結構メジャーになったよね?違ったかな。
更に黒澤明監督が「羅生門」にして世界的に有名に。スゴス。
501 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 02:08:51 ID:piAAmGp40
シュティフターの水晶とかいいよね。
ほかで出てないだけに貴重。
西遊記とかイギリス名詩選とか大事にしてほしい。
>>498 平塚事件よりこっち、猟奇やホラー系のミステリーの方が安心して読める(w
って言うのは有るよね。
んで、そう考えると、にっぽんの純文学って、なんて平和で無邪気
なんだろとか思ってしまう。
>>493 それでも世代が変わっても変わらないからこその古典で、世代が変わっても批評に耐えて、
むしろ洗練されていくからこその古典ってあるんじゃないの?
マルクスなんて死刑宣告されてからも構造主義でどうたらこうたらでマルクスをこう読む!みたいな偉い人もいるし、
丸山真男も俺は読む前から諦めてるけどw、朱子学でどうたらこうたらの日本政治なんとかみたいな本は不朽の名作らしいし。
読んだこと無いけどw
そういう荒波、批評、批判を超えてからこその古典じゃないの?
古典?
古事記と源氏物語なら読破したぞゴルァ
>>500 >古典の物凄さは時代の淘汰を生き残っていく力ですかね。
>やっぱ残ってるものにはそれだけのものがある。
馬鹿だと、そう思うんだろうな。
小生は岩波の西遊記を全巻読んでいるよ。
安倍ちゃんもアッキーも古典読んでないと思う。施工さんは、
『マッカーシズム』読んだだろうか?
西遊記も知らないような中国人は、中国人としてちょっと落ちる。
そおゆうことです。ねりゅ。
>>492 それは単に趣味が合う人というだけだろw
>>495-496 真面目だなぁ。本は楽しく読んで何ぼだと思うんだがなー
だから、本を読むことがすなわち教養とはあまり思わんのよ。
>>499 いやいやそれが、調べて読んだり解釈したり、更に訳者の解釈、
その他の研究による解釈なんぞも面白いことがある。
孫子の兵法も1972年に竹簡が見つかって新解釈が加わった。
古典って後から発見が有って解釈が変わるって事がまま有る。
古典は生きているなーッて思う。
あと、『陰陽師』であるなり、来年NHKの大河ドラマの『風林火山』なり、
結局は古典を元に小説家がイメージを膨らませて繰り返し繰り返し
新しい命が吹き込まれるワケで、古典の力ってスゲーと思う。
>>507 アハハw 別に真面目なわけじゃなくってこれは読書のほんの一部の領域だもの。
でも、読書以外のほうが現代社会は滅茶苦茶に面白い体験ができちゃうんだもの。
宇宙旅行すら、商品化されてるじゃん。
せっかくの古典様の精神に衒学趣味者や教養主義者みたいな
変なとりまきがくっついて嫌な臭いをうつしちゃってるから
どんどんと人を遠ざけることになってるのではとも思ったり
いわゆるファンが嫌いだからアーティストも嫌い状態というか
>>509 >孫子の兵法も1972年に竹簡が見つかって新解釈が加わった。
>古典って後から発見が有って解釈が変わるって事がまま有る。
解釈を他人に委ねてる人間が、古典は面白いとか言ってもねぇ…
とか思う。
歴史資料としての古典と、読書とは違うんじゃねーの?
513 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 02:17:17 ID:pdDeyUfb0
荻生徂徠などは、古典の文章は簡潔であって、後世の文章は冗長であるから
簡潔なものを先に学べば、冗長なものは簡単に読破できると、これまた簡潔に
説明しているな。
514 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 02:17:27 ID:m4TVbfHs0
萌えと古典文学が別物と考えているのは素人。
玄人は古典文学の中に萌えを見出す。
>>511 古典も色々有るでしょ。
文学もあれば軍記物も有り、仏教あり、御伽噺有り・・
好きなの読めば良いと思う。研究者でない限り、好きで楽しめば良いのだし。
ペリーヌ物語が岩波文庫に入っていたよ。タイトルは日本風になっていたような。
ねりゅ。
>>514 同意。
まー、”萌え”以外にも”もののあはれ”とか”わびさび”とか”幽玄”とか・・
多種多様なんで幅広く楽しめば良いと思うなー
518 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 02:22:59 ID:Coz5eAq+0
アウグスティヌスの「神の国」とか、
最近、岩波文庫で再販されたので買うつもりなんだが、
5巻組で4500円なら、
もう一冊にまとめて5000円で売ってくれという感じなんだね。
値段的に岩波は文庫の意味がなくなってる。
>>507 多分正しいが、逆に意固地になってる感があるな。
別に教養のためだけに本を読んでも良いし、それはそれで価値がある。
>>487 美少年だらけの『白鯨』ってのはどう・・・?
521 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 02:23:26 ID:tYfJUOawO
>>516 『家なき娘』だね。
でも岩波が元テキストになってる名作劇場の原作って全部絶版なんだよな。
522 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 02:23:45 ID:7qfUyyt60
>>514 あーそうそう。こないだ戸塚ヨットスクールの戸塚宏氏も
「結婚率や出生率が下がるのは当たり前ですよ。今のオンナノコ可愛くないですもん」
といった主旨の発言を遠回しにしていた。
おれまだ30だけど、今に残る戦後の日本女性のふみを読んでメラメラと燃え立ち、
ブッシュドノェル!?ってゅぅケーキ(〇^O^〇)♪♪♪ぉぃしかったぁ\^◇^/ ♪♪♪
というメールを読んで急速に冷却される。
元々古典好きだから、岩波チェック入れてるけど。
正直、皆読書好きになった訳じゃないからさ。
若い層が古典読まないんじゃなくて
ありとあらゆるタイプの
書籍や雑誌やムック本が書店に出回っているだけ。
売りたければ広告一杯入った
古典文学系ムック本でも出したらいいよ。
で、文庫復刻とタイアップ。あーあ。
524 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 02:48:46 ID:9T57x5Fl0
皆は古典読むのに、どれくらい時間かかるの?
俺は、遅読で古事記を原文で読んだら十日かかったよ。
明治〜昭和初期の小説とかよんでたら、古典の引用とかが
バンバン出てきて凄いと思った。
「この作家たちは、世界に存在するすべての
書物を知っているのではないか」と思うくらい。
何時の間にそんなにたくさんの本を読んでいるのだろう。
525 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 03:18:38 ID:C2SYvg3C0
>>524 >古典の引用とかがバンバン出てきて凄いと思った。
それはある。
昔の人(明治期ぐらい)は、俺たちがガンダムを
引用するようなノリで、古典を引用するのは地味に凄い。
だが俺たちも一年戦争についての教養では負けない。
>>523 なんで出版不況なのかってのはややこしいから横に置くとして、雑誌やムックがそれほど売れないのに
なんであんなに創刊されるのかってのは広告投下量、一巻目と二巻目以降の販売量の相関関係っていう
マーケ上のもんだろ。典型例がディアゴスティーニ。
古典を読むのがエライって訳じゃなし、古典ムックもいいアイデアと思うけど、俺みたいな普通の頭の持ち主には
新書の堕落ってのが古典だけじゃなく硬派な本、ひいては出版全般の市場規模縮小に繋がってるんじゃないかなあと。
新書って例えば数式が分からなくても量子力学の真髄を教えてくれたりとか、専門や古典への入り口になってたのに
読むには楽だけど次に続かないのが増えすぎ。なんとかの風格とかw
なんていうか、前は専門書とか難しいけど色々知りたいから新書を読んでますテヘへへって感じが、今は新書さえ読んでれば・・・
なかには新書は教養人の必須ですって言う感じで、阿呆な俺たちにムツカシイ学問が自分を安売りしだしたような気さえする。
527 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 03:19:33 ID:c4W/tNK80
>>345 >
>>342 > >シカゴ学派
> くたばれフリードマン(くたばったけどw)
> こいつにノーベル賞与えたおかげで、新自由主義が世界に不幸をもたらした。
> マルクス並の害悪だなw
フリードマンって電波学者だよ。
麻薬は「経済学的」には合法化が正しいってバカ議論をする人だったからな
みんなインテリなんだな。
俺なんか、「すぐわかる○○」とか「図解雑学××」しか読んでない。orz
529 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 03:21:11 ID:T5j6kVnf0
昔、岩波をいわばと読んでいましたwごめんなさい。
530 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 03:23:11 ID:C2SYvg3C0
古典は分かりやすい現代語訳がないと中々とっつきにくいよね。
古い知恵を現代に生かすのが古典の主旨なんだから
良い現代語訳をつけてくれれば古典も復活すると思う。
531 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 03:27:38 ID:c4W/tNK80
>>528 みんな見栄はってるんじゃないの?
俺なんか自分の守備範囲以外は
「すぐわかる○○」とか「図解雑学××」とか必ず読むよ。
ただ一冊じゃなくて必ず数冊読む。
一冊じゃなく数冊読むことで、その対象のだいたいの見取り図を客観的に正確に把握できるから。
>昨年の木下順二さんの死去で、岩波文庫
>の原著者は、すべて物故者となったそうだ
そうだったのか・・・今まで岩波文庫って死んだ人の作品しか
文庫にならないんだと思ってた。
生きた人のも入ってたのね・・・。
琵琶法師は死んでるけど平家物語熱くね?
能登殿とか知盛とかテラカッコヨス
534 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 03:29:48 ID:vwvpZB1u0
古典多すぎ。現代に追いつく前に人生終わっちゃうよ
535 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 03:32:17 ID:C2SYvg3C0
>>534 選別しろよw
そりゃ古代から全部追いかけてたら
現代に追いつくのは困難だよw
536 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 03:45:31 ID:IMDQj//y0
好きな作者廻りで古典に行き着いた。
でも好きなものしか読まんので、守備範囲は非常に狭い。
でもって、「楽しんで読めば古典も苦じゃないんだなあ」と言うのが感想だった。
537 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 03:47:49 ID:Ce052BBE0
翻訳書は売れないんだか、ひどいみたいね。
トーマス・マンの「ブッデンブロークの人々」が売っていないんだって?
☆をやめたのは1980年くらいなのかな。
手元に何冊かあるのは30年前くらいの☆ひとつ100円時代のもの。
侏儒の言葉☆
エピクロス☆☆
ファウスト博士☆☆☆
だいたい1P1円の感じだった。
グラシン紙のカバーは1985年くらいまででしょうか。
古典の名著って、講義を受けるか解説本無いと、間違った解釈しそうで手を出せないなぁ
540 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 05:42:04 ID:FDnKF5CC0
541 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 05:45:34 ID:y6e4eW/Z0
>「最近の若い人は古典を知らなくても恥ずかしいという感覚があまりない」
こういう傲慢なこと考えてるから売れないじゃないんでしょうかねえ
542 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 05:48:38 ID:P5iQ3baT0
あれば読むし別に見ないわけでもないと思うけどな。
ただあまりにも時代背景が違うので、よほど興味がなければ漁ったりまで
しない。見てもなんだかなという本も多い。
543 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 05:54:20 ID:kAsjEmRO0
>>541 とくに傲慢ではないとおもうが
昔は教養主義ってのがあったらしいし
ビルドゥング小説っていうのがあったよね。
ジャン・クリストフなんか読んでる人いるのだろうか。
ふむ。左翼運動の一環として読まなくもいいから募金代わりに買ってやるべきだな。
そうしないと日本の良心岩波が困るからな。
546 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 08:43:17 ID:+qEdtyhE0
>>390 サンスクリットじゃなくてパーリ語からの翻訳じゃ?
547 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 08:44:17 ID:De+waJI+0
大江健三郎も死んだら読まれなくなるタイプだろうなあ。
むかしは古典は、人間や社会について考えるためのものでもあり、また娯楽でも
あったんだろうけど、いまは、人間や社会について考える際には社会科学や心理
学なんかを勉強するだろうし、娯楽はいくらでもあるからな。
教養小説で思い出したが、ちょっと前チボー家の人々をオクで売ろうかという事で
調べてみたら3000円とか4000円の値がついてた。
知名度イマイチでこんなに分厚い小説が何故と思ったけど、どうも漫画のネタになってたみたい
あっちの業界うまく使ったらもっと取り込める気がするんだけどね。
551 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 09:50:06 ID:lXMNMIwT0
そーいえば
平凡社の「東洋文庫」どうなってるかな
>>551 相当大きな本屋でもなかなかおいてなさそうだな。
とりあえず古典というのは暇がないとなかなか読めないから、暇なヒッキーや
にーとは古典を読み漁ればいいと思う。
553 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 10:07:37 ID:cZ+9B7juO
東洋文庫は確か平凡社が電子書籍化をしたんだが絶版作品がいくつか紛失していて古書店を捜し回って買い戻していた。
岩波文庫は古本屋なら比較的安く手にはいるしな。
555 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 10:10:43 ID:NN3LPPbt0
最近、岩波文庫は復刊が多くて助かる。
556 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 10:18:51 ID:36RWHyOY0
>>551 玉石混交ではなくなったみたいだけど
やはり高い
おれも種の起源、医学について?、世界史序説、仏陀の言葉くらいしか呼んでない (T T
558 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 10:32:04 ID:q0dVctJM0
岩波は左翼というより、各学会の保守本流。
559 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 10:33:48 ID:uz5MqQbN0
>>432 > 漢訳佛典は、『法華経』、『般若心経』、『金剛般若経』それに浄土三部経だけ。
それだけあれば、一応、念仏系から題目系までの代表をカバーしているでしょ。
>『維摩経』は。
中公にある。
560 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 10:37:14 ID:NRA4jiFv0
書いた人間が死んだ程度で読まれなくなるような本など、そもそも古典の資格は無い。
561 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 10:38:43 ID:fF1jIZKZ0
東洋文庫はあのクロス装丁&函入りを止めて、正真正銘の文庫本で安価に出してくれてたらなー
562 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 10:42:58 ID:j77i+qh00
取りあえずミルの「自由論」は2chねらー的にオススメ。
人権擁護法案について論じる時にも役に立つ。
ノンフィクション系の古典なら「ガリア戦記」に尽きるな。
訳としては講談社の方がいいけど。
「イリアス」「オデュッセイア」の訳を松平千秋にやらせた功績だけは認める。
564 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 10:49:43 ID:d+1W01Pc0
このスレはすごいな ニュース速報+板とは思えない
いろいろ考えながら読んでると ここまで読むのにえらい時間がかかった
565 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 10:50:20 ID:j77i+qh00
>>560 私もそうは思うが、あと十年も経てば司馬や池波だって
どれくらい読まれてるか怪しいもんだ。
特に代表的な何冊か(司馬なら燃えよ剣とかな)だけ読まれて、
他の本は絶版になりそうな感もある。
>>565 そもそも死んで1冊本が残るならたいしたものだよ
スウィフトのガリバー旅行記だって ドンキホーテだってあらすじしか知らないじゃん。
物語の類は残りやすいのに 技術書の類は残りにくいのも人類の問題だなw
あとルバイヤートもおすすめ。
567 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 11:59:30 ID:P420yTGV0
>>562 自由論はこないだ出た光文社古典新訳文庫のほうが読みやすい。あれはいいシリーズ。
>>567 光文社の古典新訳文庫って、去年の9月に始まったんだけど、最初に出た8点の
なかにバタイユが入っていたのには驚いた。
岩波って仏典のバリエーションは中公に遅れ取ってるな。
中観とか唯識とかないのかな
570 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 12:14:29 ID:VBZl42aM0
何気に痛いなコイツID:Ab21QeWG0
>>567 うわ〜つい最近岩波の方買って、読みづらさに挫折したよ…最悪。
光文社か、チェックしてみよう。
>>500 近世に版本が出ていましたが、一般に知られるようになったのは、芥川の小
説以降だろうと思います。当の芥川もかなりの教養人で、碑文を楽に読める
のを友人に羨ましがられていましたが、今昔は長い間知らなかった。
>>524 >原文
変体漢文中心の原文を十日なら、寧ろ自慢出来ると思いますが。
>>559 >それだけあれば、一応、念仏系から題目系までの代表をカバーしているでしょ。
とんでもない。「示現大明神」の基になった『悲華経』やそれと並び称された
『心地観経』がなく、『東山往来』で当時の行いの是非が問われた盂蘭盆の原典
である『盂蘭盆経』、それに文殊信仰などに関する経は必要ですよ。
『雑宝蔵経』は、『枕草子』以降の説話世界に与えた影響が大きい。
日本佛教=鎌倉佛教という時代でもないでしょう。
天台や禅の著作は、別に押えてくれているようですが。
>中公
最近では「大乗佛典」シリーズも長尾先生でしたが、原文もありますか。
>>569 講談社学術文庫で一部読めますね。現代語訳のみですが。
上の方で全て読んでいられないという声がありましたが、とりあえず好きな
所から手をつければ良い訳で。
しかし、基本的に古典好きは乱読好きという気がします。
色々な世界があるからこそ、知りたくてしょうがない。
574 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 14:17:15 ID:8juKZLxM0
東洋文庫の「良寛詩集」立ち読みしたら、とっても良くて、速攻で購入しました。
宇井伯寿の著作、岩波で文庫化してくれたらありがたいだけどね。多分無理でしょうけど。
>>451 お前は俺か。
古書スレに遊びにきてくれYO(^з^)
俺も洋古書オタだYo(^з^)
海外から洋古書を買っているYO
10万以下の本なんか安いもんだなと思うようになったYo(^з^)
576 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 14:54:06 ID:InUFDFsa0
現代では、自分で考え、自分で答えを導くことが重視されているので、
古典文学は自分の考えを補強する補強剤程度の意味合いしか持ちえていないと思う。
極めて多種多様で柔軟な状況判断をしなくてはならない現代において、
古典文学を多少読んだところで大した意味はないような・・・。
>>459 1651年の初版ならば、以前目録で100万しない価格で出ていたYO(^з^)
そもそも、ただのリバイアサンならば、そんなにしない。
献辞やなんか付加価値が付けば価格は上がるけど。
そんなに稀覯書ではないです。
割りと出てくる本ですな(^з^)
580 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 15:26:12 ID:7ktXt+5X0
Manuscriptじゃないの
>>580 さんくす。そうか写本か。それなら意味がわかる。
>>576 そういう時代だからこそ、古典が役にたつのでは?
あらゆることに個々に対応する、マニュアル的な本は、今日明日には役立つが、
それで終わってしまい、また次のマニュアル本を勉強せねばなりません。情報としての読書。
古典を読めば情報でなく考え方の枠組みが身につくのです。一生もんですよ。
>>576 その「自分で考え、自分で導いた」つもりの答えが
実はとうの昔に考察されつくし、
様々の答えが得られていたことだということに気づけるのが
古典の効能なのですよ。
また、人間社会や人間心理というものには
時代を超えた「普遍性」があるということを知り得るのも
古典の効能です。
「極めて多種多様で柔軟な判断」とやらも
ベースになるべき人間理解がぐらついていては、
ただの「行き当たりばったり」になってしまうでしょうからね。
現代人は 2500年前の哲学者や宗教家より優秀なのかという
585 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 16:37:51 ID:y6GEocyY0
山 月 記
586 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 16:50:26 ID:HROKlkRd0
>>576 こういう情報過多の時代だからこそ古典が生きる
何百年(あるいは何十年)も生きてきた知恵は伊達じゃないよ
というか古典は読んで覚えるものじゃなくて
読みながら著者と議論するもの
587 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 16:50:41 ID:36RWHyOY0
新潮文庫の古典物の復刻版が欲しい
588 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 16:54:06 ID:C2SYvg3C0
>>576 多様な状況判断の基礎に、古典の教養が役に立つと思うんだが。
戦争するにも、孫子やマキャベリなどを読み込んだ上、
現代戦の戦理も加味して研究するのと、
バックボーンが何もなく、一人の長官の思い付きで
中東に踏み込んで泥沼化するのとでは明らかに違う。
589 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 16:54:32 ID:LS5nG86zO
>>576 温故知新という言葉がある。己の考えの基を育てるにはいいよ、古典は。
数十年、数百年の間の批判に耐えて生き残ってきた作品ばかりだ。
590 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 17:05:15 ID:yQ9uyRwJ0
トマス・マンの「魔の山」は何処の訳本読んでも何がいいのかさっぱりでした。
591 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 17:06:35 ID:gvxV93wp0
アマゾンの書評によると
岩波文庫の「フランス革命についての省察」の訳がすごいらしい。
592 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 18:03:45 ID:rjPIg3PA0
いきなり漫画の話になるが、
みなもと太郎の「風雲児たち」とか好きな奴らには
東洋文庫はお勧めなのになあ。
593 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 18:09:46 ID:T+GzVV3c0
古典って小説も含まれるわけ?小説なんか古典も新刊本も読まんが。
594 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 18:15:07 ID:hVPP1fJ80
おれは、古典文学的な、文法や単語など文章での表現の面白さみたいなのは受け付けなかった
結局、文章の表現より、ストーリーや台詞の面白さで選ぶと、ラノベかラノベ風一般小説になるんだよな
595 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 18:19:54 ID:C2SYvg3C0
>>594 古典文学は、どう生きるのが正しいのかのテーマがあったりして、
それなりに面白いと思うよ。
596 :
てれきゃす太(懐洋楽板):2007/01/04(木) 18:28:11 ID:SBkUNiHoO
ワイルドの『サロメ』が旧仮名使いで良い。
難解な本も軽い本も
読み終わって「あー面白かった!」ですぐ忘れるからあんまり変わらん
馬鹿に媚びなくても残るべき古典はかならず残る。
岩波文庫も何だかんだ言ってちゃんと残ってる。
599 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 19:02:25 ID:dlIEq2vt0
どうせ岩波の他の出版物はゴミのようなのが大半なんだから、
珠玉の作品の集まりである文庫の出版の維持・発展だけに全力投球してくれればいいのに。
600 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 19:03:31 ID:bLZ8haBr0
ホロン部とよばれるぼくは文学がだいすき
がんばていろいろ読むけどロシアのがとくに好き。なかでもトルストイさん!
ドストエフスキーさんのチャングムのドラマ(たとえがまずいねW)
のようなヒューマニズムもいいね!
「地下室の手記」なんかぼくのうんこみたいな書き込みや
ニートさんの文句みたいでおもしろいねWWWWWWWW
読んだあと思想もふくめていろいろ考えさせられるのもいいね
例外もあるけど、作家さんや映画の第1作や
ミュージシャンさんが録音する第1テイクがいいのといしょで
文学はやぱり昔のがおもしろいねWWWWWWWWWWWW
ご本の解釈なんて人それぞれだけど
世界的巨匠さんの作品は人類がめつぼうしてものこるだろうね
ミュージシャンさん
ってなんか言いづらい言葉だな。
ミュージシャンさん新春シャンソンショー
602 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 19:20:30 ID:IMDQj//y0
>>583 答えはないと思う。その人にとってしか。
古典を読んで面白いのはその著者の感性に引き寄せられるからで
その人の答えが欲しいからじゃないなあ。
603 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 19:25:39 ID:IMDQj//y0
岩波文庫愛読者ですがなにか?
私的には講談社文芸文庫>岩波文庫なんだけどな
605 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 19:39:43 ID:9KC5Uw2V0
岩波少年文庫>岩波文庫
606 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 20:07:28 ID:ADiKJg3/0
岩波はフォントとか紙質とかが読みにくいので極力避けてるなあ。
どうしても岩波じゃない無いのは別にして、他に選択肢がある場合はそっちを選ぶ。
講談社学芸文庫>>ちくま学芸文庫>>>>岩波文庫
>607
ちくま学芸文庫>>講談社学芸文庫>>>岩波文庫
俺ならこうだな、ちくまはネタと訳者の仕入れが優秀
講談社はあと一歩、岩波は良いのもあるけど悪いものが多すぎる
609 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 20:39:45 ID:P2ymvWQL0
岩波文庫で古典のへの入り口を覗いたら、今は中公クラシックスとかに流れる方が自然じゃないかな?
まあ、あのシリーズは昔から『世界の名著』、『日本の名著』として実績があるけど・・・w
>>609 中公クラシックスと世界の名著は中身同じだよ。
老人用に字がでかくなって分冊になっただけ。
大学1年の時に青空文庫紹介されたっけ…
もう7年前になるのか、当時は感激したなぁ。
「文庫本買わなくても本読み放題じゃん!!」って。
手元に本として置いておきたい作品しか
買いませんよ、と。
時間が足りなくて中々読めんが、古典の味わいは良いノー
オレは特に軍記物が好き。といってもろくすっぽ読んでないが。
「甲陽軍鑑」、「信長公記」、「太閤さま軍記の内」、「平家物語」、これは良いね。
これから現代語訳・原文付きで暇々に読んでいこうと思っているのは「太平記」、
「保元・平治物語」だな。あと「萬川集海」。
>>605 激しく同意
エミールと探偵たち カッレ君シリーズ ロッタちゃん
宝物だわ
明治人が海外に向けて英語で日本文化を紹介したものの代表は
新渡戸稲造『武士道』、岡倉天心『茶の本』、内村鑑三『代表的日本人』だな。
一通り読んでみる価値は有るな。
その後にルース・ベネディクトの『菊と刀』読むと結構グッサリ。キツいけど結構正確。
ドナルド・キーン博士の『能・文楽・歌舞伎』とかその他の本は日本大好き過ぎだけど最高だな。
日本精神については鈴木大拙の『日本の霊性』を読んでみたけど、どうなんだろ。
観阿弥の『風姿花伝』とか吉田松陰の『留魂録』とかの方がよさげ。
『葉隠』はオレはイマイチ納得出来んかった。
615 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 21:01:33 ID:2xbyEyoe0
最近増刷されたやつは、書体が変わって読みやすくなってるよね
616 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 21:06:07 ID:2xbyEyoe0
ちょうど今ニーチェの道徳の系譜読んでる
読んでて楽しいけど、別に高尚でもなんでもないよね
しかもあまり人には勧めにくい
文型の大学に進学すると、学部を問わず必然的に古典を読む機会があると思う
文系でも一定のレベルに達してない大学だと古典に一冊も接することの無いまま
大学を卒業していくという場合がかなり多そうだな
>>617 Fランクでも国文学系で最低ラインとして夏目、芥川あたりはやったし英文学系で
緋文字とか読まされてたの見たけどな。英文系は他に何読んでたか知らないが。
ただ、それを授業でやったからって本人がちゃんと読み込むかどうかは
別問題だろうけどさ。
一応Fランクでも最低ラインは確保されるよ。
西田幾多郎とかデュルケームとかも読まされたなあ。文学と違う授業だったけど。
>>618 確かに文学部系統だと割とランクに関係なく古典に触れる機会は多そうだね。
やばいのは経済、商や法かな。
620 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 21:29:56 ID:hVPP1fJ80
たまに何か文学賞を取った文学作品を読んだりするけど、たいして面白いとは思わないのばっかり
で、結局読むのはラノベ。っていうかラノベしか読んでない気がする
経済学部だが、「経済でも最終的に哲学的に考えなければいけない場面があるから、哲学やっておけ」
ということで岩波の思想書読んだ
622 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 21:33:23 ID:DUTU7a4b0
阪神大震災のコピペなんかはもはや古典だな。
最近見ないが。
623 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 21:34:20 ID:bEp8e/rc0
>>404 読点って区切る必要がある以外は別に無くても支障が無いような気がする。
短い文章なのに「私は、〜である。」というのは非効率に感じる。
昔のトレーシングペーパーみたいなカバーついてたね
625 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 21:51:57 ID:RZhZc9AxO
>>624 でなけりゃ岩波らしくない。普通のカバーなんてのはなんか違和感を感じる。
角川も裁断が雑で凸凹していて、カバーから1oはみ出してなけりゃ角川らしくない。
626 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 21:53:33 ID:lU41TUVS0
そろそろ岩波でも三島由紀夫だせよ。
未だに彼の死に方に拘ってるのか何だか知らないが、三島なら読む人は
沢山いるぞ。
627 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 21:57:05 ID:fF1jIZKZ0
改造文庫や世界思想文庫を復刻してくれたらいいのに
この間講談社学術文庫の『自省録』を買って読んでいたら,
活字書体のせいか組版のせいか知らないけど,目がチカチカして嫌になったので,
岩波文庫の古い奴を古本屋で探してしまった.
岩波文庫の活字は読み易いと思っていたけど,読みにくいという人がなんか多いみたいね.
近代日本文学では岩波はどっちかというとアウトサイダーだな。
日本の文壇業界は菊地寛が作ったようなもんだ。
頼むから耳嚢重版してくれ
岩波は絶版になるのが早すぎる。
632 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 22:19:02 ID:YzljJMbS0
学生時代は古典よく読んだが、社会人になってからほとんど読んでないな。
読んでるときは、読まない奴は無教養な奴だみたいな優越感をどこかで感じて
いたもんだが、今となっては古典を読むことになんの意味があったのかよく
わからんな。ほかのことにもっと時間を使ってもよかった気がする。
結局、ただの娯楽・自己満足を自己正当化したかっただけなのかもしれん。
633 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 22:21:17 ID:X0Osb57z0
>>481 教養主義の崩壊は先進資本国に共通の減少でしょう。
何を今更。
貴方は世界史板でもちょくちょく見受けられますが、どうもエリート主義が
強い感がします。
経済の階層化と知識文化の階層化も考えられましたか?
理念では無く現実は、レクラム文庫的知の教養への憧憬は、否定されて
います。(2chには教養主義の亡霊が時折見受けられますが)
ようは、格差は富だけではなく、知にも格差が生じているって事。
それも経済という下位構造がそうなっているから、上部構造である知も
そうなっているってこと。www
634 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 22:22:57 ID:yZJaYYRl0
フィネガンズウェイクの翻訳本が出てる日本てすごいと思う
635 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 22:24:16 ID:hDrQX6+J0
お前ら古典の定義はどうなんだ?成立から一定の年数(例えば100年)が経過した書籍という意味でいいのか?
後人から高く評価されている近代以前(例えば大量に印刷ができるようになる前)の書籍という意味なのか?
636 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 22:27:24 ID:3KfbnZ/V0
>「最近の若い人は古典を知らなくても恥ずかしいという感覚があまりない」
馬鹿か?おまえ等みたいな読書好きでは何も書けないし、人間として役に立たない
事が証明されちゃてる現代に。。。読書なんてせずに書けよ。
と、偉そうなレスをした上で何だが…。
漏れ、物事の判断が自分自身で上手くつけられないというか、
他人の意見を上手く批評し出来ないんです。。
どの意見も正しく感じちゃうというか…。
結局、自分の芯が無く、知識も貧弱という事なんでしょうね。
そうして、こういう事まで他人にレスされたくて、そうして判断の
材料にして書き込んでいる自分…駄目です。
>>626 > そろそろ岩波でも三島由紀夫だせよ。
版権が生きているから無理でないかな。新潮社が、
あんな金蔓を岩波に供与するとも思えんし。
所でさ、本好きな人が多いようだからお聞きするんですが。
シュテファン・シュヴァイクの「マリーアントワネット」って面白いですか?
どうも、買ったのですが、ツンドクになってます。。
>>637 > 他人の意見を上手く批評し出来ないんです。。
> どの意見も正しく感じちゃうというか…。
評論家とかならともかく、2ch に書くだけなら批評する義務も無いのでは?
ただ良いと思ったものを拾い、そして役に立ちそうなら調べるだけで。
役に立つところが来れば、役に立てれば良いだけの話。
古典なんて、こんなもんじゃないですか。
もっとも、ハウツー本で "役に立つ" 知識が拾えるのか?というと、そうでも
無いところが、なんとも面白いとは思いますが。
641 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 22:45:35 ID:U8A9uSBt0
>>608 ちくま学芸は最近がんばってるな。自然科学系の名著を
どんどん文庫化して欲しい。
ローマ帝国はギリシアの都市国家に比べると巨大だが、
知的成果は率直にいって貧しかった。
近代文明の19世紀と21世紀を比べても同じことが言えるだろうな。
そして確実に言えることは、近代文明も過去の文明と同じく滅びるということだ。
文明は滅びるが古典は残る。
廃墟になるしかないガラクタばっか生み出して、後世から振り返られることのない
さもしい時代に俺らは生きているのだ。
643 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 22:49:36 ID:Qk+msEWA0
>>631 復刊するのも早いが。
プラトン全集なんて一体何回やったことか。
>>640 小生は、『ジョゼフ・フーシェ』なら若い頃に読んだ。評価の高い本なのに、
印象が薄いというか、もう忘れちゃったよ。フランス革命の知識不足が
原因か?
『ベルサイユのばら』を読んでから『アッキー・アントワネット』を
読んでも反則じゃないよね。
>>642 おいおい…。
暴言とまでは行かないが、ギリシャの哲学とローマの実地政治は
最強のタッグだよ…?
もし、ローマ帝国が崩壊しなかったら、西暦1000年には今の時代と同じ
生活レベルが実現したと僕は信じているよ。
ローマ発の宇宙開発だってあったはず。
それだけローマは偉大であり、人類のエポックメイキング。
マキャベリの『ローマ史論』が数年前に復刊していたね。
そういえば、『ギボン自叙伝』とかもあった。
>>583 それを古典の利点のように言う人が多いけど、自然科学系の古典なら、
人類がどのような道筋で物事を見いだしてきたか分かるから、古典読む
価値も有るんだけど、社会学や政治学系になると、ギリシャ時代から殆ど
進歩してないのね。と言う事しか分からないわけで。じゃあ読みにくい古典を
あえて読む必要なくて、文系を駆除しなきゃ、文系を駆除すれば人類自身も
自然科学と同調して発展していけるのに。と思う。
さすがにウヨは岩波を読まないだろ?
>>647 逆に言えば応用が利くんだよ。
たくさん読まなくてもいいかもしれないけど、ある程度読んでおくと古典がそのまま
生かせる状況になる。
自然科学系だったらそもそも古典読む必要ないんじゃないか?
どういう筋道で物事を見いだしてきたかわかるにせよ、過去のそれらは間違い、で
なかったことにできるものだから。
>>645 ローマ帝国が崩壊してしまったのは、文系が悪いんだよね。
どう考えても。
時を同じくした、中国が衰退したのも文系が悪いんだし。
アメリカがギクシャクしてるのも、ロシアやソビエトが100年持たないのも
文系が悪いからだし。
文系を駆除するべきなんだよね。
651 :
名無しさん@七周年:2007/01/04(木) 23:13:55 ID:HZzUYwFB0
最近は古典ばかり読んでいる
流行りものよりはいいがな
>>616 1.古典ギリシアの精神
2.悲劇の誕生
3.哲学者の書
4.反時代的考察
5.人間的な、余りにも人間的な
6.曙光
7.悦ばしき知識
8.ツァラトゥストラはかく語りき
9.善悪の彼岸、道徳の系譜
10.権力への意志
11.偶像の黄昏 反キリスト者
12.この人を見よ
ちくま学芸文庫だったかな。一通り読んでみた。
個人的には『悲劇の誕生』が好きかな。
基本的な思想は『ツァラトゥストラはかく語りき』にほとんど含まれてると思う。
主著とされている『力への意志 あらゆる価値の転倒の試み』だが、イマイチ、
というか散漫で『ツァラトゥストラ』の方が良いと思った。
でもまー、確かに人にお勧め出来ないね。毒の有る文章を読みながら、ニヤッ
としながらダラダラ読むのがよさげ。どこから狂気が始まってるか分からんスリ
リングな読書体験だったなー
>>649 そうでもない。例えば錬金術が無ければ化学の発展というのは無かった訳で、
錬金術に変わる、化学の発展を促すソフィアの動機を夢想すると、これが難しい。
逆に言うと、錬金術が有ったおかげで化学が進んだんだけど、となると科学は、
錬金術の体系から大木に育ち、現代科学になったわけだから、もしこれが医療技術
から科学が発展していたらまた違った世界が有っただろうし。
ローマ帝国みたいに、治水道路土木から科学が発展していたら、今の地球温暖化は
既に解決出来るだけの知見を得られていたかも知れない。
なんて事を考えると、一刻も早く文系の駆除を合法化するべきだと思う。
文系は4000年前とやること変わってないんだから、いらない。
>>653 >一刻も早く文系の駆除を合法化するべきだと思う。
間違ってると思う。
先ず、法律が国家には必要。
その法律を作るにはその背景に思想・哲学が必要となる。
この思想・哲学に基づいてこれを実現すべく法整備が行われていく。
思想・哲学を発展させるには文化全体が発展していないと上手く行かない。
そこには小説や演劇などが含まれ、その中でその国の歴史や伝統も多くの
人々に共有され、人口に膾炙し、思想や哲学にフィードバックされていく。
21世紀にもなって焚書坑儒なんて完全に時代遅れ。
>>653 その発想はすでに文系的だぞ?
歴史とか、思想の系譜とか考え始めてる。
文系を駆除するってのはその発想すら駆除してしまうってことだよ。
スレの展開が予想通りで白ける
>>625 >角川も裁断が雑で凸凹していて、カバーから1oはみ出してなけりゃ角川らしくない。
戦後に創業したのに、戦時中に出た岩波文庫みたいな出来ですからね。
戦前の本と角川だけに許される。
>>654 焚書坑儒しろって話とはちょっと違う。
文系を殺せと言ってるんじゃなくて、駆除しろと言ってる。
害虫を駆除するのは有る意味当たり前。
660 :
名無しさん@七周年:2007/01/05(金) 00:10:21 ID:A7SBuhQB0
あ〜あキチガイがまた沸いてきたよ。
しかも
>>30からいるのなw
多分本物だから触れない方が良い。
661 :
名無しさん@七周年:2007/01/05(金) 00:14:15 ID:yh00bAqH0
>>647 あなたの考えていることってヒトラーそっくりだ
文系が如何に人類にとって迷惑で邪魔で悪か?って事を書くと、
必ず基地外と言う奴が出てくる。そして相手にするなと、わざわざ書き込む。
相手しなきゃ良いのに、絶対に基地外とか書くんだよね(w
図星だから、せめて馬鹿にしたいんだろうな(WWwww
>>660 IDで透明あぼーんしてみました。
スッキリしまスタ。
>>661 ヒットラーの間違いは、文系が悪いのに、ユダヤ人が悪いと誤った事だ。
ヒットラーが言うユダヤ人はユダヤ人と言うより文系そのものなので、
文系を駆除しろ!!と言ってたのなら、ヒットラーは世界を幸せに出来たんだ。
と思うよ。
黙ってスルー黙ってNGID
いちいち書き込まない
そうそう、キチンと反論出来ないなら黙るのが筋。
文系は、反論出来なきゃ馬鹿にすればいいと考えてる。
本当に害虫。駆除の対象。
668 :
名無しさん@七周年:2007/01/05(金) 00:34:26 ID:yh00bAqH0
30人に1人はアスペルガーいるそうだから
そういう脳障害ってかわいそうだね。
一生そんな体質でいきるのだろうし。
669 :
名無しさん@七周年:2007/01/05(金) 00:37:26 ID:yh00bAqH0
自閉症児は人口比にして1%の割合。その約7割が高機能という。
2chに流れてる基地は現実世界で相手にされない吹き溜まりが
流れてきてるんでしょうな。。。ヌルーしないと駄目だわ「
岩波・・・イロイロ言いたいことはあるが。
値段上げ杉!!! (倒産したらヤダけどw
新書も値段上げ過ぎ!!!
東大出版会もっと、ガンガレ! と言ってみるテスト 独立法人なんだからもっと営業努力汁!!!
すれば、価格も下がるぞ。w
>>670 製本技術も進化してるなか、何故岩波の書籍が値上がるかといえば、
文系が暴利を求めて値段あげてるから。
文系を駆除しないから高くなる。
ただそれだけのこと。
>>671 そうだろうね・・・と妙に納得w
でも、本当はDSみたいな端末で読めるようになると良いなと思っているのが本音。
新聞業界と同じ、限界に達しているのに。下らない産業構造の寿命を延ばしているだけ。
書店倒産、販社イラネェ!印刷会社困る。製紙会社も痛い! 遺物で荷物な業界なりよ(・∀・
どこかが、口火を切らないと埒が明かない! さて生き残れる盟主はいずこなりや?
早く電子出版になれ! 価格も安くなるよ。三次元占有する情報はヌルポでいい
学術書は5千円越えるのが当たり前だよ。千円台なら安いと思わなきゃ。
神保町の裏通りを歩いてて青土社を発見したときは衝撃だったな。
ボロボロの狭い雑居ビルの一角で。無類の本好きでなきゃとてもやってられんと思った
>>673 それでも、組版・印刷・製本・流通という鬱陶しいグーテンベルグの呪縛を抜けたら。
つまり、その部分を消費者に委ねたら(DIY)、もっと価格は下がる。
岩波は、漱石全集と広辞苑、そして講座シリーズで喰っているんだろう?
私は好きな書店ではないが、岩波の講座となるとつい権威を感じてしまう。
最も理系の話だが。
いい加減『世界』を廃刊にすればいいのに。
676 :
名無しさん@七周年:2007/01/05(金) 06:24:30 ID:nT9nB1lZ0
古典も色々読み方があると思うが、吉田松陰の「留魂録」とか「講孟余話」とか読んでると、
山崎闇齋の「崎門の学」とかと合わさって、なるほど尊皇、攘夷、倒幕って事になるのかな、
なんて思えたり。
そしてそれが明治維新であったり、日露戦争、大東亜戦争、三島由紀夫と繋がって見えたり。
そして現在求められている教育改革との関係とか。
まー、幕末の思想はそのまんまじゃ到底21世紀には通用しないけど、国難を乗り越える
のに温故知新、日本の過去の思想に触れるために古典にあたるというのも実学としても
有りだなーなんて思う。
677 :
名無しさん@七周年:2007/01/05(金) 08:43:02 ID:TwrelGdyO
文系だの理系だの言ってる人って同一人物なの?それとも、こういう二分論的な考え方をする人が相当数いるのか?
前者であってほしいが。
読書について をよめば読書なんて悪習を打ち切れるよ
禁読なんて簡単だお!
679 :
名無しさん@七周年:2007/01/05(金) 09:39:15 ID:knYH5IAZ0
>>633 そんなこというと、せっかくの蘊蓄を披露してもらえないじゃないか。
無料であり、それゆえに好意によって知識を開陳しているというのに。
知の階層化と経済の階層化てのは関係ないと思うけどね
ひきこもり中に暇に任せて古典を読みあさるというのも悪くはないが、ただでさえ
現実社会との接点が薄いひきこもりが、ますます浮世離れする怖れもあるという
諸刃の剣。青木雄二などは、いろいろな職業を経験してから、古典を読んだおかげで
(ドストエフスキーとマルクスはたぶん両方とも古典といえる。)ナニワ金融道を
書けたという。こういうのが古典との生産的な出会いであるなら、やはり古典と
生産的な出会いをするというのはむつかしそうである。
古典の効能としてあげられるのは、古典を読めば人格陶冶になります、というのもある。
今号の「プレジデント」がたまたま古典特集であるが、いろんなビジネス雑誌でもちょくちょく
古典特集はやる。ビジネスマンにとって古典の教養が必要という考え方は、暇なヒキーが
古典を読むという行為の無償性の対極にある、実用本位の考え方であろう。このスレでは
そういう実用的な読み方に反発するのがほとんどだろうけれど。想像された完全な無償性と
完全な実用性の中間のどこかに古典を読む意味をみいだすというのが、まあ無難では
ないかと。
>>481 俺は山野さんの知識は凄いと思っていますし、書き込みは楽しく読ませて頂いています。
しかしどうしても古典を読まなくてはならないのでしょうか。嫌で嫌でしょうがないのですが。
古典を読んだと自称する人物と何人か接してきましたが、会話が全く面白くありません。
何か知識自慢をしているようなのですが・・・相槌を打つのも面倒です。
頭がいいようにも見えません。田舎の百姓は酒と女と博打の話しかしませんが、
彼らはそれが古典に置き換わっただけに思えます。
>>671 作家は文系が多いんじゃないか?文系を駆除したら文学作品が減るだろ。別にいいけどさ。
文学なんて人が生きるのに必要ないから。
「馬鹿のひとつ覚え」ってのは文系的な格言であるが真実をついている。
686 :
名無しさん@七周年:2007/01/05(金) 10:39:52 ID:4pRwH1ez0
>>633 1980年代ごろの大学生はあんまり古典を読んでなかったよ。
今のような格差社会では無かったのにも関わらず、ね。
まあ個人的にはあの頃から経済格差は大きかったと思っているけどね。
バブル時代にはマル金・マルビという言葉が流行ったほど。
687 :
名無しさん@七周年:2007/01/05(金) 10:51:32 ID:knYH5IAZ0
まあ、どうしても嫌なモノを無理矢理読む必要はまったくないのではないかと。
自分にとって読んで面白い古典がみつかればよし、みつからなければそれもまた命。
688 :
名無しさん@七周年:2007/01/05(金) 11:09:35 ID:NJxveg5GO
689 :
名無しさん@七周年:2007/01/05(金) 11:32:54 ID:y2JPuftc0
この間亡くなった吉村昭の作品本は全て買った、好きな作家だったから。
訃報を聞いて自分の持っていない作品全てを買った。
他の作家の作品やノンフィクション作品とか絶版になって中々復刻されない本
が増えているのも確かで読む人間が減っているのかなとは感じていた。
本屋が潰れて、パチ屋ばかり目立つこの世の中だから仕方がないのかねぇ。
690 :
名無しさん@七周年:2007/01/05(金) 11:49:02 ID:3e4iIaN/0
>>647 >社会学や政治学系になると、ギリシャ時代から殆ど
>進歩してないのね。と言う事しか分からないわけで。
それがわかるだけでも古典を読む意義はある。
古典を読まない人間は自分の頭だけで考えてギリシャ時代未満の状況の結論で
自己満足してしまう。
>>683 >書き込みは楽しく読ませて頂いています。
とりあえず、こうした楽しめるような内容を、自前で揃えられるようになります。
とはいえ、私も古典だけを読んでいる訳ではありません。
私の知る古典好きというのは、貴方が言われているような「古典を読んだと自称
する」人物ではなく、古典も含めた乱読家で、話のついでに内容が出て参ります。
おそらく、古典を役に立てようとして読むような人が、わざわざ読んだと自称す
るようになるのでしょう。
私は、古典というものは一世紀以上経っても残っているものや、今から一世紀後
も残っているものだろうと考えています。
たとえ理論が古くなったとしても、その時代を代表していれば古典でしょう。
内容も、文系・理系(に綺麗に分かれるかどうかがまず疑問ですが)を問うもの
ではなく、文学に限らず古典は成立するものだろうと思います。
そして、それだけ後まで残る「古典」というものは、役に立ちます。
役立ち方というものは、最終的にはそれぞれが掴むべきでしょうが、まず、様
々な考え方があるということを理解するだけでも役に立つ。
よく出ているビジネスマン向けの「〜を読む」は、あまりお奨め致しません。
国語の答案の答えと同じで、却って読み方が限定されてしまいます。
そもそも、現実的に考えてビジネスマンに戦国武将と同じような行動がとれる
訳もないのですから、結局は自分なりの読み方が要求されます。
古典にせよ、今の流行にせよ、人の営み・人の見方を反映しているという意味
では、人として生きる上で興味深いものです。
古典もそれ以外と結びついて、自分を動かせるようでないといけません。
単なる暇つぶしでも、それはそれでよいものですが。
私は、古典という時代に残ってきただけの価値がある一分野をお勧めしている
のです。特定の文献を読むべきだとお話しているのではありません。
古典というのは一生ものです。つまり、人生を賭けるに値するものです。
学生時代から『万葉集』一筋だった京大の某先生は、『万葉集』注釈に一生を
奉げられ、注釈書の大全集の最後の一巻が届けられ、満足して笑みを浮かべら
れたその日に卒去されたという逸話がありますが、縦令学者でなかったとして
も、「この年になって結実した」という思いが生まれた方が、若い頃に流行り
ものに手を出して、老いた頃には時代遅れという事態よりはいいでしょう。
古典でなくても、一生ものの仕事があれば、それでもよろしい。
大事なことは、死ぬまでに何をしてこれたかだろうと思います。
日本史を除けば、私の雑学はただの趣味ですが、日本史だけは死ぬまでにど
んな天才が出て来るとしても、若造であれば、晩年の自分が負けないぐらい
になっていたいと思います。
私は五歳の時に死に目に遭い、また寺で地獄絵図を見て「死」というものを避
けたがり、福禄寿を拝んだりしておりましたが、いずれ死は避けられません。
それなら、死ぬ前の老人になっている時まで楽しく生きられるようにしようと
当時から好きであった日本史に打ち込むことを誓ったのが10代中頃のこと。
アニメもよろしい。漫画もよろしい。歌もよろしい。
ただ、それらは死んだ後には勿論ついてきませんし、果たして七十代八十代に
なった頃にも意味があるのかということは考えておきたいですね。
今「だけ」の楽しみなんて、一瞬で過ぎ去って無意味になりますよ。
私もアニメなどは好きですが、わき道ということにしております。
本道は別に設けて生きた方がいい。アニメや漫画の製作者になるのなら話は別
ですが、中途半端な地位にいても仕方がありません。
星のカービィの「星のフームたん」の回で、中途半端な地位にいる面々への批
判がありましたが、正論というべきでしょう。
(↑こういう考えさせてくれる回があるから、アニメは面白い)
アニメや漫画の関係者にも古典好きは多い気がしますし、それぐらい引き出し
が多い方が話を作るのにもよいでしょう。
男は引き出しが多い方がいいと、鷹の爪の博士も仰っておいででしたし。
693 :
名無しさん@七周年:2007/01/05(金) 12:15:15 ID:GjTGl34P0
>>372 シカゴ大学ってあの切込隊長が学んでたところじゃん。
694 :
名無しさん@七周年:2007/01/05(金) 12:47:10 ID:y74/KuSk0
>>691-692 命がけの仕事っていうのを遣り切れる人というのはとても眩しい。
見て楽しい、触れて恐ろしい、感じて尊敬する。
古典に触れるときも同じ気持ちがする。古典じゃない人でもたまにそうなるけど
山野さんのそのレスも、ちょっとそんな感じがした。
生き方って大事ですね。
>>690 >古典を読まない人間は自分の頭だけで考えてギリシャ時代未満の状況の結論で
>自己満足してしまう。
てか、世の中に文系が多いから、その程度満足した方が幸せに生きていける。
文系は嘘つき。
文系駆除しなきゃ世界は平和にならないって事に気づいちゃって悲しいだけ。
文系を駆除するべき。それから古典を読めばいい。
岩波文庫のラインナップの素晴らしさは認めるが
欲しい本は大抵品切重版未定とか絶版なんだよな…
岩波も殿様商売してないで、文庫創刊した当時の
「貧乏人にも田舎者にも、古今東西、和洋の名著を廉価に提供」って精神を復活させろ。
理系文系の二元論に還元するのはやめてくれ。
ウヨサヨじゃあるまいし。
698 :
名無しさん@七周年:2007/01/05(金) 13:25:15 ID:4pRwH1ez0
>>691-692 ご丁寧な返事を頂き、ありがとうございます。
私には貴方の生き方や価値観がとても贅沢なものに見えます。
自分に将来があるとは思えないからです。
699 :
名無しさん@七周年:2007/01/05(金) 13:36:07 ID:A7SBuhQB0
>>692 >星のカービィの「星のフームたん」の回で
山野野衾さん範囲広すぎ
愚か者 文系という ラベル貼り
ののしるやつも また愚か者
701 :
名無しさん@七周年:2007/01/05(金) 16:03:49 ID:j0KM5hSO0
>>696 20年我慢すれば何とか手に入るみたいよ
>>701 例外はあるものの、殆どは10年以内のスパンで復刊の繰り返し。
703 :
名無しさん@七周年:2007/01/05(金) 16:12:34 ID:xf+qCYTb0
ライトノベルじゃ重版と無縁だし、死んだら誰も振り向かないんだろうな。
その点後からその価値を見いだされる古典はまだ救われる。
昔は蛞蝓作家ってのは流行作家の定番だったが残念。
古典だって最初から古典だったわけじゃないからな。
時代の淘汰に耐え抜くだけの思想性や内容があったこそ、古典足りうるわけであって、
例えライトノベルであっても内容如何では後世に読み継がれていくような古典になる
可能性も全く無いわけではない。
>>694 適当に書き散らしただけで、同意されず、否定されるような、理解されると
は限らないものですが、万人の理解を得られる主張を出来た人間など、未だ
かつて存在しませんので、割り切っております。
イエスや釈迦でも反発されたのに、会う人全てに納得してもらえる筈もない。
阿含経やがばいばあちゃんの原作の台詞にも、似たものがありましたね。
>>698 20代で死のうが、30代で死のうが、晩年は晩年でしょう。
今日のこの日が最後の日であると思えば、充実した一日を望む筈です。
ご病気ならどうしようもありませんが、今から先が分かるというのであれば
貴方は超能力者かという話になりますし、見通したつもりでお話になってお
いでなのであれば、それこそ贅沢でしょう。
泣こうが喚こうが、世界の終りを期待しようが、来る日は来ますよ。
ちびまる子ちゃんに出て来て、と学会会長から絶賛されていた話ですが、主
人公が1999年の世界滅亡を期待して何もやらずにいたところ、世界が滅
亡せずに「何もしないでいた馬鹿な大人」の自分がいたという未来像が出て
きた、というものがありました。
ごく近い未来でもいい。今日何もしないでいたら、明日には今日何もしない
でいたという未来しかありませんよ。
出来ないことから将来を考えるのではなく、今出来て将来も出来そうなこと
から将来像を構築されては如何。
10代でその発言ならありがちとも言えますが、やはり贅沢です。
お腹いっぱいご飯を食べて、寝てしまった方がましというもの。
好きなことが見つからないのなら、嫌いなことでもおやりになった方が、何
も出来ずにいる方がましでしょう、としか云う。
>>699 日曜の朝は、かいけつゾロリに始まって題名のない音楽会に終わります。
Fateから日本昔ばなしまで、心に留めるべき場面を見る可能性があり、
時にはこうして引用出来る訳です。
プリンセス・チュチュもドッコイダーも『二都物語』も好きですよ、私は。
>>630 耳嚢…
根岸鎮衛の評伝なんてものがあったらおもしろそうだな。
>>630 大手書店か古書サイトで手に入ると思いますよ(全三冊)。
戦前には、柳田國男がもう一人と共同で二巻本を文庫で出していました。
俗信の項目を中心に一部が削られていますが、八割は読めるのが平凡社ライ
ブラリー本で、こちらは容易に入手出来ます。
馬鹿馬鹿しい、文庫になければハードカバーを買えばいいじゃないですか。
709 :
698:2007/01/05(金) 19:33:39 ID:4pRwH1ez0
>>705 >見通したつもりでお話になっておいでなのであれば、それこそ贅沢でしょう。
意味がわかりません。が、こんな話はもういいでしょう。お返事ありがとうございました。
710 :
名無しさん@七周年:2007/01/05(金) 20:36:57 ID:+p1m5JzQ0
いま源氏物語が作られたら
まずはラノベとして出版。
アニメイトで平安時代を舞台にした腐女子ものとして最初に売り出される
そういえば当時の源氏物語は文学として読むんじゃなくて
誰かに本文を読んでもらって絵巻を見て楽しんでたらしいね
711 :
名無しさん@七周年:2007/01/05(金) 20:43:54 ID:j0KM5hSO0
712 :
名無しさん@七周年:2007/01/05(金) 21:18:00 ID:j1Im2mSIO
古典ってより、長文を読める人間が減ったんだろうな
>>709 >意味がわかりません。が、こんな話はもういいでしょう。
ご自分から、将来が信じられないと打ち明けられたのでしょう。
他ならぬ我が身のこと、それに執着しないで他のことに執着出来ますか。
現状に甘えていられるからこそ、将来が無いだのと言っていられるのではな
いかということです。疲れるぐらい何かやっていれば、そんな余裕もない。
将来のことを言う前に、今を生きられてはどうです。古典でも仕事でも。
己の悩みすら、この程度で済ませてしまわれて、他のことはどうなさる。
>>710-711 >誰かに本文を読んでもらって絵巻を見て楽しんでたらしいね
そういう説もあります。絵巻の絵の素晴らしさは、『源氏物語』の絵合でも
説かれているところ。
『源氏物語』よりも少し早く成立した『三宝絵詞』は、その名の通り本来は
絵に本文が添えられていたもの。
当時の絵画は、宗教画以外、たとえば物語絵などは現存していませんが。
>>711 >『源氏物語』=当時のライトノベル説
2ちゃんねるでも他所でもよく見られますが、違うと思います。
紫式部は『源氏物語』蛍の中で、日本紀(日本書紀。ここでは正史)などは
所詮「かたそば(一面)」だと言って独自の物語論を展開しています。
要するに、正史とは別の「真実」を語るものとして位置づけていた。
『三宝絵』序文や『枕草子』の物語評を見てみても、当時既に純文学と一般
向けの物語は分けて考えられていたようです。
一流の漢詩人であった藤原為時の娘紫式部が目指したのは、前者でしょう。
『枕草子』によれば、後者は日本語の使い方が正しくなかったらしく、「言
はむとする、というべきところを、言はむずるというような「と抜き言葉」
が使われている」などと、オバサンだった清少納言が批判しています。
なお、当時のライトノベルらしいものとして、『今めきの中将』や『土佐の
大臣』という恋愛中心もの、動植物を主人公にした今でいうファンタジー系
のものがいくつも存在していたようですが、一つとして現存しているものは
ありません。後生大事にはされなかったためでしょう。
やはり、古典となりうるものしか現存に至らなかったと。
当時と違い、現在の出版・保管・流通状態なら大抵のものは残るでしょうが。
715 :
名無しさん@七周年:2007/01/05(金) 21:48:36 ID:j0KM5hSO0
>>714 サマセット・モームの
御祖母さんと叔母さんが
ライトノべル(少女小説)作家だって知ってた?
世間には
自分の知らないこともあるものよ
>>713 >現状に甘えていられるからこそ、将来が無いだのと言っていられるのではないかということです。
いいえ。そんなことはありません。
さて古典についてですが、よく考えたら教科書レベルのものなら価値を理解できるような気がします。
平家物語の出だしの部分は美の極致と言っても過言ではないかと。
漏れ、昨日届いたばかりの岩波文庫韓非子全4巻を、楽しく読んでいます。
定番が揃っている安心感はあるわな。
>>715 誰もモームの話は致しておりませんが。
『源氏物語』の時代とは、出版や保管や流通の状況が違う。
そもそも、現代に至るまでの時間が段違いです。比較になりません。
当時の少女小説と現代のライトノベルが=かも検討の必要がありそうですが。
>>716 そうでしたか。それは失礼致しました。それと同時に安堵致しました。
いらぬおせっかいですが、気力自体おありでないのかと不安になりまして。
そんな人間を見ているので、つい不安になって突っ込んだことを。
別に古典でなくてもいいのですよ。何かで燃焼なさって下さい。
どんな分野でも、燃えている姿は美しい、と私見。
719 :
名無しさん@七周年:2007/01/06(土) 00:02:55 ID:aMtRI+uM0
古典ってホント、国民の最大の知的財産だね。
読む度に、あァ、こういうものを堪能できるなんてなんて仕合わせなんだろうって思う。
昔の人に会えた気がする。
720 :
名無しさん@七周年:2007/01/06(土) 00:17:47 ID:MEf/NFL+0
>>719 古典っていうのは外国にもあるし、文学以外にも
学問の古典理論なんかは抑えておくべき。
つーか、古典っていっても、所詮、今の時点でポピュラーであるものというのに過ぎない。
大体、それらがいつから古典の位置を占めるに至ったかなど調べると、案外、最近のことであったりするわけだ。
古典を批判するにしろ賞賛するにしろ、それは結局、現在それを賞賛なり批判なりをする人に対するものであると考えるべきだろう。
722 :
名無しさん@七周年:2007/01/06(土) 00:47:10 ID:bSOZrDol0
>>677 マジレスすると、通常のスレなら快楽主義なんとかというコテハン一人の仕業なのだよ。
723 :
名無しさん@七周年:2007/01/06(土) 01:01:05 ID:Yft7TQxM0
>>719 わかる。昔の人に会えた気がするっての。
言葉を通してその人と対面する。もう死んでる人のはずなのに生々しい。
そんで強い。
「お前は天才か」
と云いたくなるけど、天才だから残ってるのだったわなと思い出す。
で妙に納得する。「なるほど天才だ」って。
724 :
名無しさん@七周年:2007/01/06(土) 01:08:31 ID:aMtRI+uM0
新編 日本古典文学全集〈1〉
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9970363786 頭注+原文+現代語訳。
「三段組の古典」決定版誕生!基本的作品を網羅。
権威ある執筆陣、最新の研究成果。
読みやすい二色刷。
日本最古の書『古事記』は、現代につながる日本語文化の最大の源流と言える。神々と天皇の伝説・物語・歌謡など、
その読み・解釈は、今、新しい研究段階を迎えている。最新の成果をここにお届けする。
『古事記』は、成立年代のはっきりしているものとしては、日本最古の書物である。『古事記』七一二年成立、太安万
侶撰。『日本書紀』七二〇年成立、舎人親王他編集。同じような歴史書がほぼ同年代に成ったのは何故か、また、目
的・意義は何かなど、両書の存在は日本古代史の大きな謎の一つである。『日本書紀』が成立直後から「正史」の扱
いをうけて、読み・解釈の研究対象として多くの記録が残されているのに対し、『古事記』は何故かほとんど忘れ去られ、
江戸時代になって、ようやく本居宣長の登場をまって本格的な研究が行われた。 『古事記』と『書紀』の大きな相違は、
双方とも漢字文字を使いながら、基本的に『古事記』は日本文、『書紀』は中国文であることだ。誤読されない日本文を
漢字だけで表現することに、安万侶の苦心があった。現在に繋がる日本語表現の誕生である。『古事記』には、伝説・
物語・歌謡などを通して日本文化の原点が内在されている。 今、『古事記』研究は、新しい読みと解釈を求めて新段
階に入りつつある。山口佳紀・神野志隆光の校注者コンビは、現在望み得る、最高・最新の『古事記』を読者に提供し
ている。
『朝鮮童謡集』と山野車輪さんのマンガ。両方読むもん。
726 :
名無しさん@七周年:2007/01/06(土) 01:51:56 ID:alALHtkh0
>>528 その系統の本物によってはけっこうむずかしくない?
>>531 と意見が同じ。古典というより何趣味やるにしても名著から入るでしょ。
所詮素人プロの意見きいても意味ないし。
>>534 現代人にかけられた命題はいまそれだよ。あまりにも多さで情報で
溺れているんだ。
バルザックの小説は今も不変的だよ。
ロシアではドフトエスキーが一冊も借りられない図書館があったらしいな
>>683 流し読みしかしてないんだろうな。頭のいい人間は知識自慢はしない。
古典は積み重ねていく楽しみがある切り絵のようにどんどん磨かれていく
感じがいい。古典といっても日本の物語と外国の物語は別のものだ。
まあね。家にかえって楽しいこと惜しんでまで読む必要はないと思うよ。
移動時間の脳のリハビリだし。日常会話がつまらなくなったらたまに
読むだけでOK!
727 :
名無しさん@七周年:2007/01/06(土) 02:37:18 ID:FJUY2vJ60
雑兵物語&おあむ物語を復刻してくれえ・・・
728 :
名無しさん@七周年:2007/01/06(土) 02:41:29 ID:ULqOtgDC0
いまだに岩波中公売ってる本屋は偉いよまじで
若い頃、岩波文庫の『カサノヴァ回想録』では抜けなかった。
フランス書院の『我が秘密の生涯』のせいで赤い玉が出ちゃった。
(´・ω・`)ショボーン
730 :
名無しさん@七周年:2007/01/06(土) 03:04:00 ID:psSQ/z1tO
読み仮名を振る基準がよくわからない
>現在の売れ行きは厳しい
売ってれば買うさ。
732 :
名無しさん@七周年:2007/01/06(土) 03:11:40 ID:ULqOtgDC0
ハヤカワSF文庫も古典に入れるべき
733 :
名無しさん@七周年:2007/01/06(土) 03:25:55 ID:H6/sN07eO
大学生で古典を読もうともしない奴は幼稚だ
社会人になっても古典を読んでる奴は幼稚だ
年寄りになって「最近の若いのは」と言うのはボケだ
因みに「無学」とは「学ぶもの無し」=「極めた人間」の意味な。
735 :
名無しさん@七周年:2007/01/06(土) 03:30:36 ID:ikC55DaDO
古典なんかコテンパンに
コテンコテン。
737 :
◆C.Hou68... :2007/01/06(土) 03:40:51 ID:QqRqunDv0
ニーチェとかあの辺の古典では結構買ってるな。
一昔前の教養主義、乙!
739 :
名無しさん@七周年:2007/01/06(土) 05:06:13 ID:PQ+ydRER0
政治家にしてもそうだな。
理系には不破さんとか志位さんとか鳩山さんとか菅さんとか、論理的で優秀な人材が多く居るのに、
文系は石原とか安倍とか小泉とか、字も読めるのか怪しいクズばかり。
政治家も理系だけに限定すべきだよな。
ここの年齢層はどれくらいだ?
特に山野野衾氏は幾星霜を重ねればそんな知識が身に付くんだ?
おしえて(´・ω・`)
741 :
名無しさん@七周年:2007/01/06(土) 05:22:24 ID:VOR6l0pc0
>>738 古典は実学としても価値がある。
古人の武勇や偉業は励みに成るし、失敗や無残は教訓になる。
人格の涵養には非常にいい。
更に昨今の時代劇、時代小説なんてものも、結局は古典を下敷きに作られた
二次創作物であるし、汲めども汲めども汲み尽くせない創作の源にもなっている。
これなんかはビジネスとして実際的に利用されている。
更には新渡戸稲造の『武士道』、岡倉天心の『茶の本』、内村鑑三の『代表的日本人』などは
20世紀初頭に英語で世界に紹介され、日本文化を広く伝えた。
これらはそのものも古典となって未だに日本入門として用いられているし、そこに引用されて
いる事績はやはりそれ以前の古典に依ったものである。
それらがルーズヴェルトやケネディなどの対日外交に或る程度の影響も及ぼしていて、
日本にとって国益となってきた。
古典は凄いぜ。
742 :
名無しさん@七周年:2007/01/06(土) 05:29:53 ID:yS+ZtLDW0
罪と罰は学校の宿題かなんかで読まされたが糞つまらんかった。
743 :
名無しさん@七周年:2007/01/06(土) 05:31:28 ID:y0aiU9PtO
西遊記は古典と言ってもいいのかな。
初めて呼んだ小説だ。
それから読書にはまった。
744 :
名無しさん@七周年:2007/01/06(土) 05:33:37 ID:ZURMkVeKO
なんかこのスレ気持ち悪いな。
妙なコテまで沸いてるし
本を読んでるだけで人間が成長するとか、ウソだよ。
746 :
名無しさん@七周年:2007/01/06(土) 05:47:01 ID:ktnQDPTMO
>>739 お前が並べた面子をみろ。
結局理系は敬遠されている。要するに論理でオナニーしてんの、理系は。
割と読むけど、ザルみたいにすぐ忘れるし、あんま考えないで読んでるから
身にはなってない気がする
748 :
名無しさん@七周年:2007/01/06(土) 05:54:00 ID:gEmy165a0
まぁ、岩波文庫を読んだ数=教養みたいな時代は終わったわな。
749 :
名無しさん@七周年:2007/01/06(土) 06:00:34 ID:ktnQDPTMO
生きている作家の方がむしろ読みたくない。
まだ文系理系なんていってんの。
哲学持ち出すまでもなく数学強いほうが文系も有利だろ。
くまえり自殺未遂だってなんか哀れ、またCMか。
751 :
名無しさん@七周年:2007/01/06(土) 06:07:33 ID:pmsbscjTO
基本的な古典文庫本は高校の夏休みの宿題で読まされたがね…
752 :
名無しさん@七周年:2007/01/06(土) 06:13:46 ID:I8AYrHrs0
古今東西の偉人と言われてる人はたいがい相当な読書家とされていて、
当然その中には世に言う古典もふつうに読んでいたんだろうな。
岩波文庫がある日本は恵まれてるよ。ジュンクなどで文庫巡りすると
思わぬ出版社から岩波に無いのが見つかって訳も装丁も悪くなくて。
ちくまや中公以外にも最近光文社が出したり、日本の古典文学も
各社が現代語訳を文庫で出していたり。
たまには2chをやめて、本屋巡りしてみるのも楽しいよ。
753 :
名無しさん@七周年:2007/01/06(土) 06:14:13 ID:CYXCcvgq0
なるほど、だからあの作家はまだ生きてるのか
>>753 あの作家ってだれですか、答えられないでしょうけど。
ショウペンハウエル「読書について」おすすめ。
しかし源氏物語は作品として、そして作者の心づもりとしては純文学で間違い
ないんだろうが、更級日記とか読んでると読者は限りなくラノベ的読み方してた
気もするんだよなあ…。
純文学が読みたすぎて身もだえし、手にれた日には舞い上がって「お后様の
位なんかよりずっとこっちの方がいいわ!」って鼻血出さんばかりにミーハー
にはしゃぐ十代の少女ってなんかちょっとなあ。
むしろ憧れの同人作家の新刊ゲトした腐女子に見える。
757 :
名無しさん@七周年:2007/01/06(土) 11:41:55 ID:wbxGMlEI0
本屋泣かせの岩波、今も買取りなんですか。昔は表紙カバーの粉飾を極端に嫌ったが、今はど-よ。
>>702 それこそ受注印刷ぐらいにしないと そのうち wiki souceの翻訳とかに負けるよ
どうでもいいことなんだけどね。
759 :
名無しさん@七周年:2007/01/07(日) 11:44:15 ID:JS/DjU5OO
良スレだな
760 :
名無しさん@七周年:2007/01/07(日) 11:53:39 ID:QBL6vCrr0
>>40 横光利一のこと?
新感覚派だったっけ……?
761 :
名無しさん@七周年:2007/01/07(日) 12:00:28 ID:7BSFU2E70
読みたい人間は、図書館で読む。
需要はそのくらいの規模だろ。
著作権切れの後は、青空文庫に回してくれると有難いが。
762 :
名無しさん@七周年:2007/01/07(日) 12:06:36 ID:WXMIs/lM0
岩波文庫からなにげにとった本で
ショーペンハウアーを知ったから悪口は言わない。
「読書について」は全員に読ませるべき。
新書の殆どが金儲けのための悪書であり、古典こそ良書。
>>756 当時のヲタク共は自分の妄想を発露する手段がなかったわけだしなぁ。
抹香臭ぇ仏教教養書くらいしかなかった時代に、
他人の妄想に触れて妄想の種を増やせるとなれば、そりゃ舞い上がるよ。
古典作品だって、今でもマーケティング次第で相当いけると思うけどな。
実際、実用書としての孫呉が人気を博したりしてるわけで。
ひとまず、よく言われてる「地下室の手記」をニート心理の理解のために!とかどうかな。
ま、解決策なんて欠片も示されてねーからどうしようもないが。
それでもニート抱えてる親御さんに取っちゃ、そこらのTVで垂れ流してる
ニートドキュメント番組なんかより何ぼか身になりそうだ。
岩波新書の『ナポレオン』を古本で100円で買って、読み終えました。
バブーフはバブフと書かれていた。
アッキー・アントワネットのブーム、来るよ。フランス革命ブーム、来るよ。
むかし、富山房百科文庫というのがあったな。
面白そうな本が並んでいたが、文庫自体がなくなってしまった。
>>740 結婚出来そうにないが、さりとて諦めきれる訳でもなく、帰省すれば親の目
が、と言ったところです。
>>756 ただ、彼女自信菅家の子孫という学者の家の出身で、父の孝標はともかく、兄は
『朝野群載』や逸文類に名を留めている文人ですからね。
>>763氏は、「抹香臭ぇ仏教教養書くらいしかなかった時代に」と仰っておいでで
すが、単なる恋愛志向なら、上述の『土佐の大臣』や『伊賀専女』でまかなえた筈。
作者がそれまでに目にしていたような抄本がほとんどで、書籍は基本的に書写本
しかなかった時代、全巻揃った『源氏物語』はとてつもない高級品。
それをわざわざ財力とつてで揃えた伯母の意図は、今でいえば世界名作全集を贈
るようなものだったのでは。
それと、歴史叙述で一番考えなくてはいけないことですが、こうした後年編纂さ
れた著作物というものは、当時よりも編纂した時点の作者の立場を考え、その意
図を見抜く必要があります。
四十を過ぎて改めて日記を書いた作者は、当時既に相応の社会に対する目があっ
た筈。そもそも、書籍出版の無い時代にわざわざ著作をものにして人目にかける
訳ですから、自分が笑われるようなものは描けません。
この辺り、初稿を見られて困った紫式部や清少納言の例を見ても分かる。
学者の家の出身という立場を考えれば、無邪気に少女時代の思い出を語れる立場
にもなかった筈です。体面なしで生活出来る現在とは違う。
私は、当時教養書扱いだった『源氏物語』に幼い頃から魅かれ、諳んじていたと
記すことで、当時の読み手に「流石は菅家の後裔、女子でも只者ではない」とい
う印象を与えたかったのではないかと思うのですが。
紫式部は第一期勧学会に参加した可能性のある藤原為時の娘で、孝標女の兄は第
三期勧学会に参加しており、家職が固定されつつあった時代に、文人という狭い
範囲を考えれば、割と近場に属していたと言える。
(清少納言は少し違いますが、宮仕えに対する感想といい、彼女の思想は紫式部
・孝標女とは好対照をなしていると思います)
幼時からそれ相応のものを読んでいたと、印象付けたかったのでは。
幼時の無邪気さを書いた、老年期の作者の計算というか自慢を感じますね。
『世界名作全集』を贈られて喜ぶなんて、模範的な「良い子」でしょう。
幼時から出来ていただなんて、出来た人物の伝記そのものです。
大体、当時現世利益のために信仰されていた薬師への信仰から始まって、最
後に来世をたのむ阿弥陀への信仰に目覚めるところに集約されるという「私
の人生」譚が出来すぎている訳ですが、事の真偽はともかく、内容は老女時
代の目から取捨選択しているでしょう。
この話を語ったのは、幼女じゃありません。見得も体面もある老女です。
今は無邪気な記述をそのままに受け取れますが、当時はどうであったか。
それこそ孝標女の時代に、宋で言われ始めた「疑心暗鬼」と言われますかね。