【社説】「国とは」を問い直すとき 自由、平和、人権という価値は疑わしいもののように扱われている

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2来年は丑年です!! (゚Д゚)b φ ★
>>1の続き

*若者はなぜ右に傾くのか
 昨年八月十五日、小泉純一郎前首相が靖国神社を参拝した。その直後にNHKが
番組で実施したアンケートが、若者の意識を映し出した。
 五十歳代と六十歳以上では賛否が拮抗し、二十−三十歳代では賛成が72%に上った。
事前の各種調査では反対が賛成よりやや多かったが、首相の参拝映像が流れて支持が
逆転し、中でも若い層が突出した。
 格差を生んだ小泉改革の被害者の若者が前首相を熱狂的に支持した。
 保守思想に詳しい北大公共政策大学院の中島岳志助教授は、黒人の抵抗から生まれ、
いま若者たちに人気の音楽ヒップホップを例に、右に傾く若者の精神構造を説明する。
 日本のヒップホップの特徴は一部でナショナリズム肯定がうたわれていることだ。
ここにはかつてのヒッピーに通じる意識があるという。
 ヒッピーは近代文明を拒み精神的価値を求めた。
今も若者は体制に反発し、精神的なものを求めている。
 が、それを受け止める文化がヒッピーを生んだ左の側になく、
民族や伝統など精神の尊重を唱えるナショナリズムに接近しているという。
 「右」の考えに違和感がない若者に、前首相の靖国参拝は常識に挑んだ象徴と
映ったのではないか。

続く
3名無しさん@七周年:2007/01/01(月) 15:15:14 ID:hwrQZfwi0
何かMPO思い出した
4来年は丑年です!! (゚Д゚)b φ ★:2007/01/01(月) 15:15:19 ID:???0
>>2の続き

*それぞれで異なる郷土愛
 政権運営がまずいために安倍内閣の支持率は低下している。
しかし、首相の保守的な国家観は、不安を強める社会に受け入れられやすい。
 首相は、著書「美しい国へ」で、生まれ育った国を自然に愛する気持ちをもつべきだと説き、
国に対する帰属意識は郷土愛の延長線上に育つと強調している。伝統、文化、歴史の尊重が
重要だとも言う。
 郷土を愛する気持ちは多くの人が自然にもっている。しかし、その感情は「国を愛すること」
に一足飛びに結びつくものなのだろうか。
 「国」という言葉は幅広い。「お国なまり」は郷土を指す。近代的な国家という考え方なら
明治以降に形作られた。国についてはさまざまなとらえ方があり、考え方がある。
 言えるのは、歴史と文化を同じくすることが国の条件だとは決め付けられないということだ。
 日本には沖縄の人びとやアイヌ民族、在日韓国、朝鮮人がそれぞれの歴史や文化をもって
住んでいる。一つ一つの地域ですらそれは違う。郷土愛もそれぞれであり、多様な存在を含めて
国があると言える。
 改正教育基本法は「伝統と文化の尊重」と、それをはぐくんだ「我が国と郷土を愛する」ことを
教育目標に掲げる。伝統・文化を国が認定し国を愛せと教えることは、異なる考え方の排除に
つながりかねない。
 これは杞憂だとは言えない。靖国参拝に反対した自民党の加藤紘一氏の実家が放火され、
昭和天皇発言を伝えた新聞社に火炎瓶が投げつけられた。
が、当時の小泉首相、安倍官房長官には言論を脅かすテロを積極的に非難する姿勢はなかった。

続く
5名無しさん@七周年:2007/01/01(月) 15:15:23 ID:8Kjzbu2T0
初2
6来年は丑年です!! (゚Д゚)b φ ★:2007/01/01(月) 15:15:28 ID:???0
>>4の続き

*憲法をめぐる重要な岐路
 国とは何かを考えることは憲法を考えることだ。安倍首相は在任中の憲法改正を明言している。
次の国会で改正のための国民投票法成立をめざす。改憲の動きは加速する。
 自民党が一昨年まとめた憲法草案は、戦争放棄を定めた九条改正と並んで国をめぐる記述が焦点だ。
 草案前文は「帰属する国や社会を愛情と責任感と気概をもって自ら支え守る」ことが国民の
責務と記す。
 権利と義務の項では「自由と権利には責任及び義務が伴う」とし、「公益及び公の
秩序に反しないよう自由を享受し、権利を行使する」ことも国民の責務だとしている。
 近代立憲主義で憲法は、歴史的にみて独断専行に陥りやすい国家に、守らなければならない
人権の尊重や、してはならないことを規定し命じるものだと理解されている。
 自民党草案は現行憲法が基づくこの理念を退け、国が国民に責務を課して秩序を回復しようとしている。
 これでは、国の方針以外は認めない窮屈な日本にならないか。めざすべきは多様な考えの人びとが
共に生きる国だろう。今が重要な岐路である。世代を超えて「国とは何か」を考えたい。(5回掲載します)

以上
7名無しさん@七周年:2007/01/01(月) 15:15:47 ID:3o73CXCf0
小泉がそうであった以上に安倍は資本家階級のためにあることを最もよく示すものが経済財政諮問会議だ安倍と御手洗
冨士夫日本経団連会長を中心に反労働者的な政策の方向を次々と打ち出し安倍政権になって出席閣僚や4人の民間議員の
顔ぶれは一新された新たに民間議員になったのは御手洗の他に丹羽宇一郎伊藤隆敏八代尚宏だ
民間と言っても資本家階級の代表とその提灯持ちの学者だけだ丹羽は経済同友会の政治委員会委員長であり地方公務員の
人件費3割削減能力主義成果主義賃金の導入など地方公務員制度改革への10の提言昨年11月を打ち出した中心人物である小泉奥田
体制の下で経済財政諮問会議が資本家階級の利益追求に絶大な力を発揮した事を総括経団連は御手洗会長になってから
内部に経財諮問会議の専門チームまで新設した国家予算の基本的枠組みや中長期の経済財政政策など重大問題が国会とは
全く別の所で政府と財界代表と御用学者の会議で決定されている労働者を煮て食おうか焼いて食おうかがここで議論
されている議会制民主主義を否定解体する暴挙だ初の経財諮問会議は今後の政策の基本として経済成長重視路線を進めていくことを確認した一握りの財界=資本家階級が莫大な利益を上げることを
国家の最優先政策とし労働者人民は其の為に犠牲になれということだ経済成長の重視が今日の帝国主義の
危機の時代には労働者階級を貧困失業不安定雇用化過労死過労自殺に叩き込むしかないことはこの間の現実が
はっきり証明した10月24日の会議では民間議員が今後2年間に取り組む7大重点改革分野を示したグローバル化への対応と称して社会保障切り捨てや税制改悪労働法制改悪公務員リストラ国内農業切り捨て医療制度改悪など労働者階級の生活と権利を
破壊する項目の羅列である八代尚宏は小泉政権の時の規制改革民間開放推進会議の委員でありタクシー業界などの
規制緩和労働法制改悪を行った御用学者だ正社員と非正社員の均衡処遇のためには賃下げや解雇の自由化など正社員の労働条件を一方で引き下げることが必要になる規制改革会議の意見書と主張する極悪の人物経財諮問会議が
重点的に取り組む7大改革分野の一つには労働市場の効率化労働ビッグバンがある安倍政権が労働者階級に攻撃を集中してくることを示している団結を固め階級的労働運動を大きく前進させ経財諮問会議を安倍政権諸共ぶっ飛ばそう