【社説】「美しい国」の一年、「美しい国」に見えたか 看板とは裏腹に「美しからざる光景」ばかり
空前の収益が偽装請負満展開労働者階級ワーキングプア状態叩込み実現されたことが社会的暴露弾劾されている張本人キヤノン御手洗
経済財政諮問会議で請負法制無理があると言放ったキヤノン違法行為認めて謝罪なく逆に法律を現実合わせろ開き直ったまさに法律は
自分の為と言わんばかり勝手気ままな言い草資本家が今あるブルジョア法すら守らないなら労働者階級法律縛られる必要ない
資本家階級を打倒する革命をやるだけだこの日は安倍になってから初めてだった安倍発足合わせて民間委員4人総入れ替え、5月に
奥田の後継経団連会長御手洗は経済財政諮問会議で奥田の後を継いで委員御手洗が最初の場でこのような主張した御手洗は会議で
現場で雇っている方が教えるのは当たり前法律遵守するのは当然請負元が指揮してはいけないでは請負法制に無理があり過ぎるこれを
是非見直してほしい主張したこれは問題のすり替えである。今問題になっている「偽装請負」は、労働者の権利を守れないからと禁止
されていた製造業への労働者派遣が04年3月の派遣法改悪で解禁されたにもかかわらず、一定期間派遣労働したら派遣先に雇用義務が
生じるという派遣法の規定が資本にとってじゃまなので、引き続き脱法的に請負を装っていたことから生じている問題なのだ。その証拠に、
御手洗は、「今の派遣法のように3年経ったら正社員にしろと硬直的にすると、たちまち日本のコストは硬直的になってしまう」とも主張
請負法制だけでなく派遣法も改悪しろというのだ。必要なのは「偽装請負」を派遣に置き換えることではない。派遣も請負も廃止して、
すべての労働者が正社員として働けるようにすることなのだ。サービス残業」や「偽装請負」の横行を見ても分かるように連合中央や
全労連中央が闘わない中で、労働者の権利はまさに「絵に描いたもち」の状態だ。それどころか、現実に法律を合わせると称して労働法制の改悪が、
8時間労働制の解体や、終身雇用制を解体する派遣法などの制定として80年代中期以降進行してきた。今回の御手洗発言は、さんざん
戦後労働法制を改悪してもまだ足りないと、労働者階級を19世紀初頭の「工場法以前」の状態にたたき込もうという攻撃なのだ。
「法律を現実にあわせろ」という御手洗をぶっとばし、労働者の権利を権利として貫くためにも動労千葉のような闘う労働組合の復権が必要だ。