★松岡農水相1300万円受領 自民・鳥インフル対策担当時 養鶏業界大手から
2004年に山口県で、国内では79年ぶりに発生した鳥インフルエンザは、
05年にも茨城県を中心に連続的に発生し、養鶏業界に大きな打撃を与えました。
その養鶏業界から、昨年、自民党の鳥インフルエンザ対策本部事務局長だった
松岡利勝農水相の政治団体が、1年間で約1300万円の資金提供を受けていたことが
わかりました。
松岡氏が代表を務める自民党熊本県第三選挙区支部と、同氏の資金管理団体
「松岡利勝新世紀政経懇話会」の政治資金収支報告書(05年分)によると、
「支部」は、大手養鶏企業はじめ十社から計582万円、「懇話会」は、
日本鶏卵生産者協会の役員ら計11人から計426万円の献金をそれぞれ
受け取っています。
また、「懇話会」が開いた政治資金集めパーティー「21世紀を語る会」の
パーティー券を、業界団体の役員が経営する二社が計140万円分、
日本養鶏政治連盟が150万円分、それぞれ購入しています。
日本養鶏協会など業界団体は昨年、感染の拡大を防ぐために、
鶏へのワクチン早期使用などを求める要請を農水省に何度も行っています。
松岡農水相は、林野庁OBの農水族で、農水政務次官、同副大臣を歴任し、
安倍内閣で初入閣しました。同氏のホームページによると、昨年、自民党の
鳥インフルエンザ対策本部の事務局長として、茨城県内で鳥インフルエンザが
発生した直後の昨年6月30日、「日本鶏卵生産者協会の方々からの要請」が
あったとしています。
業界団体の要請と、業界からの献金について、
関連があるのではないか、との本紙の問い合わせに対して、
松岡事務所は、「ご指摘の点は一切関係ございません」としています。(以下略)
しんぶん赤旗
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-12-23/2006122315_01_0.html