石原慎太郎都知事(74)に新たな疑惑が浮上だ。03年に公費で海外出張していた
ことが発覚した画家の四男(40)が、04年1月にスイス・ダボスで開かれた知事主催
のパーティーにも税金で同行していたのである。
共産党都議団と都の話によれば、パーティーでは太鼓パフォーマンスが披露され、その
舞台背景の鏡板の制作に四男が関わっていたという。
(中略)
都の幹部が都参与に送ったメールには、「契約の中に鏡板制作費を盛り込む。鏡板は○○
さんから四男に制作発注してもらいます。四男の旅費も含めて」という一文があるのだ。
それにしても、石原知事の公私混同はメチャクチャだ。税金2億4000万円を使った豪華
海外視察(過去15回)のうち、4回は典子夫人が同伴していた。
「ダボスでの舞台制作を四男に依頼した太鼓演奏者は、都参与と親しい間柄だったと聞いて
います。四男の所在ですか?現在は海外に行っているため、連絡が取れません」(都生活文化局)
石原知事には「都政の私物化だ」などと批判が殺到しており、都議会関係者からは早くも
こんな声がささやかれている。
「石原氏は来年4月の都知事選に出馬を宣言していますが、さすがに3選目は断念せざるを得
ないかもしれない。高齢だし、全国で相次ぐ知事の不祥事の背景には、多選の弊害も指摘され
ていますからね」
“太陽の季節”はとっくに過ぎ去っている。
■ソース(日刊ゲンダイ)【2006年12月6日掲載記事】(中略部分はソースで)
http://news.www.infoseek.co.jp/gendainet/society/story/09gendainet02029650/