>>4続き
「天皇なんてもう要らないんじゃないですか。天皇なんてのは民間の邪魔になるだけでしょ?」
と聞く二人に“美智子皇后”は、
「あら、アタシは民間から上がったのよ」と、応える。
中山女史が、
「そもそも天皇になれるのが直系の男子だけという方がおかしいでしょ? 男でも女でも、長子がなれるように
すべきじゃないでしょうか。それで、ハタチぐらいになったら、本人の意志で天皇になりたければなり、
なりたくなければ一般人になってそれで終わり。普通の市民のように選挙権も持てるようにすればいい。
そうしていけば、天皇家というウチはなくなります」
と、持論を展開。
すると、矢崎氏が、
「そう言えば、今日はご主人が来てませんね?」と“美智子皇后”に尋ねる。
「ハイ」
「どこか悪いの?」
と、矢崎氏。
「ハイ。知っての通り、病でございまして。マエタテセン?じゃなかった、えーと、あ、そうそう、
前立腺を悪くしまして。あまり芳しくないのですよ」
「それはご心配でしょうねえ」
「そうなんです」
そんなやりとりが続いた後、突然、矢崎氏が、
「それであっちの方は立つんですか?」
と、聞く。
“美智子皇后”は面食らいながら、
「私の記憶では……出会いのテニスコートの時は元気でございました」と、応える。