・埼玉県戸田市では、教育長が君が代斉唱の際に起立しなかった保護者が誰なのか調査に
乗り出す方針を打ち出し、その後、猛反発を受け撤回する事態となりました。
<卒業・入学式で、各学校でどの程度起立しない保護者や来賓がいたか伺います。教基法の
改正も叫ばれ、日本を愛する心を育む教育をという声が大きくなっている昨今であす>(戸田市議会:6月13日)
これは、今年6月13日に埼玉県戸田市の市議会で実際にかわされたやりとりです。
<放置すれば、教育現場から教育の崩壊へとつながり、ひいては日本国家の崩壊につながり
かねない、ゆゆしき問題であります>(民主党 高橋秀樹 市議)
<教委といたしましては、参列している保護者・来賓すべての方々に対し、開式、起立後に国家
斉唱をお願いしています>(伊藤良一 教育長)
民主党市議の高橋秀樹氏が、卒業式の君が代斉唱の際に起立しなかった保護者らがいたことに
ついて、伊藤教育長の認識を質しました。
<日本だけですよ、こんなバカなこと言ってるのは。どこの世界でも国旗や国歌に敬意を表する、
尊敬するまなざしや気持ちがなかったら、国家として成り立たないでしょう>(高橋市議)
<私も高橋議員と同様に腹が煮えくりかえるほど怒っています。もし事実だとするならば、
少なくとも来賓の方であれば児童・生徒の範となるべき方です>(伊藤教育長)
さらに高橋市議は、起立しなかった者への厳しい対応を迫ります。
<教育長、そこの認識が足りないんですよ。どういう事実があったか調査しますか?>(高橋市議)
<教育委員会としては、もちろん調査します>(伊藤教育長)
誰が起立しなかったかを個別に調査するという教育長の方針に対して、市民団体などが個人
情報保護条例に違反するとして猛反発。結局、教委は調査を断念しました。
「生徒という、ある種、無抵抗な者に押しつけることの危険性がよく分ってないというか。
(教育長は)変な愛国心教育がされないようにする抵抗ではなく、推進の道具になっている」
(評論家佐高 信さん)(一部略)
http://news.tbs.co.jp/part_news/part_news3425425.html ※前:
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1163636600/