【ネット】名前で検索すれば、往々に一般人と言いがたい運動家が判明する場合も 世間のメディア検証能力が飛躍的向上を実感

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1春デブリφ ★
 自分や知人の名前をグーグルで検索してみた経験のある人は多いだろう。予想もしなかった
ようなさまざまな情報が集まって、嘆息した覚えのある人も少なくないかもしれない。市井の
無名人についても、ネットに転がっている断片的な情報を拾い集めるだけで、どんな人物か
だいたい分かる場合もある。一昔前は興信所に依頼していたような、ちょっとした経歴調査が、
いまやちょっと気が利く人間なら誰にでも可能になったといえる。

 新聞の投書欄などに「一般市民の声」として、あまり一般的とは思えない政治的アピールを
よく投稿している人々も、その手法でちょっと検索をかけてみると、まあ往々にして一般人と
は言いがたい運動家の方であるのが判明したりする。その人がいつもどんな活動をしているのか、
いざ明白になってしまえば「あなたに市民の代弁者面されるのは困る」ということになるわけで、
説得力が甚だしく削がれてしまう。

 さて、某紙佐賀支局の記者が、先日同県で開かれた「第26回全国海づくり大会」について
「天皇と皇后が来る意味は何ですか」「その金を弱者に回しては」などという愚問で延々と噛み
付く様子が、同県庁のサイトで会見動画として配信され、あちこちの掲示板やブログで話題を
呼んでいる。この記者の名前を調べてみると、以前からかなり政治的にアクティブなお方だった
ようで、その活動歴がまた火に油を注いでいる状況だ。
 過去にその記者がどんな記事を書いており、どういう団体にコミットしているのか。現在は
そうした情報が蓄積され、広く共有されるようになった。世間のメディア検証能力が飛躍的に
向上しているのを、確かに実感させられた一件だった。

■ソース(産経新聞・iza)(磨)
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/25926/