【調査】 報道の自由、日本は51位にダウン…"ナショナリズム高揚してるし、記者クラブあるから"★3
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名無しさん@七周年:
647 名前:文責・名無しさん 投稿日:04/03/16 19:44 ID:M9Xm16e8
こうした露出と隠蔽の使い分けが、今回の日本政府のイラク自衛隊派遣の報道規制にも明らかに見られる。オランダ軍宿営地のゲート付近で行った「記者ブリーフィング」をテレビカメラで撮影、
人工衛星を使って東京・市ヶ谷の防衛庁陸上幕僚監部へ生中継し、テレビ局への映像提供も検討しているなど、政府は「見せる」ことに意欲的だ。しかし見せる一方で隠す措置もとられており、
たとえば先の記者証供与の条件には「隊員・家族等に関する、本人を特定できる個人情報(肖像を含む)を除く」とあり、死体映像の報道を規制できる立場が担保されている。
ただ、この記者証の強制力を使わずとも、視聴者は日本政府が見せてくれる映像に目を奪われ、マスメディアもその報道に終始してしまうかもしれない。そこでは視聴者は見たいものを見ているし、
メディアもそれを見せているのだが、それが結果的に情報操作につながる。こうして、まさにディーバー・システムが見事に機能した状況が導かれてしまえば、「国民の知る権利」の侵害やジャーナリズム
の権力への監視機能うんぬんをいかに強調しようとむなしい。